還暦男の徒然日記

還暦過ぎの余生を楽しもうとの魂胆?が覆えさせられそうな日々の奮闘記

無計画な「計画停電」

2011-03-22 19:59:59 | 日記

訳の分からない無計画な「計画停電」だ。

まさにキャリア役人かエリート社員の考えそうな節電対策だ。机上に配電地図を広げて5分割して、「まあ、3時間位の停電でいいんじゃないですか。3時間くらいならそんなに苦情も出てこないでしょう」てな事を言いながら、赤色マーカーか何かで区割りして作ったような停電対策だ。

戦時中の空襲警報じゃないのだから、この地域は全て電気を止めるというのは如何なものだろう。

先ずは交通機関とか医療機関に信号などの公安・保安施設の停電は市民生活のベースを無視した暴挙と言える。

おまけに腹立たしいのは、計画をしながら急に「計画停電を中止しました」というやつだ。節電のアルゴリズム位は組んでいるんだろうから、直前に「節電できたので、この地域はやめます」はないだろう。

頻繁に「計画停電中止」をするなら、どういう意味のある計画停電なのかと思ってしまう。

東京電力さんもしっかりしてください。まあ、ぼくのところは関西電力ですが。

 

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悲しい京都の歴史・耳塚

2011-03-21 16:17:07 | 京都ウロウロ

河原町正面にある「元和キリシタン殉教地」の碑から東へ5分ほど歩いたところに、「耳塚」なるものがある。

今はここも観光地になっているが、京都の歴史ではあまり触れられていない悲しい出来事の地だ。

信長に代わり天下統一を成し遂げた秀吉は、その勢いをかって朝鮮半島にも兵を出した。いわゆる文禄・慶長の役だ。

武将たちは、戦功の証として朝鮮・明国人の耳や鼻をそいで、塩漬けにして持って帰ってきた。ここに、実に2万人分の耳や鼻が葬られているという。

慶長2年に、この塚が建造され、秀吉の意向でここで施我鬼供養がとり行われた。この供養は霊による災禍を防ぐという慣習で、古来より日本では行われていたようである。

京都の悲しい歴史的遺跡のひとつだ。

 

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ア―ト作品収集夫婦

2011-03-21 15:17:46 | 日記

今日も映画を観に行ったのだが、映画館に着くと、沢山の人が受付で並んでいる。「そんなに人気のある映画ではないのに」と思いながら、列に並び、順番を待っていると、ほとんどの人が僕が見ようとしている映画と違うチケットを買っている。

「そんなにいい映画なのだろうか」と不安になる。で、僕が見ようとしている映画と無意味な比較をし始める。いよいよ僕がチケットを買う順番になった。で、思わず「衝動買い」?をしてしまった。

衝動買いをして観た映画は、アメリカ・ニューヨークに住むア―ト作品コレクター夫婦のドキュメンタリーだ。半ば後悔しながら、画像を眺めていると・・・

近代ア―トにしろ、絵画にしろ芸術品なるものをコレクションする心の動きは何なのだろう。確かに、綺麗な絵画などを見ると買って、部屋に飾ることもあるが、単に収集するというのはどういう事なのだろう。夫婦は飾っているものもあるが、ほとんどはしまいこんでいる。

 

生活のために画家たちは自らの作品に金銭的価値をつけて売り出す。景気の良い時はそれに投機マネーが介入し高騰する。画商たちが相場をにらみながら値段をつけていく。ここには単純な需要と供給のバランスではない付加価値つけが大きく影響する。

ア―ト作品だけでなく、まあ、こう言っては何だけれど大分県佐賀関の関サバ・関アジも同じようなもので、たしかにうまいんだろうけれど、他でとれたサバもアジも変わらずうまいだろうし、それはいかに付加価値をつけていけたかの勝負と考えられる。

