極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

さぁ!自信をもって進もう②

2023年03月21日 | 量子電池

 
彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救っ
たと伝えられる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。
(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編
のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひ
こにゃん」。





    うすみどり彼岸法会のリーモートを打ち込む庭で鴬の聲
                          

 

菩提寺に今年も牡丹と
蕗の薹と鴬の法会の案内が届き、リーモート法
会案内をLINEを打ち込んでいると外では鴬の聲。        
                                     
  2020.6.15 滋賀彦根新聞
あかもん宗安寺チャンネルQRコード
※ 蕗の薹とオリーブオイルの相性は抜群、わたし達の仲みたいだ。
そういれば、「舞いあがれ」ロケ地にある松原のルヴァンベール(松
風)のオイリーな「蕗の薹
パスタ」が懐かしい。



一生のうちで、心から感動するアート作品に出会えるのは数えるくら
いだろう。David Popaが描く、雨や嵐で消えたり島の糞などによって
短時間で変化してしまうランドアート画は、まさしくその1
つ。
David Popaが使うのは天然顔料と水を混ぜた生分解性の絵具。彼が主
北欧の島々に描く絵は空からドローンで撮影して初めて、顔や幼子
クジラだとわかる。大自然を舞台にして描くのは、見る人たちに人間
の運命(生命の短さ)や日常生活で起きる奇跡、自然環境が秘めてい
る強いエネ ルギーを意識してもらうため。    

昨年の初夏、David Popaは新しいプロジェクトに挑戦した.フランス・
ボルドー地方のカントナック村にある200年以上 続く著名なワイン生
産者シャトー・カントナック・ブラウンのブドウ畑に、両手ですくう
ブドウを描いた。そのタイトルは「The Power of the earth」.ブドウの味
に直接影響 を与える土壌の力と不思議さをたたえた本作のブドウの
色には、このシャトーのワインのオリ(タンパク質やポリフェノール
類)を使った。本作の目的はもう1つある。本作をこれからNFT(非代替
性トークン)アートとして販売し、その売り上げを寄付して原 生地を
買い取り、都市化や開発から救う活動に役立てるの だ。雨で消えた本
作は、デジタルの世界に生きることになる。


【略歴】
ニューヨーク生まれのアーティスト、デビッド・ポパによるアート作
品-----生分解性プラスチック破片で大地に描く芸術作品----デビッ
ド・ポパはニューヨークで生まれ育ったアーティスト。 彼の関心は
NYC で最初のグラフィティ ライターの1人であり、後に若い頃に
彼に伝統的絵画を教えた父アルバート・ポパの-熱心な教育指導から
生まれた。



【福島第一原発事故 12年目の“新事実”】
3月11日の津波に襲われた後、最初に核燃料が溶け落ちるメルトダウ
ンをおこし、水素爆発したのは1号機。次に危機に陥ったのが3号機。
3月13日未明、冷却装置が停止。この後、現場が懸念したのは、メル
トダウン、格納容器が破壊され放射性物質が大量に放出される事態、
当時、3号機の原子炉の圧力は高く、消防車では注水できない状態。
そこで現場が行ったのは、格納容器を冷やす「ドライウェルスプレイ
」という対応。格納容器はフラスコ型の「ドライウェル」とドーナツ
状の「サプレッションチェンバー(通称サプチャン)」に分かれてい
る。

東京電力の報告書には「ドライウェルの圧力上昇を抑えるためにはス
プレイは絶対必要なんだ!消火ポンプでどの程度効果があるか分から
ないが,今はそれしかない。誰かがやらなければいけないんだ。とス
プレイに切実な期待をかけていたことが、現場の声として記録されて
いる。ディーゼルで動く消火ポンプを使い、ドライウェルを冷やすこ
とで圧力の上昇を抑え、破壊を防ぐのが狙い。スプレイを行うために
は、覚悟が必要、3号機は津波によってほとんどの電源を失っていた。
スプレイを実施に必要なバルブは中央制御室から遠隔で操作すること
は出来ない。そのため、格納容器の間近にあるバルブを直接操作しな
くてはならない。現場証言によれば、高温、高圧の蒸気が原子炉から
サプチャンに流れ、その圧力で巨大な格納容器が揺れていた。



