極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

学習能力と意訳

2013年06月26日 | 時事書評

 

 

 

 

【いまさら言えない、世界最高効率114 lm/Wの実現】

 



        

 


【学習能力と意訳】 

昨日、オバマ米大統領がジョージタウン大学で第二次大規模気候変動対策行動計画を発表したが、
(“Barack Obama puts solar at forefront of ‘assault’ on climate change” 25 June 2013, 19:48 PVTECH

それによると、全二酸化炭素排出量の40%は発電所から排出されており一刻も早く削減する必要が
ある。その対策として2020年までに20ギガワット相当を再生可能エネルギーで補うことを内務省に
指示。問題は見出しの太陽光発電をその中核に据えるというものだが、この“assault”の翻訳に手
間取る。“assault”とは、一般には、アサルト、つまり突撃、猛攻撃、襲撃を意味するものらしい。
それではシックリこない。まして、意訳するにも、米国文化との接触は稀薄はおろか、国内の専門
家との繋がりもなく、自分の感覚で意訳するしかない。そのため敢えて“deploy" とし「配置」と
した。最近は、情報量の多さもあって、ヘッドラインの意訳だけで本文はそのままコピーし記載す
ることが殆どとなっているが、これが非営利的な公的な、あるいは営利的な組織的の判断となると
事情は異なるだろうが、個人的な運用ではこれが限界で致し方がないと諦める。

ところで、話は変わる。意訳にまつわることから学ぶことはこれからいろいろ経験するだろうが、
問題解決するというか進化するするためには言い訳できない自己の学習能力の有無が待っているが
例の「アベノミクス」について、なかでも「リフレーション」と「新自由主義」について考えてみ
た。前者は、ポール・デビットの「ポスト・ケイジアン」の考察(『デジタルケインズと共生・贈
』)や「双頭の狗鷲」(『雪を巻きあげ日本快走』)としてブログ掲載し、アベノミスクの一翼
を、先陣を切ってきたつもりでいるのから割愛するとして、後者の「新自由主義」(=ポスト・フ
ァオーディズム、恣意的自由の拡大、あるいは「大道無門」、組み込まれた自由主義)に対する学
習能力について書く。なお、これについても、デヴィッド・ハーヴェイ「新自由主義-その歴史的
展開と現在」(『デジタルなケインズ』)の考察で掲載しているが、これは前政権の民主党や財務
系国家官僚に深く影響していることもあり重要な課題であることを指摘しておきたい。つまり、ア
ベノミクスの第一本目の矢である金融政策(=リフレ政策)は英米流金融資本主義の修正・規制の
準備なくして、あるいは、泥縄的対策のない政策運用は考えられないという前提認識である。
これ
はマルクスの資本論第一巻にも引用記載されている「わが亡き後に洪水よ来たれ(Apres moi,le del-
uge
) 」という「市場の失敗の必至」に、あるいは「ロスト・スコア(失われた二十年)」に対す
る歴史的見識の公党としての有無である。これについては、日本共産党からもそのような批判がな
されていたことがネットを見れば分かる。

こんなことを考えていると、学習能力というのは大切な教科であることを再認識する。賃労働でも
あるいは、非営利の仕事でも同様だ。だから「易きに就くな」という言葉は大事だと(そんな偉そ
うなことを口にすると、彼女から、毎日お酒を飲む理由があるのですか!?というキッ~~~イ、
言葉が聞こえてきそうだが)。
 さて、後は、薄ペらなエリート官僚に乗せられず、丁寧に第二・第三の政
策の矢を実行すれば安倍政権の問題は、防衛・改憲を除き、残り原子力発電のエネルギー政策の仕分け
と決断次第ということになり、その踏み絵が下の『知事抹殺』ということになるだろう考えた。

 

【スターウォーズ・デザイン】 

すべては、デザインで決まる。

 


 

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