しかし、今回の夫婦は収集作品を売却しない。結局、莫大な作品をニューヨーク市の美術館に寄贈することとなった。

コレクションする夫婦の生活自体が芸術品のような感覚になる。

物に金銭的価値をつけた時点で、芸術ではなくなるような気がするのだが・・・・

 

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京都のキリシタン殉教地

2011-03-21 14:26:43 | 京都ウロウロ

自分が住んでいるので少し気が引けるが、京都は千年の都であり、平安時代から明治に至るまで常に歴史の舞台になっている。さらに京都の凄さは、その歴史が遺物として残っているのでなく、今に生きる我々と共存している所だと思う。

ただ、歴史には晴れやかなものばかりではない。悲しい辛い歴史もある。

今日は京都の歴史ではあまり触れられない悲しい辛い出来事の場所に行ってきた。

京都は長く都であったので、諸外国からの文化なども早くに入り浸透していた経緯がある。日本におけるキリスト教の歴史・キリシタンの歴史も長崎の隠れキリシタンや今に残る「おらしょ」などを見聞きするにつけ、そのすざましい業に言葉がでないほどの衝撃を受ける。そんなキリシタンの弾圧を描いた遠藤周作の「沈黙」は僕のお宝書物?の1冊だ。

ところで、京都にもキリシタンの歴史が沢山残されている。もちろん、ほとんどが弾圧の悲しい歴史だ。

キリシタンの殉教といえば、京都から長崎に殉教の旅の末、長崎西坂の丘で殉教された二十六聖人を思い出すが、実はある意味ではもっと悲しい殉教の歴史が京都に残っている。

それは江戸時代に入り、2代将軍秀忠の時代・1619年に今の河原町正面の鴨川河原で52人のキリシタンが火あぶりの刑に処せられた事件だ。

とりわけ何が悲しい事かというと、その処刑された中の橋本テクラという女性と5人の子供の処刑の有り様だ。

十字架に張りつけられたテクラと子供たち・・・下からの炎の熱さに泣きじゃくる子供たちにテクラは「もうすぐ天国につける。イエス様とマリア様にお祈りしましょう」と励まし続け、共に殉教したという。

今、その地に「元和キリシタン殉教の地」碑が建立されているが、目をとめる人はほとんどいない。

処刑された鴨川の河原は、今、桜のつぼみが膨らみかけていた。

 

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シーシェパード代表の「津波」暴言

2011-03-20 21:41:34 | 日記

 

物事の考え方や主義主張は色々あってしかるべきだが、例の反捕鯨活動を行う団体「シーシェパード」の代表であるポール・ワトソンが公表した話には愕然とさせられる。

東日本大震災は鯨を捕獲し続ける日本に対して海の神・ネプチューンが怒ったのだという。つまり「天罰だ」ということか。

実は、「シーシェパードのメンバーが震災の時、イルカの調査で岩手県におり、被災したが、同じく被災した日本人に助けられ、そのメンバーは感謝しているという。当たり前の話だが、この代表の言葉は恩を仇で返すとんでもない発言だ。

怒りというよりも、ある考えに凝り固まったら、こんな発想がでてくるのかと情けなくなる。

 

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震災で買占め

2011-03-20 20:26:25 | 日記

映画を観に行った帰りに、コーヒーが飲みたくなってお店へ。お店は昼過ぎで若い人たちでいっぱいだ。

飲む場所はいつも店の片隅の窓際に座る。で、外を通る人を眺めながら飲んでいると・・・・

後ろのボックス席に若い女性二人客がやってきた。聞くともなく会話が耳に入ってくる。一人の女性は学生で千葉辺りで下宿をしている女性のようだ。実家は大阪のようで、いわゆる震災で実家に戻って来ているということか。

もう一人の女性は京都にいる友達のようで、久しぶりに会ったのかもしれない。

震災の話題になって、関東の余震の話からスーパーやコンビニでの買占め・商品の枯渇状態の話やらこの10日間の大変な混乱を立て続けに話している。よほど厳しい環境だったのだろう。

