極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

帝國のロングマーチ Ⅶ

2016年06月03日 | 世界歴史回廊

    

  

      日本人の欠点は、物事をなんでも『役に立つかどうか』で表面的に判断し、役に立たないことはや
      りたがらないことだと思います。そして誰もが自分のやっていることは、世の中の役に立っている
      と思い込んでいる。往々にして、他人からすると傍迷惑なだけですが。だいたい人の人生が有意義
      か無意義かなんて、誰に決められるんか。本当は他人の目を気にしているだけで、自分がないんで
      すね。
 

                                        

                               Takaaki Yoshimoto 25 Nov, 1924 - 16 Mar, 2012    

 

  

● 折々の読書  『China 2049』28    

                                  秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」     


                                                    マイケル・ピルズベリー 著
                                                    野中香方子 訳   

 ニクソン政権からオバマ政権にいたるまで、米国の対中政策の中心的な立場にいた著者マイケル・ピルズベリーが
自分も今まで中国の巧みな情報戦略に騙されつづけてきたと認めたうえで、中国の知られざる秘密戦略「100年マ
ラソン( The Hundred-Year Marathon )」の全貌を描いたもの。日本に関する言及も随所にあり、これからの数十
年先の世界情勢、日中関係そして、ビジネスや日常生活を見通すうえで、職種や年齢を問わず興味をそそる内容と
なっている。 
   

 【目次】

  序 章 希望的観測
 第1章 中国の夢
 第2章 争う国々
 第3章 アプローチしたのは中国
 第4章 ミスター・ホワイトとミズ・グリーン
 第5章 アメリカという巨大な悪魔
 第6章 中国のメッセージポリス
 第7章 殺手鍋(シャショウジィエン)
 第8章 資本主義者の欺瞞
 第9章 2049年の中国の世界秩序
 第10章 威嚇射撃
 第11章 戦国としてのアメリカ
 謝 辞
 解 説 ピルズベリー博士の警告を日本はどう受け止めるべきか
     森本敏(拓殖大学特任教授・元防衛大臣)   

   

    第6章 中国のメッセージポリス    

                                   樹上開花-樹上に花を開す

                                  『兵法三十六計』第二十九計   

  彼女は、中国政府がいかにして国民の政策への批判を日常的に監視(そして抹殺)しているかを教えてく
 れた。特別なメッセージを考案する際にはタカ派とハト派の衝
突がしばしば起きた、と彼女は言う。これは
 ホワイトがもたらした情報と一致した。

  ホワイトによると、1980年代、タカ派が共産党の宣伝局を掌握し、国内の聴衆に向けてアメリカをど
 れほど悪党として描くかをめぐってハト派と論争していたそう
。彼らは海外の大使や中国の諜報機関から
 フィードバック情報を集め、一睡のフィ
ードバック・ループの中でメッセージを調整し直すようにしている
 という。


  ミズ・リーによると、その作戦には120億ドルの年間予算が充てられ、党の常務
委委会によって運営さ
 れていた。メンバーは毎週、北京の密室で集まり、多くの時間
を費やして、宣伝システムに流すメッセージ
 を作成した。そのシステムには、中国の
新聞、テレピ番組、海外で出版された雑誌、それに、中国のインタ
 ーネットが含まれ
た。この作戦のもう一つの部門は、党の本部がある地区から道路を隔てたところを拠点と
 する秘密組織で、1000人以上のスタッフが働いていた。そこは「統一戦線工
作部」と呼ばれ、独自に情
 報を収集し分析している。わたしは1999年にそこを訪
れた。責任者はわたしに、当組織の関心は「国内」
 問題にある、と言った。当時のわ
たしたちは、その衷の意味を理解していなかったが、中国の指導者が直接
 管理するこ
の集団は、確実に「正しい」メッセージだけが、まずは国内へ、そして海外へと発信されるよう
 にしようとしているのだ。このことは、中国のプロパガンダの多くが、中
国人にはわかるが、外国人にはわ
 からない奇妙な諺やスローガンを伴っている理由を
説明するかもしれない。