蒸気が噴き出したら無事ではいられないかもしれない。担当者は覚悟
を決め、放射線量が上昇する原子炉建屋で作業にあたる。バルブを開
けるため、高温になっていたサプチャンに足をかける。バルブは熱く、
長くは握っていられない。そして、作業している間に長靴の底は熱で
溶ける。3月13日午前7時39分、いくつかのバルブを操作することで、
ドライウェルスプレイが実施できた。それまで上昇傾向が続いていた
格納容器の圧力も狙い通り横ばいになった。しかし、開始からわずか
20分後、テレビ会議を通じて東京電力本店から福島第一原発に、3月
12日に起こった1号機の水素爆発を引き起こす恐れがありそれを避け
たい共通認識がベントをさせる。3月13日午後9時58分には3号機では
原子炉の底が破れるメルトスルーが起こっていた。しかし、ほとんど
のパラメーターが失われる中、メルトスルーに対する共通した問題意
識を当事者たちが持つことは困難だった。



ドライウェルスプレイの停止による影響
スプレイを停止した場合の原子炉からの水素の発生量はおよそ800キ
ロ、一方でスプレイを継続していた場合水素の発生量はそれより25%
程度少ない、600キロまで抑えられるが、ドライウェルスプレイによ
って原子炉を外側から冷やすことで、結果として核燃料の温度上昇を
抑制する効果がある。すると、高温になることで活性化する水ジルコ
ニウム反応が抑えられ、水素の発生量が減るという効果があることが
示唆する解析結果があり、さらに、格納容器内にも床から1メートル
程度水を張ることが出来、メルトスルーした核燃料や格納容器そのも
のを冷やす効果も期待できるという。スプレイを継続することは事故
の悪化をくいとめる可能性があった。



ドライウェルスプレイ停止するも 守られた格納容器の謎
わずか1時間でドライウェルスプレイを止めた3号機。その後、原子炉
から2000℃を越える高温の核燃料が格納容器の床に溶け落ち、圧力の
上昇などで格納容器が破壊される恐れがあった。しかし、3号機の格
納容器内部にロボットを入れる調査などで見えてきたのは意外な事実。
1号機2号機に比べて内部にたまっている水位が最も高かったのだ。
1号機では2.8メートル、2号機では60センチ程度だった水位が、3号機
では6.3メートル。これは他の号機に比べ、3号機の格納容器が「健全
性を維持」していたことを意味する。 
 「大本営発表」と呼ばれた原発報道 私を変えたマスターのひと言
   NHK取材ノート|note



 2022年度光産業出荷額,12兆6,426億円
光産業技術振興協会は,2022年度光産業全出荷額,国内生産額調査結
果について調査結果をまとめた。この調査は同協会が1980年以来,毎
年光産業の動向調査を実施しているもので,会員企業201社に対して
調査票を発送して82社から回答を得たほか,各関連業界団体および調
査会社の協力を得て作成。それによると,2021年度全出荷額(実績)
は11兆6,497億円,成長率+0.3%,2021年度国内生産額(実績)は5兆
8,420億円,成長率▲0.2%となった。 

入出力分野は,2020年度の反動などからイメージセンサ,撮像機器な
どが回復し,全出荷・国内生産ともに大幅増加となった。半導体,自
動車関連などを中心とした設備投資の回復に伴い,レーザー・光加工
分野は,全出荷・国内生産ともに大幅に増加,センシング・計測分野
は,光センシング機器を中心に全出荷・国内生産ともにやや増加とな
った。ディスプレー・固体照明分野は,LED照明器具の2020年度減少
からの回復,マイナス成長が続いていたディスプレー素子が5G端末向
けなどの需要増加に伴って増加し,全体として全出荷・国内生産とも
にやや増加となった。情報通信分野は,5Gシステム及びデータセンタ
関連の需要増加を背景に,光ファイバ,光コネクタなどは好調だが,
光デバイスは半導体などの部品供給不足の影響により減少するため,
全出荷・国内生産ともに横ばいとなった。

     

 

 

【再エネ革命渦論 101: アフターコロナ時代 300】

 

● 
技術的特異点でエンドレス・サーフィング

”再エネ・リサイクル・ゼロカーボン最先進国”宣言!


