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{夏越の 祓い}~水無月祓~千歳の生命延といふなり

2011年07月01日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-

{水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命 延~}
(陰 暦 六月晦日)

古歌 {水無月の夏越の祓する人は 千歳の命 延と
いうなり~}を朗詠し乍「茅の輪」を潜ると
夏の疫病や災厄から免れ~この一年を 災難 無く
過ごさせて頂く戴く~ 御祓「夏越しの大祓」は
奈良朝に宮中で始まり 例年全国各地の
神社・仏閣でも営まれていますね!


{水無月の 夏越の祓する人は 千歳の生命
延といふなり~(【公事根源】一条兼良


東大寺では{盧舎那仏}の前に茅草で作った
直径約2mの{茅の輪}が設けられ~除疫病を
祈る{夏越しの祓い}に由来する法要~{東大寺
解除会}が月遅れの7月下旬に行われていますが
殆どの神社・仏閣では 陰暦六月晦日に
「夏越の大祓」
が行われています



京都の多くの神社でも 六月晦日に{夏越神事}が
行われ~京の夏の風物詩とされていますが~
{天神さんの日}夏本番の前~{大茅の輪くぐり}の神事が
菅原道真の{御誕辰祭}6.25日に{夏越の神事}
行われていますね!

酷暑を無事に越すことを願い~{夏越天神}~夏本番を
前に茅の輪をくぐり~{茅の輪}が{智の輪}」にも
通じると
言われていますね!


小生 例年元朝詣の 春日社の{夏越 大祓式}
午後3時 二の鳥居の近くにある祓戸神社で行われ
春日参道には直径約2㍍の立派な{茅の輪}が設けられ
神官に続いて参列者が次々とくぐり皆さんが無事の
{夏越}を祈っておられました
身についた罪や穢れを祓い去り~無事に夏を乗り
切れる様にと祈願する神事
とされています

春日大社では3.16日から~大祓詞{祝詞}
1萬回になるまで唱える{万度祓}を毎日続け
先日(6.29-30)は花山院弘匡宮司が{采女祭り}
縁が深い福島県郡山市を訪ね~{復興祈願祭}
国家鎮護・災厄よけの祝詞を唱えて
おられましたね!

往馬大社~{夏越の大祓}
氏神様(小生の)とも言える往馬大社の
{夏越の大祓}~拝殿で神事.この半年間に
知らず知らずに犯した罪や穢れを~渡された
人形にうつしておられます

{天つ菅麻を本刈り断ち 末刈り切りて
瀬織津比売が大海原に持ち出でなむ・{祝詞

祓戸社でお祓いと祝詞奏上~晒を張り切り裂く



往馬大社の{茅の輪くぐり}は 高座の横で行われ
宮司を先頭に《水無月の 夏越の祓する人は
千年の命 延というなり~》茅の輪をくぐり乍
暑い夏を無事に乗り越えられる様と参拝の
皆さんが祈願されています

布留 石上神宮 {神剣渡御祭(でんでん祭)}
小生の故郷 布留 石上神宮では{神剣渡御祭}が
例年~神剣が境内の神田神社へ渡る{でんでん祭}
例祭の後に{御田祭り}~お田植神事が行われ
夕刻には布留 本社にて{夏越の祓}が行われます



神剣を先頭に~古歌を朗詠し乍{茅の輪くぐり}が
参列者が一列になって行われ~{茅の輪}{御田祭り}の
{早苗}は参列者が少しずつ持ち帰り~暑い夏の無事
御祓いで災難無く過ごせるように祈願
されています


柿本人麻呂 歌塚・和邇下神社~{夏越の大祓}
当時の官道~{上ツ道}と龍田から伊賀へと延びる
治道 横田道~要衝に鎮座する~和邇下神社

和邇下神社の{祇園まつり} 当日に境内では
{茅の輪くぐり}が催され~また 櫟本小学校の
校庭では{円筒埴輪の燈火会}が 同時開催
学校の屋上から{燈火会}を観賞~打ち上げ
花火も有り~多くの露店が出る~祇園まつりで
賑わう参道に 家族と伴に加わり 楽しい
ひと時を過ごしました(2011 7.13)



大和 大神神社では{大祓みわの茅の輪神事}
拝殿前の斎庭には三つの茅の輪で作られた
{みわの 茅の輪}が設置され~{大祓みわの
茅の輪神事}が祈祷殿前斎庭にて祭典が
行われていますね!
{三つの輪}一般の参列された方々もこの輪を
くぐり~{夏越}を祈っておられます


遣唐使が旅立つ前には参拝していたと言われる
大和神社{夏越の大祓式・茅の輪くぐり}


大和 天川村の天河大辨財天社で{大祓式}

橿原神宮では神楽祈祷{夏越祈祷神楽}{大祓}
大祓式以降の穢れを祓い清める神事
この後半年間の無病息災を願う祈祷が等が
行なわれていますね!



《夏越の祓》迎える{稲穂が実って来る月}{穂含月}

思ふ事 皆つきぬとて 麻の葉を 切りに切りて
祓えつるかな (和泉 式部)


炎天を 槍のごとくに 涼気すぐ  飯田 蛇笏

連日の様な{熱い夏}~蛇笏師の名句の如く
「槍のごとくに涼気すぐ」--皆さんも爽快に
{夏越の祓}を迎えられた
事かと思います

母の分の 一つくぐる 茅の輪かな  (一 茶)



水無月の 夏越の祓する人は 千歳の生命延といふなり--
(【公事根源】一条兼良 有職故実書著(室町中期)

左大辨葛城王等賜姓橘氏之時御製歌一首
橘者 實左倍花左倍 其葉左倍
   枝尓霜雖降 益常葉之樹
   萬葉巻6-1009番 聖武天皇

橘は 実さへ花さへ その葉さへ
枝に霜降れど いや常葉の木




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