  このプログラムの成果としてミズ・リーがまず挙げたのは、中国とアメリカとの貿易正常化と、中国の世
 界貿易機関(WTO)への正式加盟を決めた2000年の米議
会投票への影響だった。いずれの決定も、中
 国経済を大いに後押しした。この件に関
して中国の戦略は、国内でも国外でも、中国に社会主義経済を放棄
 するつもりはまっ
たくないという情報を打ち消し、代わりに、中国のハト派の改革論者は自由市場への移行
 を望んでおりそれが成功しそうだ、とほのめかすことだった。疑い深いアメリカ
議会を味方に引き入れるに
 は、どうしても必要な戦略だったのだろう。

  
彼女が示した次の例は、ダライニフマのチベット帰還を巡る交渉で、ピル・クリントン大統領が圧力をか
 けようとするのを中国が回避したことだ。中国は、ダライニフ
マの政治的要求を誇張し、また、彼を「僧衣
 をまとったジヤッカルーと呼ぶことで、
宗教的指導者ではなく政治家なのだというイメージを強め、別の人
 間をチベットの指
導者の地位に据えようとした(注15)。

 China to meet Dalai Lama aides amid Tibet tension

  三つ目の例として彼女は、中国の人権活動家や、亡命した元上級官僚へのアメリカの支援を、中国政府が
 どのように妨害したかを詳しく語った。以上、三つの事例のうち、最も成功したのは、中国のWTO加盟を
 決める投票の操作だった、と彼女は言った。

  ミズ・リーの説明を聞いて、わたしたちは大いに驚いたが、アメリカ政府の内外には、中国がアメリカ議
 会とホワイトハウスに手を伸ばしていることを疑う者もいた。しかし、上院議員のフレッド・トンブソンと
 ジョン・グレンが率いた1996年の調査では、アメリカの政治プロセスに直接影響を及ぼそうとする中国
 の試みが明らかになった。「ザ・プラン」と呼ばれるその計画では、アメリカの選挙資金法を無視して、中
 国の現金が直接、親中派の選挙活動費に投入された(注16)。2000年3月、FBIとCIAによる、機
 密扱いでない議会宛ての報告書には、北京は「世界の中国観を……監視し、それに影響を及ぼしている」と
 記されていた。その報告書によれば、中国は、「中国の利益に影響する国の動きと重要人物に関する情報」
 を集めようとしており、「アメリカの諜報機関への潜入を重要な目標としている(注17)」。ミズ・リーに
 よると、2000年までに中国は、アメリカの政治家への違法な選挙資金の提供をやめたそうだ。上院の調
 査を受けてのことだ。しかし、アメリカの政治を操ることをあきらめたわけではなく、別の合法的な方法を
 見つけたのである。中国のメディアやシンクタンクからワシントンにいる復中派に送られるメッセージを操
 作し、好ましくない思想を排除したり、覇権国を警戒させそうな情報を流さないようにしたりするやり方だ。
 ミズ・リーの説明は、わたしたちが考えていたよりはるかに中国が有能であることを示していた。

  Books: The China Threat - How the People's Republic Targets America, Bill Gertz

  ミズ・リーによると、中国は何年もかけて、自分たちに都合のいいメッセージを発信する程度に応じて、
 外国の重要人物をさまざまなカテゴリに分類したそうだ。主要国の中国大使館は、これらの人々を追跡する
 ための「友愛委員会」をつくり、主な政治家、財界指導者、メディアで影響力のある人物を評価し、「友好
 的」から「敵対的」までのランク付けをした。そして特に友好的な人物を中国の「親友」と呼んでいる。ア
 メリカの「親友」のリストには、多くの学者、政府官僚と元政府官僚、それに両政党の国家安全政策アドバ
 イザーが含まれている。 ウィリアムC・トリプレットニ世は上院外交委員会の前顧問で、中国に関する2
 冊の本を共著し、アメリカの親中派を表す「レッド・チーム」という新しい言葉をつくった,実際のところ、
 レッド・チームの大半は、人民解放軍の共産党的本質を理解できていないか、あえてそれを無脱しているか
 のどちらかだ。レッド・チームに対抗するグループを、トジプレットは「ブルー・チーム」と名づけた。親
 中派とのイデオロギー上の戦いに巻き込まれた人々である。当然ながら、レッド・チームというレッテルを
 貼られた人々は憤慨し、中国の傀儡であることを否定する。彼らは、中国政府は彼らにも、他の誰に対して
 も、嘘をついていないと断言する。