【メタン資源化マッチングシステム編:

※ 特許第7239952号 食品廃棄物を利用したメタン資源化マッチング
システム 株式会社ティービーエム

【要約】
下図2のごとく、メタン資源化マッチングシステム1は、食品廃棄物
の排出元に備わり食品廃棄物に関する情報を入力する第一端末装置
30と、バイオガスプラントに備わりバイオガスプラントの運転状況
に関する情報を入力する第二端末装置20と、食品廃棄物の排出元及
びバイオガスプラントを調査するサポート会社に備わり排出元におけ
る食品廃棄物に関する情報及びバイオガスプラントの運転状況に関す
る情報を入力する第三端末装置40と、食品廃棄物のバイオガス化を
統括する統括本部に設置されて食品廃棄物の排出元及びバイオガスプ
ラントにおける食品廃棄物のバイオガス化を管理する管理サーバ10
と、を備え、第一端末装置30、第二端末装置20、第三端末装置
40、及び管理サーバ10がネットワークを介して接続される。


図3.同上メタン資源化マッチングシステムの全体構成図

【特許請求範囲】
 【請求項1】 バイオマス資源である食品廃棄物及びその排出元と、
当該食品廃棄物を用いてバイオガス化を行うバイオガスプラントとを
マッチングする食品廃棄物を利用したメタン資源化マッチングシステ
ムであって、 前記食品廃棄物の排出元に備わり、食品廃棄物の関す
る情報を入力する第一端末装置と、前記バイオガスプラントに備わり、
前記バイオガスプラントの運転状況に関する情報を入力する第二端末
装置と、前記食品廃棄物の排出元及び前記バイオガスプラントを調査
するサポート会社に備わり、前記排出元における食品廃棄物に関する
情報及び前記バイオガスプラントの運転状況に関する情報を入力する
第三端末装置と、食品廃棄物のバイオガス化を統括する統括本部に設
置され、前記食品廃棄物の排出元、前記バイオガスプラント及び前記
サポート会社における食品廃棄物のバイオガス化を管理する管理サー
バと、を備え、前記第一端末装置、前記第二端末装置、前記第三端末
装置、及び前記管理サーバがネットワークを介して接続される、こと
を特徴とする食品廃棄物を利用したメタン資源化マッチングシステム。
【請求項2】 前記管理サーバは、 プログラムに基づいて前記メタン
資源化マッチングシステムの情報処理を実現するための制御を行う制
御部と、 データベース部と、 前記データベース部に登録済の前記食
品廃棄物の排出元における食品廃棄物の種類・性状・量と、前記バイ
オガスプラントの運転状況とを比較し、最適な食品廃棄物を特定する
マッチング判定部と、インターネットと接続され、前記第一端末装置、
前記第二端末装置及び前記第三端末装置との間でデータの送受信を行
う送受信部と、を備えることを特徴とする請求項1記載の食品廃棄物
を利用したメタン資源化マッチングシステム。
【請求項3】 前記マッチング判定部は、さらに、前記送受信部を介
して受信した食品廃棄物の種類・性状からBMP(Bio Methane Potential)、
強熱減量、炭水化物量、タンパク質量、脂質量、水分量、N(窒素)
濃度及びPHの少なくとも1つを特定し、当該食品廃棄物が炭水化物リ
ッチ、脂質リッチ、窒素・硫黄リッチ及び繊維質リッチの何れかを判
定し、当該判定に基づいて食品廃棄物及びその排出元とバイオガスプ
ラントとをマッチングする、ことを特徴とする請求項2記載の食品廃
棄物を利用したメタン資源化マッチングシステム。
【請求項4】 前記データベースには、前記プログラムとして、前記
第一端末装置及び前記第三端末装置から送信される食品廃棄物に関す
る入力データや現場写真に基づき、食品廃棄物の排出元が抱えている
食品廃棄物の種類・量・性状を把握し、前記第二端末装置から送信さ
れる使用している既存原料の種類や特性、ガス生成量又は発電状況や
リクエストに基づいて、バイオガスプラントが必要とする食品廃棄物
の種類・量を把握するためのIoT現場調査プログラムが記憶される、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の食品廃棄物を利用したメタ
ン資源化マッチングシステム。
【請求項5】 前記データベースには、さらに、前記プログラムとし
て、前記第一端末装置及び前記第三端末装置から送信される食品廃棄
物に関する入力データや現場写真に基づき、食品廃棄物のメタン収率
予測、及び前記バイオガスプラントの既存原料ほか複数資材を混合し
た場合のシナジー予測及び阻害診断を行うAIメタン資源化プログラム
と、最適なガス化促進方法とガス化促進剤の最適投入量及び効果予測
を行うAIガス化促進プログラムと、バイオガスプラントが原料とする
食品廃棄物の種類や回収量からメタンガス生成量を推算しCO2削減量
を推算してカーボンクレジット生成するためのCO2削減IT演算プログ
ラムと、の少なくとも1つが記憶される、ことを特徴とする請求項4
記載の食品廃棄物を利用したメタン資源化マッチングシステム。
【請求項6】 バイオマス資源である食品廃棄物及びその排出元と、