で、「関西の人ののんびりさにはあきれる。同じ日本とは思えない。信じられない」と、のんびりの関西人を批判し出した。向こうでは日常品を買うのに四苦八苦しているのに、こちらでは何や・・・てなことか。

しかし、岩手、宮城、福島以外の都県は確かに余震は続いていると思うが、物資も潤沢にあると思うし、物が枯渇していているのは過剰反応による個人的な買占めの影響だろうと思うのだが・・・・

しかし、ひょっとしたら過剰反応をあおって特需を目論んでいる輩がいるのかもしれない。

また、世界の各国から驚嘆の目でとらえられていた日本人の道徳心が、「自分だけは」の買占めに走っているとは残念だ。

関西人を批判する女性の話を聞いていて、コーヒーがおいしくなくなってきてしまった。

 

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福島原発事故に思う

2011-03-20 16:37:09 | 日記

 

「経験に勝るものなし」という言葉があるが、福島原発事故の顛末を見ていると、この言葉の真実がまさに浮かび上がってくる。

災害大国日本では地震や洪水などは毎年のように繰り返され、繰り返されるごとに品質管理などで使われているPDCAサイクルがまがりなりにも機能して、「反省」が地域防災計画などに反映され、予算化もされてきている。

しかし、今回の福島原発事故は半自然・半人為災害と思われるが、我が国でこれほどの原発施設の大規模災害は今まで経験しておらず、その対応のぎこちなさが際立っている。

実は、僕はもう10年以上前に発生した東海村のJCO臨界事故のあと、ある防災関係の作業部会のメンバーとして、防災機関の教育訓練や初度の対応行動などの案を協議したことがあった。

その時にはすでに、原発災害の活動拠点としてのオフサイトセンター構想が出来ていて、基本的にはそのセンターで事前の教育訓練や発災時の情報集約・活動方針の策定が決められていた。

が、今回の災害ではこのオフサイトセンターがどういう機能を果たしたのか、一向に見えてこない。正直、機能していないのだろう。

国も県も東京電力も・・・・バラバラで情報を整理し、独自の情報公開をしている。10年前の教訓は活かされなかったということか。

地震や津波などの自然災害にはこれからの対策が、まさにPDCAで、より安心安全の対策が講じられていくのだろうが・・・原発事故はもう二度と繰り返してはならない。

今回の事故のこれ以上の被害拡大に努めるとともに、同時並行で他の原発施設に対する防災対策を早急に練り直してもらいたい。

 

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映画「トゥル―グリット」

2011-03-20 15:27:53 | 映画日記

 

映画「トゥル―グリット」を見てきた。1961年にジョン・ウエインがアカデミー賞主演男優賞を受けた「勇気ある追跡」のリメイク版だということだが、ジョン・ウエインの映画を見ていない。

ストーリーとしては単純で、父親を殺された娘が怪しげな男たちの応援を受けながら仇討をするというものだが・・・映画の評にも紹介されていたが、西部劇は大きく英雄物(おそらくジョン・ウエイン主演の映画はこの類なんだろう)か、残酷物かの二通りだが、この映画は新しい西部劇の分野を開拓したように思う。

ネイティブアメリカンに対する差別行動や、治安維持の怪しさなど、当時の有様をほぼ等身大で描き出しているように感じた。確かに若い女性が一人で仇討を決心し、飲んだくれの保安官と真っ正直なテキサスレンジャーと行動を共にして、志を果たして行くのはハテナの部分もあるが、それを帳消しにするほどのリアリティがある。

奇妙な三人の仇討旅が続く。正邪善悪の入り乱れた世界の中、最後に少女の前で大人二人が「真実の勇気」を見せる・・・・・

飲んだくれ保安官役のジェフ・ブリッジスはジョン・ウエインでは演じきれない(当時は演じることがあり得なかったと言うべきか)「汚れ」と「誠実さ」を見事に演じているし、テキサスレンジャー役のマット・ディモンもプライドが邪魔をしながらも保安官の姿勢に共感する役を見事に演じている。少女役のヘイリー・スタインフェルドも二人の大スターに負けずに素晴らしい演技を見せていた。