  中国政府が国内のメディアに通達した公式な手引きが強調するのは、「レッド・チーム」のメンバー、つ
 まり、中国政府の描写によれば、「中国と親しく」「中国のPRにおける良い助手」になれるアメリカ人を
 支援しなくてはならない、ということだ(注18)。中国政府はアメリカで「良い助手」をたくさん見つけて
 いた(注19)。彼らは中国へ招待され、さまざまな指導者や学者との面会を許され、メディアで賞賛され、
 いくつかの事例では、仕事の契約や投資の機会を与えられる,対談の相手は、アダム・スミスやトマス・ジ
 ェフアーソンについて情熱的に語り、外国政府や国内の反体制者から強い圧力や批判を受けたら中国はひと
 たまりもない、と嘆いてみせる。言いたいことははっきりしている,中国は脅威ではない,中国が平和的に
 成長し、大国になるのをアメリカは支援すべきである、ということだ,

 "A Contest for Supremacy" by Dr. Aaron L. Friedberg

  北京の官僚は、アメリカのある腫の中国専門家を、中国政府の代弁者として重複している。そのことはわ
 たしもよく知っている。というのも、わたし自身、かつてはレッド・チームのひとりだったからだ。もっと
 も、その言葉ができるずっと前のことだ。当時、わたしたちはチームの他のメンバーとほぼ面識があり、全
 員を集めても、標準的なホールがかろうじて埋まる程度の人数しかいなかった。現在も中国は比較的容易に、
 アメリカ人の議論や著作物を監視し、誰が仲間で、誰がそうでないかを決めている。そして中国の指導者は、
 十分な数の学者に影響を及ぼすことができれば、その人々の見解は、中国政府に詳しい専門家を探している
 他の学者、アナリスト、政策立案者、記者に広まることをよく知っている。

  中国は多くの方法を用いて、アメリカの思想や意見の中心部に到達している。ハーバードの歴史家、ロス・
 テリルはそのプロセスを詳述する。「中国とのビジネスで成功しているアメリカ人と、中国を研究するアメ
 リカの機関は共存関係にある。中国にすばらしいコネを持つピジネスマンは大金を持っており、中国での調
 査資金を必要とするシンクタンクにとって、寄付の申し出を辞退するのは難しい(注20」
 
  中国の企業はアメリカのシンクタンクや大学に多額の寄付をし、中国政府の見解を支持する中国政策研究
 を資金面で支えるようになった。それは、共産党政治局が糸を引く巧みな情報操作の一環であり、マラソン
 の勝利に大きく影響するはずだ,

  協カ者をさらに増やすため、2004年、中国政府はさらに巧妙な作戦を開始する,それは世界中に孔子
 学院を設立しはじめたことだ。中国政府がその組織をいかに重複しているかは、国務院副総理で、女性で初
 めて中央政治局のメンバーとなった劉延束をトップに据えたことを見ればわかる。孔子は、親切で充足して
 いる中国のイメージを伝えるには完璧な象徴だ。西洋人が「孔子学院一という名を聞いて思い浮かべるのは、
 賢明な格言で知られる、思慮深く温和な哲学者、孔子である。 

  公式には、孔子学院は、その国の人々に中国語と文化を学ぶ場を提供しており、しばしば地元の大学と協
 力 している。しかし、彼らは中国の歴史の上塗りも行っており、中国は孔子を文化理解の案内人と見なす
 平和主義の幸福な国だ、というイメージを外国人に植え付けようとしている。学院では、孫武の『孫子』を、
 非暴力を説く物語として再解釈することが奨励される,学生は、誠実で尊敬すべき行動をとる幸福な孔子一
 門や文化的英雄の物語を大いに楽しむ。平和主義と誠実さが、中国文化の軸として強調される。中国政府の
 ウェブサイトの広告によると、学院は「中国と世界の国々との友好と協力を強化する架け橋であり、世界中
 で熱烈に歓迎されている(注21)」。



