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One For All~All For One! 倭は 国の まほろば たたなずく 青垣 山隠れる 倭し美し!

[山焼きを見ないと 新春が来ない!「奈良礼讃.大花火.開幕」~「冬の星空」「尺玉」「煌めき」]~春日野.大野焼く~《若草山.幻想的な 南都の炎の祭典》

2018年01月27日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
{日本列島.関東地方に大雪を齎す南岸低気圧通過!
平成で1番の最強寒波が襲来し東京で20cm超の積雪
北日本.北陸では降雪が続きますが太平洋側では
厳しい寒さは幾分和らぎ~3年振の{皆既月食}
雲に邪魔されないか心配な昨今ですね!



春日野は 今日はな焼きそ 若草の
      つまもこもれり 我もこもれり
         {古今和歌集 巻 壱}
{ 山焼きを見ないと 新春が来ない!}



明治33年から続く伝統行事・古都の炎の祭典!
古都の夜空を彩る伝統行事「若草山焼き」
今年は1月27日{土曜日}に行われました
小生.春日野を闊歩していた奈良商業時代には
[若草山焼き]は~例年1月15日{成人の日}と
決まっていました!



[若草山焼き] は春日大社.東大寺.興福寺の神仏が
習合し.先人の鎮魂と慰霊.~奈良全体の防災と
世界の人々の平安を祈り~600発もの打ち上げ花火
一斉に火がつけられ燃え盛る炎は冬の澄んだ夜空を
赤く染め山を覆う炎が壮観な伝統行事{若草山焼き}



金峯山寺の 山伏による 法螺衆に先導され



{雅楽道楽}{僧兵}{奈良奉行所役人}{法螺衆}



{興福寺}{東大寺}{春日大社}~役人等に全国各地から
来られた 観光客の目を引き惹き付けていましたね!



松明行列が篝火に点火~春日大社が山焼きの
無事を祈願する祭礼~東大寺興福寺の読経中に
篝火から大松明へ点火---



大松明から山麓の大篝火へ点火.明治33年から続く伝統行事ですね



{若草山の山焼き}のメインイベントである{花火}
{山焼き}に先駆け 様々なイベントが開催されます



{春日の大どんど}  13:00~18:00[(飛火野)
飛火野に火炉設置.正月に春日社に持ち込まれた
古いお札やお守り.注連縄飾りなどを焚き若草山焼きの
種火となっています!
{御神火奉戴祭} 16:45
{聖火行列}出発   17:05
金峯山寺.山伏による法螺衆先導.奈良奉行所の
役人等による厳粛な時代行列が行われます
{水谷神社松明}点火17:15
{野上神社祭典}   17:45
{大花火打ち上げ}  18:15



{尺玉} 花火が打ち上げられ~新春の南都
{炎の祭典}が 繰り広げられ夜空を彩ります
山焼き一斉点火 18:30




[大花火打ち上げ] 「奈良礼讃 大花火 開幕」
「冬の星空」「尺玉」「煌めき」~鮮やかに古都.奈良
山焼きを演出していますね!



{若草山の山焼き}の神事等と 並行して
若草山.山麓に設けられた特設ステージでは
若草山から鹿せんべいを爽快に飛ばす
鹿せんべい飛ばし大会(12.00~14.30)



三社寺(春日大社.興福寺.東大寺)に所縁ある温食!
{若草山焼き奉納太鼓}[連風]和太鼓と津軽三味線
ユニット[箏]~伊藤麻衣子さんが出演されます
{奉納太鼓}は歓喜に満ちた早春.若草山焼き祝い
和太鼓を中心に和楽器.祝い太鼓が演奏されます



「きれいに燃えれば 景気も 良くなる!」
「山焼きを見ると一年が始まったという気持ちになる」
地元の人々の中に こんな声も聞かれましたが
奈良全体の防災.世界の人々との平安を祈願!

多くの観光客が 山肌に広がっていく幻想的な
古都の早春の伝統行事~{若草山焼き}
「山焼きを見ないと 新春が来ない!」

東から あれあれ 春が くるわいな (正岡子規)



古都.奈良の冬の風物詩・明治33年からの伝統行事
《若草山 山焼き》の 起 源 は?

{東大寺}と{興福寺}の領地争い?
若草山頂~{史跡:鶯塚古墳}前方後円墳
霊魂を鎮める 杣人の祭礼
若草山の幽霊を慰霊?
江戸時代に火を放ったのが始まり?
若草山を年内~翌年の1月頃までに焼かなければ
翌年に何か不祥事件が起こると考えられていた!
等々.種々な説がある様ですが--原始的な野焼きの
遺風~つまり 若草山の 芽生えを良くする為とも
数々 雑多に~語り伝えられていますね!