単純な復讐劇なのに、エンディングで事件から25年経過した後の左腕を失った女性が歩いてフェードアウトしていくシーンで目頭が熱くなったのは何故だろう。

ノ―カントリーを作ったコ―エン兄弟の作品だ。

勝手評価 ☆☆☆☆☆   僕の中では5つ星です。

 

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スーパーフルムーン

2011-03-20 14:58:34 | 日記

妻「昨日のスーパーフルムーンは素晴らしかったよ」・僕「何や。そのスーパーなんとかというやつは」・妻「あなた、知らないの。19年ぶりの大きな満月じゃないの」・僕「え?満月の大きさって毎回変わるんかいな」

で、妻からスーパーフルムーンの話を聞いた。月の周回軌道が楕円で今が19年ぶりに地球に一番近い軌道上にいるようだ。

で、妻がイギリスやアメリカの友人と電話でスーパーフルムーンの話をしている。そうか・・・当たり前の話だけれど、日本が満月の時はどこの国も満月なんや。変に納得する。

このスーパーフルムーンの日は、お願い事などをするのに一番適している日のようだ。

昨日はお願いどころか、バンドの連中と練習のあと、飲みに行ってまともに空を眺めずに帰って来てしまっている。

今日の夜は一日遅れだけれど、何かお願いをしてみよう。だけど雨が降ってきた。

妻曰く「19年周期やから、もう次のスーパーフルムーンは見られないかもしれないよ(笑)」・・・・ナルホド

写真は昨日、妻が撮ったスーパーフルムーンだ。

 

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ぶらっと日向大神宮

2011-03-20 13:49:27 | 京都ウロウロ

 

今日は東山と山科の境界に位置する日向大神宮へウオーキングで行った。あまりメジャーな神社ではないけれど神宮の中にかの有名?な「天の岩戸」がある。

場所は南禅寺の裏山(というか、日向神宮の裏山に南禅寺があるとも言えるけれど)の大日山の麓にある。三条通の蹴上近くに鳥居がある。蹴上の地名の由来は前にも紹介したけれど、義経が東北へ逃げる時に、このあたりの休憩場所で休もうとしたら、先に地元の人が座っていた。それが腹立たしいというので、その人を蹴り上げたということから名がついた。

義経も鞍馬山での修行とか弁慶との話とかいい話ばかりが出ているけれど、結構短気な暴れん坊みたいだ。そんな事を思い出しながら鳥居をくぐって坂道の参道へ。入るなり満開の白梅の出迎えを受けた。素晴らしい咲きっぷりだ。心晴れやかな気分になって、さらに登り坂の参道を奥へ。いよいよ本宮前に着いた。傍で椿の花が最後の輝きを見せていた。

季節は椿から今、梅に、そしてまもなく桜がこの参道を賑やかせてくれるのだろう。それにしても東日本大震災で被災された方々の「桜咲く」はいつやってくるのだろう。

本宮への最後の階段を登って外宮に。横に「縁結びの神」が・・・もう「縁」もいらんなあ・・・と思いながら、次に「安産の神」が・・・ますます関係ないなあ・・・とさっさと通りすぎて内宮に。しじゅうご縁がありますようにと、45円を賽銭箱に入れて、「家内安全・皆の健康・大震災の方々の早期復興」をお願い。45円では全ては無理かもと思う。

内宮の脇道から、いよいよ「天の岩戸」へ。

謂れは聞きかじりだが、スサノオの暴挙に立腹した天照大神が天の岩戸に閉じこもり世界は暗黒になってしまった。そこで天照大神を岩戸から出すために、八百万の神が集まり協議した。その結果、色々な秘策を弄して天照大神を岩戸から出して、世界に明るさが戻ったという話だが・・・

