暖かい陽射しに誘われて、今日は京都の南、八幡市にある石清水八幡宮に行ってきた。八幡市までは懐かしい京阪に乗って。乗るとおっさん連中が夢中になって新聞を読み込んでいる。見ると、競馬新聞かスポーツ新聞だ。今日は土曜日で中央競馬の開催日だ。淀に着くと乗客が半分以下に減った。京阪も随分儲けているねえ。
席が空いてゆっくりする間もなく、次の駅が八幡市だ。電車から降りると前に「男山ケーブル」が待っている。山頂にある本殿までのハイキングコースもあって、1時間弱くらいで登れるようだが、時間がないのでケーブルカーに乗った。孫二人を連れた老夫婦がひと組だけ。孫を預けて若夫婦はどこかへ遊びにでも行っているのだろう。山頂駅まで3分ほど。そこからまた5分ばかり歩くと本殿に着く。静かな山の中から突然開けた本殿が神々しい雰囲気をもたせる。
縁結びの神、縁切りの神、知恵の神など色々と代表的な売り?が神社にはあるのだろうが、「縁」も必要ないし、「チエ」ももう使う事もないし、いつもの金運をお頼みして下山しょうとしたら、「エジソン記念碑」なるものがあった。エジソンがフィラメントに一番適している材質として竹素材を見つけて、世界中の竹から一番フィラメントとして長持ちする竹をさがしていたら、日本で時の伊藤博文や当時の京都府知事などから、ここ八幡宮の竹を勧められ使用した。凄く長時間灯し続けられ、以後ここの竹を使用したという。
日本の竹を使ったまでは知っていたが、ここ八幡宮の竹とは知らなかった。今でも子孫の竹が鬱蒼としている。
京都の鬼門(北東)にある比叡山延暦寺に対峙して、ここ八幡宮は京都の裏鬼門(南西)を守護する社で、空海の弟子である行教が清和天皇の命により860年に創建したという。以後、天皇・上皇・法皇などの行幸啓が多くあったという。
本殿の神々しい雰囲気はそんなところから出てきているのかもしれない。
それにしても、ケーブルカーで往復6分でお参りするようではねえ・・・・・
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