いずれにしても古都の夜空を彩る若草山焼きは
明治33年から伝統行事として定着しています
皆さん方も萬葉のロマンを感じ乍らこの様な
{若草山山焼き}起源の一考も如何でしょうか!

先人の鎮魂・慰霊~大和路からglobal standard
世界の人々へ悠久.平安を祈る伝統行事ですね!



春日野は 今日はな焼きそ 若草の
つまもこもれり 我もこもれり
題しらず 読人知らず{古今和歌集 巻壱}

{山焼きを見ないと 新春が来ない!}

東から あれあれ 春が くるわいな (正岡子規)






{五陵年少金市東 銀鞍白馬度春風~}「少年行」(李白)~[唐代胡人俑―シルクロードを駆けた夢]

2018年01月10日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
<[申酉(2017) 騒ぐ]⇒平成30年~(戌) 笑う {2018}



東京株式市場.大発会.海外株上昇を受け買い優勢で
日経平均株価.昨年末終値比308円高2万3073円で
始まり大発会~1992年1月以来26年振りの高値水準!



(戌) 高笑い!~更らなる浮揚.3万円も可能との見方も
ありデフレ脱却で3万円も狙う株価.強気論も出て
来ましたが如何なものでしょうか!



{五陵年少金市東 銀鞍白馬度春風~}「少年行」(李白)



[陸と海のシルクロード[一帯一路]構想で巨大な経済
ベルト.西へ向かう(人)(物)(金)の流れ.鉄道.高速道路で
結ばれ劇的な変化が起きカザフスタン国境には
世界最大級の貿易特区が出現.中央アジアやヨーロッパ
進出![一帯一路]による千載一遇のチャンスにかける
人々の野望を追う~{NHK (BS1スペシャル)
[西へ“一帯一路”の奔流 カザフスタン&ヨーロッパ]



[陸と海のシルクロード]~ユーラシア大陸に巨大な
経済圏を作る構想[一帯一路]~放映されたNHKの
(BS1スペシャル)を見て飛び込んだのが.中国甘粛省
慶城県博物館が所蔵する.日本初公開の作品[約60点]
展示され話題になっている中之島.東洋陶磁美術館



大寒の公園隅の金縷梅咲く(松崎鉄之介)[濱]



「唐代胡人俑―シルクロードを駆けた夢」



[笑入胡姫酒肆中]~笑って入る胡姫の酒肆の中
[銀鞍白馬度春風]~銀鞍 白馬 春風を度る~



寒風の大阪 中之島公園で(七言絶句)[少年行](李白)を
吟じ乍ら暖房完備の(東洋陶磁美術館)へ駆け込みました



[飛鳥~平安前期に中国大陸で栄えた唐(618-907)



長安[現.西安]は 世界各国から人々や文物が集まり
日本からは遣唐使がシルクロードを通じて様々な
西方文化を肌で吸収していた頃と言えますね!



{唐時代のシルクロード文化を象徴する(胡人俑)
エキゾチックな風貌の胡人[ソグド人等異民族]
鮮やかな彩色.極めて写実的な造形の陶俑
(副葬用.陶製人形)~胡人の姿が闊達に表現され
唐代胡人俑を代表するものとされていますね!



「中国陶俑の世界」  2018年1月21日(日)
「唐代胡人俑の魅力」 2018年2月12日(月.祝)
主任学芸員.小林仁さん[講座]も開催されています



[斬新な魅力に満ちた唐代胡人俑の最高傑作を通じ
シルクロードを駆け巡った(胡人たち)の 息吹を
感じていただければ幸いです]( 東洋陶磁美術館 館長)



{いまを表現する人間像展}特集展{中国陶俑の魅力}

国立国際美術館と共催.現代の人物彫刻約10点展示
東洋陶磁美術館所蔵品から(俑)を選んで展示され
[唐代胡人俑―シルクロードを駆けた夢]~特別展の
胡人俑と漢民族の俑の違いに注目されますね!



[平常展]では 安宅コレクション中国陶磁.韓国陶磁
李秉昌コレクション韓国陶磁.日本陶磁が展示され
連携された企画を同時に開催されています
新春の大阪中之島.(東洋陶磁美術館)を訪ねるのも
楽しみの一つですね!



