昨日、今日と寒い日がやってきた。先日までコートもいらない位に春めいてきたと思ったら、また冬に逆戻りのような天気になってきた。まさに「三寒四温」の時期かと表現しようと思ったら・・・・
「三寒四温」はもともと、中国とか朝鮮半島で使われていた言葉で、真冬の時期にシベリア高気圧が近づいてきたり、遠のいたりする時を表現する言葉のようだ。で、厳密には日本では冬場に「三寒四温」に見合う気候はないし、冬に巷で「寒くなったり、暖かくなったり「三寒四温」ですなあ」てな事を言う人もいない。
たしかに俳句の世界では三寒四温は冬の季語になっているようだ。ところがあいさつ文で使う季語では春になっている。
うーん。さすがに「融合の文化」を創りあげた日本だけの事はあるね。どっちでもいいようになっている。
まあ、語源はともかく、今は常識的に冬から春にかけての、この時期の寒くなったり、暖かくなったりするサマを表現している言葉になっているから、間違いではないだろう。
(そうはいっても、大学入試なんかでは間違いになるんだろうね。)
ところで、明日は「三寒」の3日目の「寒」か、四温の1日目の「温」か・・・・