Critics Worry About Influence of Chinese Institutes on U.S. Campuses

  過去10年間に、学院は世界中の350の大学で歓迎され、その中にはスタンフオード大学、コロンビア
 大学、ペンシルヴァニア大学も含まれる(注22)。中国がアメリカヘの接近を重複している証拠に、世界の
 孔子学院の五分の一はアメリカにある(注23)。他の固より4倍も多い(注24)。「財政難の大学の運営者
 にとって、学院は天の助けのようなものだろう」と、2012年、ニューヨーク・タイムズは報じた。
 「教科書と北京で訓練を受けた語学教師が無料で提供されるだけでなく、管理者の給料や公的イベントの資
 金も中国側がもってくれる(注25)のだから」 大学は数十万ドルを受け取り、さまざまなブログラムに必
 要なら、さらに多くの資金が提供される。その資金はすべて「漢榊(訳注*国家対外漢語教学指導小組弁公・
 M)」から出資されるが、ある出版物によれば、漢辨は「教育大臣が統括する中国政府の一部門」で(注26
 )、劉延束を長とし、12の省庁と委員会に属する上級官僚が管理運営している。「率直に.言って、漢聯
  は外国人を教育するための党が経営する組織だ」と、ネーション誌の記事は解説している(注27)。
 



Rectification of statues Confucius as soft power, but the message gets confused at home

  2011年、中国政府の英字新聞チャイナ・デイリーは、ニューヨーク・タイムズに2ページの広告を載
  せ、学院の利点を大げさに宣伝し、学院は「総力をあげて、外国人学習者の要求を満たし、多文化圭義の発
 展に貢献する」と主張した。その広告によれば、学院は「文化とコミュニケーションに関するプログラム作
 成に集中し、イデオロギーに関する内容は避ける」としている(注28)。これは、真実ではない。
   マウント・ホリヨーク大学の中国文学教授、ジョナサン・リップマンは、こう警告する。
 「孔子学院は、わたしたちが欲する商品、つまり中国語学習の機会を売り歩くことによって、アメリカの学
  会に中国政府を強引に持ち込んでいる(注29
)」 同様に、マイアミ大学のある教授は、「中国の気前の良
 さは条件つき」だということに気づく。
 「ダライ・ラマについて語ったり、ダライ・ラマを大学に招待したりするのは厳禁だ。チベット、台湾、中
 国の軍備増強、中国の指導者内での派閥争いべて、触れてはならない話題だ(注30)]

  これらはすブルームバーグ・ニュースが報じたように、「中国政府と密接な関係にある北京の組織が、ス
 タンフオード大学に、孔子学院の設立資金と教授の給7として400万ドルの支援を申し出たとき、1つの
 警告が付されていた。教授はチベットのようなデリケートな問題について語ってはならないというものだ(
 注31)」,シドニー大学は、オーストラリアで最も評価の高い大学の一つだが、中国との結びつきと、孔子
 学院のための資金供給が断たれることを恐れ、予定されていたダライこフマの訪問をキャンセルし、厳しい
 批判を受けた(注32)。

注15.Nick Mulvennev,“China to Meet Dalai Lama Aides amid Tibet Tension.” Mail & Guardian,April 25,2008, 以
    下のサイ トで入手可能。http://mg.co.za/article/2008-04-25-china-to-meet-dalai-lama-aides-amid-tibet-tension
注16.Brian Duffy and Bob Woodward、 “FBI Warned 6 on Hill About China Money. ” Washinton Post, March 9, 1997,
    以下のサイトで人手可能。https://www.washingtonpost.com/archive/politics/1997/03/09/fbi-warned-6-on-hill-abo
           ut-china-money/5445c4ea-d24b-4007-818c-21a675322519/

