徳丸無明のブログ

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聴かれることのない音楽のために・第三夜

2018-01-24 21:34:01 | 雑文
Schroeder-Headz(シュローダーヘッズ)・・・DE DE MOUSE、柴咲コウ、CHEMISTRY、PUFFY、佐野元春、堂島孝平、スネオヘアー、キリンジ、カーネーション、BONNIE PINKら多くのミュージシャンのサポートとして活躍するキーボーディスト、渡辺シュンスケによるソロ・プロジェクト/ピアノとベース、ドラムによるインストゥルメンタル・トリオ。名前は、人気アニメ『PEANUTS』に登場するトイピアノを弾く男の子“シュローダー”に由来。同アニメの音楽担当、ビンス・ガラルディ・トリオへの敬愛の意も込めている。
・・・以上、タワーレコードHPのプロフィール文丸写しでした。すみません、最近ファンになったばかりでよく知らないのです。しっとり聴かせる大人向けインストって感じですかね。「騒がしい音楽はちょっと・・・」という人におすすめ。『シナスタジア』のジャケットはイラストレーター中村佑介さんによるお洒落なアートワーク。

strobo(ストロボ)・・・あとで紹介するROVOの影響うけて結成されたトランスバンド。Dragon AshのHIROKIさんもメンバー。クラブで流されるタイプの音楽なんでしょうけど、そういう場所には出向かない僕。ひたすら自宅で聴いてるだけって暗いですよね。同名の男性デュオと混同しないようご用心。

SPECIAL OTHERS(スペシャル・アザーズ)・・・憎たらしいくらいセンスがいい4人組。その音楽は美しいの一言。こちらもインストバンドなんですけど、ラジオや有線でたまたま新譜を耳にしても「あ、これスペアザ」ってわかるんですね。作曲の癖というのがあるのでしょう。タイプ的にはSchroeder-Headzに近いです。
ただ、基本はインストですけど、歌詞付きの曲もあるのです。そしてそれにも関わらず、歌詞をカードに記載していない。文字起こししていないのです。これはつまり、彼らが歌声も楽器のひとつと捉えているということなのではないでしょうか。言い換えれば、歌声に特権的な地位を与えていないということ。それは、椎名林檎が東京事変における自身の担当を“声絃”と称しているのと相同なのだと思います。桑田佳祐が「たかが歌詞じゃねえか」って言ってたけど、日本の音楽シーンは歌詞にばかり注目が行き過ぎているのではないでしょうか。

SOIL & "PIMP" SESSIONS(ソイル・アンド・ピンプ・セッションズ)・・・「Death JAZZ」、もしくは「爆音ジャズ」と称されるSOILの音楽は、いい意味で耳障りなサウンドが好きな僕にはたまりません。色気たっぷりのアダルトなジャズバンド。『Brothers & Sisters』の頃からはメロウな曲を展開してるけど、今後はその流れでいくの?これはこれでいいんですけどね。ちなみに、「いい意味で耳障りな音楽」がお好きな方には、Acid Mothers Templeの項で挙げたMUSICA TRANSONICもおすすめ。

DUB SQUAD(ダブ・スクワッド)・・・あとで紹介するROVOのメンバー益子樹さんら3人組によるトランスユニット。僕のいい加減な感覚ではROVOと区別がつかないのですが、こちらのほうがスタイリッシュ感は強い気がします。オシャレ!カッコイイ!長い活動休止期間を挟みつつも去年4枚目のアルバムを発表、現在活動中です。

NATSUMEN(ナツメン)・・・夏男ですよ!太陽ギラギラ輝く灼熱の季節に奏でられる男のインストゥルメンタル。もちろんTUBEと一緒で冬に聴くのもまたよし・・・ってなんなんだこの紹介文は。多方面で活躍してるAxSxEさん、NATSUMENはまだやってるの?

七尾旅人・・・「ルイノン (9 May '99) 」、「「思いつき!思いつき!!」 なに? 「キャトル・ミューティれるの。」」、「バニフォー おもちゃ工場の連中だよ! ~露コナツ最初の日~」・・・。これらは何かといいますと、全部曲名なのです。そう、“旅人”と書いて“たびと”と読む、シンガーソングライター七尾旅人の楽曲のタイトルなのです。「曲名のクセがすごい!」(by.2017年度アメトーーク!大賞受賞者のイカが好きなほう)。優れた感性の持ち主であり、頭の良い方だと感じます。
東日本大震災に伴う原発事故を受けて作られた「圏内の歌」が話題になってましたね。

Noahlewis' Mahlon Taits(ノアルイズ・マーロン・タイツ)・・・頭のネジが外れきってしまうゆるゆる系インスト。洋楽のカバーがメインのようです。このグループには独特なところがありまして、ノコギリを演奏してるメンバーがいるんですね。そう、横山ホットブラザーズが「お~ま~え~は~ア~ホ~か~」ってやる、ミュージックソウというやつです。そのノコギリのポワワ~ンという響きがいい感じに緩さを演出してるんですね。まったりできます。

→Pia-no-jaC←(ピアノジャック)・・・ピアノとカホンによるコンビ。自称?ハイブリッド・インストゥルメンタル。静かな曲もあるけど、基本的には血沸き肉躍るノリノリのナンバー。マラソンランナーの藤原新さんが走る前にピアノジャックの曲を聴いているのは有名な話。藤原新応援曲「風雅~新たなる道へ~」もあり。僕はオリジナルの楽曲のみ聴いてますけど、クラシックの名曲をカバーした『EAT A CLASSIC』シリーズもあります。