当該食品廃棄物を用いてバイオガス化を行うバイオガスプラントとを
マッチングするためにコンピュータに各ステップを実行させる食品廃
棄物を利用したメタン資源化マッチング方法であって、前記食品廃棄
物の排出元に備えられた第一端末装置から食品廃棄物に関する情報を
受信する受信ステップと、前記バイオガスプラントに備わる第二端末
装置から使用しているメタン資材の種類・性状・量、バイオガス生成
量又は発電状況に関する運転状況を受信する運転状況受信ステップと、
前記受信ステップにおける食品廃棄物の情報、及び前記運転状況受信
ステップにおいて受信した使用しているメタン資材の種類・性状・量、
バイオガスプラントのガス生成量又は発電状況に基づいて、食品廃棄
物の排出元と、当該食品廃棄物を用いてバイオガス化を行うバイオガス
プラントとをマッチングするマッチングステップと、を含み、 前記
マッチングステップにおいては、さらに、前記受信ステップを介して
受信した食品廃棄物の種類・性状からBMP(Bio Methane Potential)、
強熱減量、炭水化物量、タンパク質量、脂質量、水分量、N(窒素)
濃度及びPHの少なくとも1つを特定し、当該食品廃棄物が炭水化物リッ
チ、脂質リッチ、窒素・硫黄リッチ及び繊維質リッチの何れかを判定
し、当該判定に基づいて食品廃棄物及びその排出元とバイオガスプラ
ントとをマッチングすることを特徴とする食品廃棄物を利用したメタ
ン資源化マッチング方法。
【請求項7】 バイオマス資源である食品廃棄物の排出元、及び当該
食品廃棄物を用いてバイオガス化を行うバイオガスプラントを管理す
るコンピュータに以下の各ステップを実行させるプログラムであって、
前記食品廃棄物の排出元に備えられた第一端末装置から食品廃棄物に
関する情報を受信する受信ステップと、前記バイオガスプラントに備
わる第二端末装置から使用しているメタン資材の種類・性状・量、バ
イオガス生成量又は発電状況に関する運転状況を受信する運転状況受
信ステップと、前記受信ステップにおける食品廃棄物の情報、及び前
記運転状況受信ステップにおいて受信した使用しているメタン資材の
種類・性状・量、バイオガスプラントのガス生成量又は発電状況に基
づいて、食品廃棄物の排出元と、当該食品廃棄物を用いてバイオガス
化を行うバイオガスプラントとをマッチングするマッチングステップ
と、を含み、前記マッチングステップにおいては、さらに、前記受信
ステップを介して受信した食品廃棄物の種類・性状からBMP(Bio Meth-
ane Potential
)、強熱減量、炭水化物量、タンパク質量、脂質量、水分
量、N(窒素)濃度及びPHの少なくとも1つを特定し、当該食品廃棄
物が炭水化物リッチ、脂質リッチ、窒素・硫黄リッチ及び繊維質リッ
チの何れかを判定し、当該判定に基づいて食品廃棄物及びその排出元
とバイオガスプラントとをマッチングすることを特徴とするプログラ
ム。
【発明の効果】
本発明に係る食品廃棄物を利用したメタン資源化マッチングシステム
は、食品廃棄物の排出元に備わり食品廃棄物に関する情報を入力する
第一端末装置と、バイオガスプラントに備わりバイオガスプラントの
運転状況に関する情報を入力する第二端末装置と、食品廃棄物の排出
元及びバイオガスプラントを調査するサポート会社に備わり排出元に
おける食品廃棄物に関する情報及びバイオガスプラントの運転状況を
入力する第三端末装置と、食品廃棄物のバイオガス化を統括する統括
本部に設置され、食品廃棄物の排出元、バイオガスプラント及びサポ
ート会社における食品廃棄物のバイオガス化を管理する管理サーバと、
を備え、これらの第一端末装置、第二端末装置、第三端末装置及び管
理サーバがネットワークを介して接続されることを特徴とする。この
構成により、メタン資源化マッチングシステムでは、残渣汚泥や食品
ロスなどの食品廃棄物の排出元、及び食品廃棄物を利用してメタンガ
ス化を行うバイオガスプラントを最適にマッチングし、バイオガスプ
ラントの稼働率向上を図り、ひいては脱炭素化社会の実現に貢献でき
る。
--------------------------------------------------------------
【水素サーキュラーシステム編:】
※ 特開2023-35461 水素吸蔵合金、水素吸蔵方法、水素放出方法及
び発電システム
国立研究開発法人産業技術総合研究所
【要約】
図5のごとく、一般式 Ti1FexMnyNbz(0.804<x≦
0.941、0.033≦y≦0.136、0<z≦0.081)で
表される組成を有することを特徴とする水素吸蔵合金。水素圧1.1
MPa(abs)未満で水素を吸蔵させ、水素圧0.2MPa(ab
s)以上1.1MPa(abs)未満で水素を放出させることで、水
素圧が0.2MPa(abs)以上1.1MPa(abs)未満の圧
力範囲内にて、有効水素貯蔵量を高めることができる水素吸蔵合金並
びにそれを用いた水素吸蔵方法、水素放出方法および発電システムを
提供する。