八百万の神が会議を持った場所は宮崎県の高千穂にあり、、天の岩戸もそもそも天上の世界の話で地上にあるはずがないのだが・・・・

ここには確かに存在する。いかにも機械掘りのような四角い坑道のような穴があった。

岩戸をくぐって裏へ。裏に出ると南禅寺方向へのハイキング道が待ち受けていた。

 

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震災の疎開

2011-03-19 22:34:11 | 日記

 

今日は久しぶりにバンドの練習日だった。12月に練習納めをしてから実に3月ぶりの練習だ。

まずは集まってから、東日本大震災の話題から入った。さいわいバンドのメンバーでは最も東に居住する者でも名古屋だから、今回の地震・津波の被害には会っていない。ただ、親戚などで被災した人がいるようで、京都や大阪に疎開されてきているようだ。

阪神淡路大震災の時は、疎開をしたという人もいたが、それはごくレアで個人的に疎開されていたように記憶しているが、今回の大震災では疎開されている人が多く、行政も受け入れを積極的にしている。

それだけ今回の災害の被害が大きく、被災者が沢山おられるからかもしれないが、むしろ災害時における行政の意識が変わって来ているのではと思う。

災害は辛い経験だが、その都度人間が学習していく。その学習の枠を超える事象も発生するのだが、少なくとも行政主導の「疎開」は学習の成果だろう。

戦争中には国主導で「疎開」が進められたが、今その疎開が都道府県主導で進められている。

 

ところで、バンドのメンバー曰く「うちの家に妻の妹が疎開してきたんや。俺がいると鬱陶しいのか、出来るだけ遅く帰って来てくれと言われた。何処か俺の疎開先はないやろうか」

 

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震災で友人との触れ合い実現

2011-03-18 19:26:06 | 日記

 

娘は今、アメリカに住んでいるが、昨年までは盛岡に住んでいた。で、娘も自分の友人にはアメリカ行きを連絡しているが、僕の友人にはアメリカ行きを連絡していない。したがって、僕の友人には娘がまだ盛岡に住んでいると思っている人が多く、娘に地震のお見舞いの電話をかけてくれているようだ。

もちろん、不在だからかからない。するとますます心配になって僕のところへ連絡が入る。「○○ちゃん。どうしたの。何かあったの」と・・・

昨日は50年近く前からの友人から連絡がはいった。彼女は結婚してカナダにいるのだが心配で国際電話をしてきた。なかなか会うことも話すことも機会がないので娘のことはさておいて懐かしく話し込んだ。

今はもう閉店になっているが、彼女の家は河原町通りで喫茶店を営まれていて、高校時代は店の隅に入り浸りで長居させてもらった。お父さんが「○○君、コーヒーのおかわりあげよう」とコーヒーのおかわりを何度もいただいた。高校時代の試験勉強はほとんどそこですませた。

そのかわりと言ったら何だが、彼女の大学卒業論文は、うな重の上盛り1杯で僕が書きあげた。もちろん、立派に?卒業した。懐かしいセピア色の思い出だ。

今日は娘が小学校の時以来、家族同士でつき合いをしていた女性から連絡が入った。10年ほど前に離婚されてからあまり連絡をとっていなかったが、今は再婚されて元気にされているようだ。彼女とも娘のことは二の次で、お互いの近況報告で長時間話し込んだ。

震災が縁?で疎遠になっていた友人との触れ合いが実現し懐かしい思い出が蘇ってきた。何か複雑な気持ちになる。

 

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人の優しさと逞しさ

2011-03-17 20:05:01 | 日記

前の職場の友人が東日本大震災の被災地での救助救急活動から帰ってきた。

友は多くを語らないが、今までに経験をしたことのない事象だったという。彼は阪神大震災をはじめ、今までに色々な大災害に赴き活動してきたその道のスペシャリストだ。その彼がそういう表現をするということは、いかに今回の災害が言語を絶する事象であったかという事だろう。