寒の入 朝日も道も まつすぐに (岡本眸)
寒に入る 沙羅に隣れる 黐の木も (飯田龍太)
寒入りし 琥珀の空に 未来あり (阿波野青畝)



五陵年少金市東 銀鞍白馬度春風
落花踏盡遊何處 笑入胡姫酒肆中



五陵の年少金市の東 銀鞍白馬春風を度る
落花踏み盡くして何れの處にか遊ぶ
笑って入る胡姫の酒肆の中 [少年行](李白)


{大和の國は 神からか ありがほし.あきつしま大和~琴歌譜.正月元日慶歌『寿與亀鶴永』~{戊戌 元朝詣}

2018年01月01日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
[雪の山形.熊野大社.岐阜の白川郷.明善寺から始まった
NHK{ゆく年くる年}神奈川県の川崎大師を中継に
京都.八坂神社.極寒の北海道.沼田神社と全国各地を
中継されました!



昨年は弐拾年に1度の国宝.本殿修理{式年造替}(正遷宮)
艶やかに美しく修復された本殿に神様が御還りになった
《春 日 大 社》藤原頼通公の寄進した 最古の{釣り燈籠}
(1038)《瑠璃燈籠》の灯が 厳かに 凛凛と([瑠璃色]に
輝いていましたね!



{新しき 年の初めに 思ふどち
  い群れて居れば 嬉しくもあるか}
       (道祖王) 《萬葉 巻19》
{丑年正月 於治部少輔石上朝臣宅嗣家宴歌三首}
新年始尓思共 伊牟礼乎礼婆 宇礼之久母安流可



{そらみつ 大和の國は 神からか ありがほし
 國からか住みがほしき ありがほしき国は
あきつしま大和}({琴歌譜 正月元日慶歌}



我が家の 『恭頌新禧』~{元朝 詣}は
 {春日大社.布留社.生駒聖天.往馬大社}(詣)です



[式年造替]~20年に一度 御本殿以下の諸社殿
連綿と建て替えられてきた {春日大社}
{年越大祓式}この一年間の穢れを祓い去り 新年を
清らかな心身で迎える 春日社.神事 ~{初太鼓}
{歳旦祭}一番太鼓で {春日大社}の {元朝詣}が
始まりました



{二拝 二拍手 一拝}武甕槌命が白鹿に
遣って来られたとされる《春日大社》



{平城京の守護}の為に創建された御社とされており
和銅3年(710)藤原不比等が 平城遷都の際
藤原氏の氏神を祀ったのが起こり {神護景雲2年}
今の地に社殿を造営興福寺と同様 藤原氏が勢力を
伸ばすにつれ社殿の造営が行われ 平安後期には
現在のような規模を整えられました



本殿向って{右}--第一殿 茨城 鹿島神宮から
迎えられた武甕槌命{タケミカヅチのミコト}
第二殿 千葉 香取神宮から迎えられた経津主命
第三殿 天児屋根命{アメノコヤネのミコト}と 
第四殿 比売神)は 枚岡神社から
{春日の地}に 迎えて 祀られています
奈良時代の神護景雲二年(768) 現在地に四所の
神殿が創設されたのが始まりとされています
境内に含まれる主なものは 標高295m御蓋山全域の
山林部と社頭から西方 飛火野.雪消の沢一帯の芝原
(春日.若宮おん祭)の御旅所から一の鳥居に至る
参道の地帯を含む平野部です



また{萬燈籠}で知られる釣燈籠 石燈籠の多くは
庶民の寄進によるもので 庶民信仰の深さを
伺い知ることができますね!
毎年2月節分の日と8月14・15日の中元に
全ての燈籠に火を入れる“萬燈籠”の行事が
行なわれています



春日社---「福の神12社」 

第1番社 若宮神社  正しい智恵をくださる神様
第2番社 三輪神社  子孫繁栄 子供の無事成長-神様
第3番社 兵主神社  延命長寿を守ってくれる神様
第4番社 南宮神社  金運を守ってくれる神様
第5番社 広瀬神社  衣食住を守る神様・御稲荷様
第6番社 葛城神社  心願成就の 神様
第7番社 三十八所社 正しい勇気と力をくださる神様
第8番社 佐良気神社 商売繁盛を守る恵比寿様
第9番社 宗像神社  諸芸発達を守る神様・弁天様
第10番社 紀伊神社  万物の正気 命の根源を守る神様
第11番社 金龍神社  開運財運を守ってくれる神様
第12番社 夫婦大國社 夫婦円満 良縁 福運守護の神様



{山めぐる 大和国原 日の始} 岡本艶女『松 苗』



{石上 布留の神杉 神さびし
     恋をもあれは 更にするかも}
        柿本人麿歌集 (萬葉 巻11 2417)

{布都御魂大神}を主祭神とされる
《石 上 振 神 宮》{石上神宮}



石上布留社は 古代の山辺郡石上郷に属する
布留山の西北麓に鎮座し{布都御魂大神}は
神体である{布都御魂剣に宿る神霊}とされ
布都斯魂大神 宇摩志麻治命 五十瓊敷命
白河天皇 市川臣を 配祀されています



市川臣は 孝昭天皇の皇子.天足彦国押人命の
後裔で 当社社家の祖ですね!