図5 例4の水素吸蔵合金のPCT曲線

【発明が解決しようとする課題】
高圧ガス保安法における高圧ガスに指定されない圧力上限は1.1M
Pa(abs)であるため、水素吸蔵合金に水素を吸蔵させる際の水
素の圧力(水素圧)は、1.1MPa未満とする必要がある。 一方、
水素吸蔵合金から水素を放出するためには、0.1MPa(abs)
の大気圧以上の水素圧が必要である。なお、absとは絶対圧のこと
である。 この、0.1MPa(abs)と1.1MPa(abs)
との間で出し入れできる水素量が一般的な有効水素貯蔵量である。

水素吸蔵合金の重要な用途として、水素を燃料として発電する燃料電
池への水素供給源としての利用が挙げられる。 燃料電池に水素を供給
する場合、特に高出力の燃料電池に水素を供給する場合は、配管での
圧力損失等が無視できない。そのため、水素吸蔵合金から放出される
水素の圧力(水素圧)は0.1MPa(abs)の大気圧を僅かに超
える程度では不充分である。高出力の燃料電池に対して必要な水素流
量を維持するためには、0.2MPa(abs)以上の水素圧が必要
とされる。 すなわち、燃料電池に水素を供給する場合には、0.2
MPa(abs)と1.1MPa(abs)との間で出し入れできる
水素量が有効水素貯蔵量となる。 

しかし、従来の水素供給合金は、燃料電池に水素を供給する観点での
検討が充分に成されておらず、燃料電池に水素を供給する際の有効水
素貯蔵量が充分ではなかった。特に、水素貯蔵量が少なくなった場合
に、必要な水素圧を維持することが困難であった。 有効水素貯蔵量
を増やすためには、水素放出時の加熱温度を高めることが考えられる
が、その場合、加熱のために大きなエネルギーを要する。本発明は、
上記事情に鑑みてなされたものであって、水素圧が0.2MPa(a
bs)以上1.1MPa(abs)未満の圧力範囲内にて、有効水素
貯蔵量を高めることができる水素吸蔵合金並びにそれを用いた水素吸
蔵方法、水素放出方法および発電システムを提供することを目的とす
る。