注17.Bill Gertz,The China Threat: How the People's Republic Targers America(Washington,DC: Regnery, 2000),45.
注18.China's Propaganda Influence Operations, Its Intelligence Activities That Target the United States, and the Resulting
           Impacts on U.S National Security: Hearing Before the U.S.-China Economic and Security Review Commision, 111th
           Cong. 88(Apr. 30. 2009),statement of Dr. Jacqueline Ncwmyer, President and CE0,Long-Term Strategy Group,
           Cambridge, MA, 以下のサイトで入手可能。
           http://origin.www.uscc.gov/sites/default/files/transcripts/4.30.09HearingTranscript.pdf.  2009年2月、Reference News
           (Cankao Xiaoxi)の記事より引用、American open Source Center 翻訳によるニューマイヤーの言葉。
注19.Friedberg,Contest for Supremancy, 194-95.
注20.Chaina's Propaganda and Influence Opereation, Its Intelligence Activities That Target the United States, and the 
           Resulting Impact on US National,Security: Hearing Before the US-Chain Econmic and Security Review Commission
           111th Cong. 67(Apr. 30,2009).statemcnt of  Dr. Ross Terrill, associate in rescarch,John K. Fairbank Centcr for
           Chinese Studies, Harvard univcrsity,Cambridge,MA,以下のサイトで人不可能。
           http://origin.www.uscc.gov/sites/default/files/transcripts/4.30.09HearingTranscript.pdf
注21.Confucius lnstitute/Classroom website, 以下のサイトで人手可能。http://english.hanban.org/node_10971.htm.
注22.D.D Guttenplan,“Crities Worry About lnnuence of Chinese lnstitutes on US Campuses, ”New York Times, March
           4, 2012,以下のサイトで入手可能。
    http://www.nytimes.com/2012/03/05/us/critics-worry-about,innuence-of,chinese-institutes-on-us-campuses.html?page
    wanted=all&_r=0
.
注23.“China’s Confucius lnstitutes: Rectiflcation of Statues,” Economist, January 20, 2011,以下のサイトで人手可
    能。http://www.economist.com/node/17969895
注24.Daniel GOlden, “China Says No Talking Tibet as Confucius Funds U.S.Univcrsitics,”Bloombcrg Ncws Scrvicc,
           Novcmbcr 1,2011,以下のサイトで入手可能。http://www.bloomberg.com/news/articles/2011-11-01/china-says-n
           o-talking-tibet-as-confucius-funds-u-s-universities

注25.Guttcnplan,“Crities Worry About lnfluence of  Chinese lnstitutes on U.S.Campuses.”
注26. Josh Dehaas, “Talks End Between Confucius lnstitutcs and U Manitoba,” Maclean's, June 21, 2011,以下のサイ
           トで入手可能。
           http://www.macleans.ca/education/uniandcollege/talks-end-between-confucius-institutes-and-u-manitoba/
注27.Marshall Sahlins, “China U.,”Nattion , October 29, 2013,以下のサイトで人手可能。
           http://www.thenation.com/article/176888/china-u.
注28.  Golden,“China Says No Talking Tibet as Confucius Funds U.S.Universities.”
注29.Do ↑
注30.Guttcnplan,“Critics Worry About lnfluence of  Chinese lnstitutes on U.S,
注31.Goldcn,“China Says No Talking Tibct as Confucius Funds U.S.Univcrsities.”実際、チベット問題は孔子学院の
    ウェプサイトでは一切言及されない。それについては次のウェブサイトで人手可能。
    http://calc.stanford.cdu/confucius_institutc/.
           2013年1月10日、スタンフオード大学国際部(Omcc of lntcmationaI Affairs)によるインタビューを受けて、王斑教
    授は次のように述べた。「過去2年間、漢榊や北京大学などの人々と意見が異なった時にはいつでも、チャオ教
    授とザラー学部長とわたしは北京へ赴き、じかに会って交渉した。その時には、学院の運営についてスタンフオ
    ード大学が決定権を持っていたことを彼らに思い出させた。結果的にその状況はわたしたちにとって都合が良か
    った(略)」。スタンフオード大学の孔子学院については、以下のサイトで入手可能。
            https://oia.stanford.edu/node/14779.  David Wise,Tiger Trop: America's Secret Spy War with China(Boston,MA:
            Houghton Miffin Harcourt, 2011),同書14章も参照。
注32."Sydney university Criticised for Blocking Dalai Lama visit,” Guardian ,April 18, 2013,以下のサイトで人手可能
           http://www.theguardian.com/world/2013/apr/18/sydney-university-dalai-lama.
                                              
ボリュームが多いので今夜は記載のみとする。
        
                                                                この項つづく


 

         

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