徳丸無明のブログ

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ロッテ パイの実

2021-12-30 22:04:13 | 
今日は木になるお菓子です。




昔からある定番お菓子のひとつ。パイ生地の表面にシロップみたいなん塗ってあるのが何気にポイント高いですね。
本日は第43回私が好きなマンガの話。今回取り上げるのは宇仁田ゆみの『スキマスキ』(全1巻・小学館)です。
宇仁田さんの代表作は映画化もされた『うさぎドロップ』。本作は、なぜか「隙間」に引かれる男子大学生が、自宅の向かいの、いつもカーテンを少し開けている下着姿の女の子のことが気になりだす。実はその女の子にはある秘密があって・・・というお話。
ポップで可愛らしい絵柄、個性的で愛らしい登場人物、いかにもマンガらしいストーリーと、短いながらもきれいにまとまった一本。
話の面白さもさることながら、細部を彩る小ネタも充実。主人公が食べる変な学食とか、バナナチップや柿ピーの話とかで、ニヤリとさせてくれます。
また主人公のヘイサクは、大学生といっても「2部」、つまり夜間の大学に通ってるんですね。だから、華やかなキャンパスライフとは無縁なのです。夜のシーンが多めで、2部ならではの生態(日常)や、1部に対する屈折した心情なんかも描かれています。
言うなれば変則的なラブコメなのですね。少女漫画の王道ラブコメが苦手な人にも読んでいただきたい。
僕ね、少女漫画のラブコメでよくある、典型的な男の子ってなんなんだろうってよく思うんですよね。クールで、そっけなくて、思いやりとか優しさとかまったく感じられないのに、ヒロインはちょっとしたしぐさに惹かれて好きになっちゃうじゃないですか。イライラするんですよね、なんか。男の子も男の子だし、好きになっちゃう女の子もどうかしてんじゃないかと。このマンガはそんな典型とはまったく違うので、楽しく気分よく読めます。
正直宇仁田さんのことは詳しくないんですけど、今も描いていらっしゃるのでしょうか。ほかの作品でおススメあったら教えてください。


ここで新型コロナウイルス関連身辺ニュース、ではなく雑感。
いやー、全然来ませんね、第6波。ずっと来る来るって言われてて、ウイルスは気温が下がると活性化するから冬になれば必ず来るみたいに予告されてましたけど、未だに来ない。もう12月終わりますよ。
感染力が高いオミクロン株が国内に入ってきてなお、ですからね。シチュー感染が起き始めているにもかかわらず、ですよ。なんかもうこの低い感染者数のままずーっと行くんじゃないかっていう気もしてきます。韓国やヨーロッパは感染者数多いのに、日本のこの少なさのギャップが不思議になりますが、なんにせよこれならコロナ対策よりインフルエンザ対策に力入れたほうが有益なんじゃないでしょうか。
そんでコロナ対策、少し緩めちゃってもいいような気もしてきます。まあそれはまだ少し早いにしても、「緩めていいですよ」ってアナウンス、いつ出るんでしょうか。そのへんって日本の過剰に空気を読む国民性のために、なかなか言い出せないという面があると思うんですよね。
これから先、3回目の接種も行き渡って、抗体獲得した人が過半数になって、日々の感染者数もごくわずか、という状況が訪れたとしても、誰も「規制を緩めましょう」と言わないのではないか。
なぜって、みんな責任を取りたくないからです。
政府なり分科会なり有識者なりが「そろそろ規制を緩めてもいいんじゃないか」と思い始めても、もし自分が「緩めましょう」と宣言した結果、感染者数が増加するようなことがあれば、とても責任を取ることができない。それに、それ以前の問題として、責任を負う覚悟のある人がいない。そのうえ、最善の対策を提示することよりも、バッシングされたくないという感情のほうが先行している。
だから、日本中のみんながみんな、「もう緩めてもいいんじゃないか」と考えていながら、誰も「緩めよう」と言い出さないという状況が出来するのではないか、という気がするのです。これぞ日本的空気が支配する無責任体系。
しかしマスクはあったかい。邪魔くさいとしか思ってなかったマスクですが、防寒に役立ちますね。蒸気か何かで内側がすぐビショビショになりますけど。


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