【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
[1] 一般式Ti1FexMnyNbz(0.804<x≦0.94
1、0.033≦y≦0.136、0<z≦0.081)で表される
組成を有することを特徴とする水素吸蔵合金。
[2]一般式Ti1FexMnyNbz(0.822≦x≦0.94
1、0.033≦y≦0.136、0.024≦z≦0.081)で
表される組成を有することを特徴とする水素吸蔵合金。
[3]前記一般式Ti1FexMnyNbzにおいて、0.8≦x+
y+z≦1.2である、[1]または[2]に記載の水素吸蔵合金。
[4][1]~[3]のいずれか一項に記載の水素吸蔵合金に、水素
圧1.1MPa(abs)未満で水素を吸蔵させることを特徴とする
水素吸蔵方法。
[5]前記水素の吸蔵は、40℃以下で行われる、[4]に記載の水
素吸蔵方法。
[6]水素圧1.1MPa(abs)未満で水素を吸蔵した[1]~
[3]のいずれか一項に記載の水素吸蔵合金から、水素圧0.2M
Pa(abs)以上1.1MPa(abs)未満で水素を放出させる
ことを特徴とする水素放出方法。
[7]前記水素の放出に伴い、水素圧が低下するのに応じて、前記水
素吸蔵合金を加熱し、水素圧0.2MPa(abs)以上を保つ[6]
に記載の水素放出方法。
[8]前記水素の放出は、40℃以上で行われる、[7]に記載の水
素放出方法。
[9]水素を燃料として発電する燃料電池と、前記燃料電池に水素を
供給する燃料タンクを備える発電システムであって、前記燃料タンク
には、[1]~[3]のいずれか一項に記載の水素吸蔵合金が充填さ
れていることを特徴とする発電システム。
[10]前記燃料電池の出力が10kW以上である、[9]に記載の
発電システム。

【発明の効果】
本発明の水素吸蔵合金、水素吸蔵方法、水素放出方法によれば、水素
圧が0.2MPa(abs)以上1.1MPa(abs)以下の圧力
範囲内にて、有効水素貯蔵量を高めることができる。
また、本発明の発電システムによれば、高出力の燃料電池を用いても、
配管圧力損失を気にせずに、わずかな加熱で運用できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一般式Ti1FexMnyNbz(0.804<x≦
0.941、0.033≦y≦0.136、0<z≦0.081)で
表される組成を有することを特徴とする水素吸蔵合金。
【請求項2】 一般式Ti1FexMnyNbz(0.822≦x≦
0.941、0.033≦y≦0.136、0.024≦z≦
0.081)で表される組成を有することを特徴とする水素吸蔵合金。
【請求項3】 前記一般式Ti1FexMnyNbzにおいて、
0.8≦x+y+z≦1.2である、請求項1または2に記載の水素
吸蔵合金。
【請求項4】 請求項1~3のいずれか一項に記載の水素吸蔵合金に、
水素圧1.1MPa(abs)未満で水素を吸蔵させることを特徴と
する水素吸蔵方法。
【請求項5】 前記水素の吸蔵は、40℃以下で行われる、請求項4
に記載の水素吸蔵方法。
【請求項6】 水素圧1.1MPa(abs)未満で水素を吸蔵した
請求項1~3のいずれか一項に記載の水素吸蔵合金から、水素圧
0.2MPa(abs)以上1.1MPa(abs)未満で水素を放
出させることを特徴とする水素放出方法。
【請求項7】 前記水素の放出に伴い、水素圧が低下するのに応じて、
前記水素吸蔵合金を加熱し、水素圧0.2MPa(abs)以上を保
つ請求項6に記載の水素放出方法。
【請求項8】 前記水素の放出は、40℃以上で行われる、請求項7
に記載の水素放出方法。
【請求項9】 水素を燃料として発電する燃料電池と、前記燃料電池
に水素を供給する燃料タンクを備える発電システムであって、前記燃
料タンクには、請求項1~3のいずれか一項に記載の水素吸蔵合金が
充填されていることを特徴とする発電システム。
【請求項10】 前記燃料電池の出力が10kW以上である、請求項
9に記載の発電システム。
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※ 特開2023-32263 燃料電池発電装置 富士電機株式会社
【要約】
図1のごとく、 燃料電池21と、炭化水素系燃料を第1水素ガスに
改質する改質機器と、前記炭化水素系燃料とは異なる供給源から供給
される第2水素ガスを投入する配管24と、前記第1水素ガスを前記
燃料電池に供給するか前記第1水素ガスと前記第2水素ガスとの混合
ガスを前記燃料電池に供給するかを切り替える切り替え機構18と、
を備えることで、燃料電池の稼働率を高めることができる燃料電池発
電装置を提供する。
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※ 特開2023-031449 電解質膜シートの帯状物およびその製造方法 東
  レ株式会社
※ 特開2023-028092 水素製造システム、水素製造方法 日立製作所
※ 特開2023-18241 循環型反応器を用いた無触媒の合成メタン製造技
  術 国立大学法人東海国立大学機構
※ 特許第7216232号 水素充填設備、水素提供システム及び水素提供
   方法 三菱化工機株式会社/那須電機鉄工株式会社
尚、特許番号及び件名並びに申請者のみの記入したものは後日掲載。
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  風蕭々と碧い時代