ブログにも紹介できないような惨状を目の当たりにしながら活動をしたという。

そんな彼らが現地を離れる時、この未曾有の災害に出くわし、肉親を亡くし何もかもをなくした避難所の人たちからお礼の言葉をいただいたという。

人命を救えなかった悔しさも加わり、この言葉に涙が止まらなかったという。

そして、被災された人たちを見て、人が根底に持っている優しさと逞しさを感じたという。

 

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子供から幸せをもらう

2011-03-17 19:21:37 | 日記

今日、仕事で桂離宮の傍まで出かけた。帰りに新婚の時に住んでいた上桂の家の前を通った。懐かしい街並みの中に、建て替えられているが家があった。玄関の門扉は前のままを使われていて、その隅に大中小の石ころが土に埋まっているのが見えた。

ふと、この家に住んでいた頃の事が走馬灯のように蘇ってきた。この家に来て娘が生まれた。その時、近くの溝川で大中小の石ころを拾って来て、門扉の傍に並べて置いた。大・小・中の順に。この家には親子3人が暮らしていますよというようなイメージで・・・

もう40年近く前の事だが、思い出は昨日の事のように次から次へと湧いて出てきた。毎日、娘に会いたくて仕事が終われば一目散に帰ってきていた。休みの日はずっと娘と一緒にいた。おむつを替えたり、お風呂も僕が入れていた。

無けなしの小遣いから1週間ごとに小さなぬいぐるみを娘に買っていた。そのうち、ベビーベッドがぬいぐるみでいっぱいになっていた。

最近、「幸せ」について考える事が多いが、あの頃は間違いなく幸せだった。お金もなく食べるだけで精一杯だったけれど・・・子供から沢山の幸せをもらった。

今、その娘が孫から幸せをもらっている。時々、アメリカにいる娘から幸せそうな家族の写真や動画が送られてくる・・・・・

 

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オオカミ少年

2011-03-16 20:22:44 | 日記

 

昨日、テレビで津波伝承者のおばあさんが紹介されていた。子供のころに出会った津波の恐ろしさと、その津波でなくなった父がいつもいっていたという「自分のことは自分で守る」を今も心にとどめておられるという。

今回の津波被害の市町村は多くが津波対策をハード・ソフト両面からしっかりとたてられていた。防波堤も整備され、津波訓練も毎年実施されていた。

なのに、これほどの被害が出てしまった。想定をはるかに上回る津波が根本的な要因だろうけれど、もうひとつありそうな気がする。

それは「オオカミ少年」の例えだ。気象庁の各種気象情報の神経質なほどのオーバー情報は際限がない。確かに万が一の状況を考えればオーバー気味になるのは仕方ないが、それが頻繁になると、住民は緊張感を保てなくなる。

国民も国民でやはり自分の事は自分で守る姿勢を持たないと。何かあれば役所を批判するという姿勢を改めないと、役所のオーバーアクションを止められなくなる。それを誘導するマスコミも共犯のように思う。

10年ほど前に有珠山噴火災害で現地に行った。しばらくして現地の何人もの方から「もう噴火しないから、早く家に戻らせてくれ」と懇願された。しかし、火山予知会で安全宣言がない限り、立ち入りは許されない。開放までどの位を要したのか。現地の方がいうとおり、一切、再噴火はなかった。彼らは3度の噴火を体験しており、その経験から言われていたのだが。

そのあと、三宅島でも噴火があって、いつ再度噴火があるかわからないので、島へ戻るのが制限されていたが、その制限を解除したのは石原都知事だったと思う。火山予知会の意見を無視しての決断だった。しかし、それ以降、三宅島は噴火していない。

三陸海岸沿いは今までに何度も津波注意報・警報、大津波警報などが発令されていたと思う。しかし、いつも気象庁の発表内容のような津波は来なかった。そして、今回も「また、そうかも」があったのでは・・・

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