京大入試投稿事件の受験生が股の間に携帯をはさんで操作していたという。
そのテクニックの凄さや試験会場の監督体制の問題や、その背景にあるあまり社会に役立たない高度?な試験内容の問題やら、改めて浮き出されてくる。
こういう試験制度のひずみの問題は世界的には日本とお隣の韓国に中国位のもので、物凄くレアな問題だとまずもって理解しなければ。
もっというと、こんな試験制度が教育にかける親の金銭的負担を強いり、今の経済不況に拍車をかけており、さらには少子化の原因にもなっていることを理解しなければいけない。
まあ、そのことはともかくも、近視眼的には京大が警察に捜査を依頼したことに違和感を感じてしまう。大学の試験はまさに大学の自治問題で、警察に協力依頼はしても、犯人探しを警察に任せるというのは、およそ教育機関とは思えない。
日本を代表する教育機関なれば、この受験生を教育的指導で誘導してあげなければ・・・・
もっと卑近な例で問題提起すると、今、飲酒運転はお酒を飲ませた人や見過ごした人も罪になる。であれば、股の間で操作している携帯を発見できなかった体制も問われるべきだろう。
かりに股に挟んでいるのを事前に見つけて退室させていたら、こんな問題は起こらなかったわけだから・・・・脆弱な監督体制が犯罪者を創ったと言われても仕方ない。