Jhon Lennone Imagine

【J-POPの系譜を探る:1971年代】

曲名:   風をあつめて  唄: はっぴいえんど 1971年
作詞: 松本 隆    作曲:   細野晴臣 

街のはずれの背のびした路地を
散歩してたら
汚点だらけの
靄ごしに起きぬけの路面電車が
海を渡るのが見えたんです
それでぼくも
風をあつめて 風をあつめて
風をあつめて
蒼空を翔けたいんです
蒼空を...
とても素敵な 昧爽どきを
通り抜けてたら
伽藍とした防波堤ごしに
緋色の帆を掲げた都市が
碇泊しているのが見えたんです
それでぼくも
風をあつめて 風をあつめて
風をあつめて
蒼空を翔けたいんです 蒼空を...

人気のない朝の珈琲屋で
暇をつぶしてたら
ひび割れた玻璃越しに
摩天楼の衣擦れが 舗
道をひたすのを見たんです
それでぼくも
風をあつめて 風をあつめて
風をあつめて
蒼空を翔けたいんです
蒼空を...

「風をあつめて」(かぜをあつめて)は、はっぴいえんどの楽曲。バ
ンドのフロントマンであった松本隆が作詞、細野晴臣が作曲を手がけ
た。1971年リリースのバンドの2枚目のスタジオ・アルバム『風街ろ
まん』で初めて音源化される。

楽曲は1970年当時、はっぴいえんどのドラマーの松本隆が作詞、海外
志向の強いリーダー格の細野晴臣とは裏腹に松本は日本語の歌詞にこ
だわり、全編が日本語で書かれた。楽曲が収録されたアルバム『風街
ろまん』は1964年東京オリンピックを経て近代化し失われてゆく「古
きよき日本・東京都の姿」を「風街」と隠喩し、古い街が失われる様
に対する憂いを反映。音楽ライターの小貫信昭はUta-Netの特集記事
で楽曲を取り上げ、歌の主人公が街を散歩するうち目に映った街の様
相を幻想的に表現。歌詞に登場する「路次」とは東京都港区の大門か
ら浜松町の周辺であると話す。ボーカルは作曲を手掛けた細野が執る。
作曲作業は難航し、完成したのは録音スタジオの廊下]。直前まで曲が
できていなかったため、鈴木と大滝の二人は呼ばずに録音]、ボーカ
ル部分はパンチイン・パンチアウトで録音。細野は後に「起きぬけ」
の箇所の音程を間違えたという。 via Wikipedia

● 今夜の寸評:(いまを一声に託す)さぁ!自信をもって進もう。

異常気象はなれたが、毎日、マイ・ピーシーが不機嫌で神経をすり減
らしながら、ネット・サーフィンしながら頭を整理整頓しながら作業
維持も臨界点にくる。「百鬼夜行」ではないが、失明にならないよう
に調節いながら、「さぁ!自信ををもって進もう」と鼓舞するも、日
本がメキシコに逆転サヨナラ。墓参りで大阪にいると、LINEのやりと
り。盛り上がり過ぎてもう"糸"がきれそうだ。


 

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