極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

ニュートリノと山本太郎の振動

2013年07月22日 | 環境工学システム論

 

 


昨夜のテレビ番組は選挙結果速報で選択がなかったので、眼精疲労回復の時間つぶしに使えず、
その分、マイピーシーでゲームで余計に悪くさせてしまい自業自得。肝心の選挙といえば、息子
は投票しなかったと冷淡な反応。こちらは予測通りで番狂わせは起きなかったが、東京で無所
属で山本太郎が当選したことが一服の清涼感をもたらしたが、自公圧勝は、革新的な経済政策へ
の期待によるが、この政権の弱点はすでに見透かされている。

核エネルギーの解放は人類の永遠の科学テーマだけれど、人類が初めて作り出した人工核種プル
トニウムの取り扱いが決まらないで問題となっている。しかし、人類はそれでもまた違った問題
を発見する。高エネルギー加速器研究機構(茨城県)や京都大、東京大など11カ国の国際研究
チームは19日に、素粒子のニュートリノが「ミュー型」から「電子型」に変化する現象を世界で
初めて発見する。ニュートリノは電子型、ミュー型、タウ型の3種類があり、互いに別の型に変
化し続けるが、ミュー型から電子型への変化は、実験で確認可能な変化のパターン4通りの中で
唯一確認されていなかった。2011年に国際チームが発見の兆候をとらえ、12年に中国などのチー
ムも間接的な方法で確認したと発表するなど研究が続いてきた。この変化は「ニュートリノ振動」
と呼ばれ、観測が難しく未確認だった最後の1通りの変化を実験で確認になる。宇宙の誕生で決
定的な役割を果たしたとされる物理現象「CP対称性の破れ」→粒子と反粒子はぶつかれば消滅
しエネルギーになるが(対消滅)、現在の宇宙が粒子だけで構成されるには、高温の宇宙初期に
おいて粒子と反粒子の数に差がなくてはならず、「CP対称性の破れ」が起きていたと慨然して
いるが、その現象を自然に説明する理論はまだない。小林・益川両博士が提案した6元模型は「
CP対称性の破れ」を説明するとされ、何故この宇宙が物質だけでできている根元的な問題と密
接な関係-を解明する鍵となる成果だといわれている。

国際チームは、大強度陽子加速器施設(同県東海村、5月の放射能漏れ事故で停止中)で大量の
ミュー型を作り、約三百キロ離れた東大の観測装置「スーパーカミオカンデ」(岐阜県飛騨市)
へ向け発射。旧神岡鉱山の地下水槽(直径、高さ各40メートル)で、ニュートリノが水中を通
ることで出るかすかな光(チェレンコフ光)を検出し、到着までに電子型に変化した割合を調べ
た。実験は東日本大震災で施設被災で一時中断していた、10年1月から今年4月の間に神岡で、
532個のニュートリノを検出し、うち28個が電子型で、日本列島の地下を横断するうちに電子型
に変化したものを99.999%以上の確率で他起源のものと見分けることができ、学問的に「発見」
と認定された。同機構の小林隆教授は「最後まで未解明だったニュートリノ振動が明らかになり
『CP対称性の破れ』探索の可能性が開けたと話し、さらに10倍ほど実験データを蓄積し精度を
高めたい」と話したという。それにしても、光速超えが実際に確認され、それをコントロール出
来る世界から、今回の選挙をのぞくとどんな感じになるのか?余裕ができればまた考えてみよう!

 

【宇宙太陽光利用システムとグリーンフロート】

そういったことで退屈もあり、昨夜の「夢の扉」の放送の自分なり肉付け-宇宙太陽光利用シス
テム(SSPS)を「オールソーラシステム構想」と提唱する自身のプロジェクトの上層構想として
位置づけ、この番組で紹介されている清水建設の大型プロジェクト、2025年に赤道直下に環境ア

イランドを浮かべる『グリーン・フロート構想』を下層構想と位置づけ-その現状と課題の俯瞰
してみた。ここでも宇宙航空研究開発機構など日本がトップランナーなのだが、プロジェクトが
大規模なため資金調達も含め国際協働が欠かせないという。放送では、水没の危機が迫る太平洋
の島国、キリバス共和国のアノテ・トン大統領はこの構想を期待を寄せる。大統領に直接説明す
るため、片道丸二日をかけグリーンフロートプロジェクトリーダー竹内真幸(55歳はキリバスを
訪れている。また、巨大なタワーの構造材に、海水から抽出したマグネシウムを使い、エネルギ
ーは、宇宙太陽光発電などを利用。そして、タワー下層部に植物工場を設置し食糧を自給自足す
るという『植物のような都市』を建設する。竹内は無理に説得するのではなく、夢を語り続け、
周囲が『共鳴』していくのを待った。共鳴者を増やし、最先端の研究や技術を結集することで、
プロジェクトは夢ではなく、実現に向け少し着実に進めていくという内容だ。

 

 

  

このグリーンプロジェクトとオールソーラーシステムがどこかでクロスするのか分からないが、この力強い
エネルギーの存在を知り得たこと、また、今回の選挙でまた山本太郎を知り得たことは、大袈裟なもの言
いだが大きな励みなる。 

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