『古事記』・『日本書紀』に既に 石上神宮
石上振神宮との記述があり古代軍事氏族である
物部氏が祭祀し.ヤマト政権の 武器庫としての
役割も果たしてきたと考えられています

社伝によれば{布都御魂剣}は 武甕槌.経津主
二神による葦原中国平定の際に使われた剣で
神武東征で熊野において神武天皇が危機に
陥った時に 天津神から高倉下の手を通して
天皇の元に渡りその後 物部氏によって宮中で
祀られていたが神天皇7年勅命により物部氏の
伊香色雄命が現在地に遷し{石上大神}として
祀ったのが当社の創建とされています



また禁足地は今もなお 布留社と刻まれた
剣先状石瑞垣で囲まれています



{未通女等が 袖布留山の 瑞垣の
   久しき時ゆ 思ひきわれは}
   柿本朝臣人麿 (萬葉 巻4 501)

{歓喜天}が 守護神の 宝山寺.生 駒 聖 天
《大聖歓喜自在天》{都史陀山大聖無動寺}

除日の夜~{生駒聖天} 鐘楼の余韻が
凛として朗々と寓居にも響いて来ました



浅草 本龍院.待乳山聖天と並び {三大聖天}と
称されて歓喜天が守護神の宝山寺.生駒聖天



生駒は大空の中に 龍に乗れる者あり かたち
唐人に似たり 青き油笠を着て 葛城の嶺より
馳せて胆駒山(いこまやま)に隠る~午の時に
いたりて住吉の松の頂の上より 西に向い
馳せ去りぬ~(日本書記)とあります!



{生駒山}は古くから{神霊の宿る山}として崇められ
役小角 {空海}の修行の地との伝承があり
今も山中にお瀧場として霊場が点在しています



真言律宗 正式名{都史陀山大聖無動寺}と言い
延宝六(1678)年 宝山湛海の開山
本尊は 不動明王だが 聖天さんと呼ばれる
大聖歓喜自在天への信仰が強く
この寺の信仰は 般若磐と呼ばれる安山岩の
突起に出来ている洞穴に見る巨石信仰にあり
特に生駒市から南へ行った処から見る岩山
ただならぬものを感じますね!



{戊戌} ~元朝の宝山寺境内~{現世御利益}
{商売繁盛}~祈願に全国各地から多くの
善男善女達も {聖天さん}を訪れ--山門には
師走 十六日に奉納された 無垢な(注連縄)を
凛として潜られた事と思われます



生駒山が御神体の往馬坐伊古麻都比古神社《往 馬 大 社》



御祭神は 伊古麻都比古神 (産土の男神)
伊古麻都比賣神(産土の女神)ほか 五柱で
貞観元年(西暦859年)『延喜式神名帳』には
{往馬坐伊古麻都比古神}として名を連ねる
神社とされていますね!



{生駒曼荼羅図}は県の絵画とされ伝統行事の
(火祭り)は県の無形民俗文化財と指定!
{往馬大社}は古くから(火の神)として尊ばれ
歴代天皇の大嘗祭に用いられる{火きり木}を
献上されています



昭和天皇の大嘗祭や平成2年に執り行われた
平成の 大嘗祭の{斎田點定の儀}にも
{往馬大社}の火きり木が使用されました



{斎串立て 神酒据ゑ奉る 神主部の
      髻華の玉影 見れば羨しも}
          ( 萬葉巻 第十三 弐)
五十串立 神酒座奉神主部之雲 聚玉蔭見者乏文

酒もすき 餅もすきなり 今朝の春  高浜虚子



山めぐる 大和国原 日の始 岡本艶女『松 苗』



若菜籠 万葉の歌 うかびけり 大串 章 {若菜}

東から あれあれ 春が くるわいな 正岡子規



そらみつ 大和の國は 神からか ありがほし
 國からか住みがほしき ありがほしき国は
あきつしま大和 {琴歌譜 正月元日慶歌}

凛とした元朝 国家安寧.皆様の弥栄を祈念致します