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『蕭白・松園 日本美術の輝き』 ~春日野は 今日はな焼きそ若草の ~{若草山焼き}

2016年01月23日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
『蕭白・松園 日本美術の輝き』 
美人画、武者絵から刀剣、近代の名品まで

大河ドラマ「真田丸」関連の企画展が県立美術館
23日より3月13日迄開催さていています
淀殿{豊臣秀吉.側室}を描いた~「伝淀殿画像」
(桃山~江戸時代)~淀殿の筆跡を含むとされる
[手鑑](藤岡家住宅蔵)と共に展示!




曾我蕭白~[美人図]・上村松園~[春宵]
菱川友宣~[楠公父子訣別図] 等々

平成28年NHK大河ドラマ「真田丸」関連
展示も有り初日から多数の方で賑わっていましたね!




冬こもり 春の大野を 焼く人は
   焼き足らねかも 我が心焼く

       {萬葉集 巻 七}

春日野は 今日はな焼きそ 若草の
   つまもこもれり 我もこもれり
      {古今和歌集 巻 壱}





{山焼きを見ないと 新春が来ない!}




明治33年から続く伝統行事・古都の炎の祭典
強い寒気の影響で点火前から少し雨が降りましたが
{若草山焼き}が 粛々と行われました




古都の夜空を彩る伝統行事「若草山焼き」は
正月の 第4土曜日と決めらました



三笠山(若草山) 奈良公園界隈を闊歩していた
小生の{青春の頃}~奈良商業時代(高校)には
例年1月15日の{成人の日}と決まって
いましたが 今年は1月23日{土曜日}



金峯山寺の 山伏による 法螺衆が先導!



{雅楽道楽}{僧兵}{奈良奉行所役人}{法螺衆}
{興福寺}{東大寺}{春日大社}役人等々は
奈良県の職員さんが演じる行列!



松明行列が篝火に点火~春日大社が山焼きの
無事を祈願する祭礼~東大寺興福寺の読経中に
篝火から大松明へ点火---大松明から山麓の
大篝火へ点火~明治33年から続く伝統行事



今年は雪こそ降りませんでしたが強い寒気の
影響で点火前から少し雨が降り焼けた草地も
全体の約2割程度~焼け残った草地は2月に
改めて焼き直される予定です




{きれいに燃えれば 景気も 良くなる!}
[雨で燃えがわるく少し残念だったがきれいだった
山焼きを見ると一年が始まったという気持ちになる]
地元の人々の中にこんな声も聞かれましたが
奈良全体の防災.世界の人々との平安を祈願!
約600発もの打ち上げ花火!

傘をさし乍ら多くの観光客が山肌に広がっていく
幻想的な{若草山焼き}~古都の早春の伝統行事
{山焼きを見ないと 新春が来ない!}




古都.奈良の冬の風物詩・明治33年からの伝統行事
《若草山 山焼き》の 起 源 は?


{東大寺}と{興福寺}の領地争い?
若草山頂~{史跡:鶯塚古墳}前方後円墳
霊魂を鎮める杣人の祭礼
若草山の幽霊を慰霊?
江戸時代に火を放ったのが始まり?



若草山を年内~翌年の1月頃までに焼かなければ
翌年に何か不祥事件が起こると考えられていた?
等々種々な説がある様ですが--原始的な野焼きの
遺風~つまり 若草山の 芽生えを良くする為とも
数々 雑多に~語り伝えられていますね!




いずれにしても古都の夜空を彩る{若草山焼き}は
明治33年から伝統行事として定着しています
皆さん方も萬葉のロマンを感じ乍らこの様な
[若草山山焼き]起源の一考も如何でしょうか!



先人の鎮魂・慰霊~大和路からglobal standard!



世界の人々へ悠久.平安を祈る伝統行事ですね!



{白鷺城・白漆喰総塗籠造り.大天守}~アール・ヌーヴォー[風見鶏の館]

2016年01月11日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
[一陽来復] 暖かい {丙申.元朝}を迎えましたが 
[寒の入り]~日本列島に 強い寒気が流れ込み
太平洋側に南岸低気圧が接近.東京都心.大手町
初雪が観測.雪が降りやすい状態になりました!



『寒の内』~寒の入りから4日目に晴れると豊作!
「寒四郎」~9日目の「寒九の雨」は縁起の良い雨!
古来より[寒の入り]から9日目に雨が降るとその年は
豊作になると先人達から伝えられて来ました



交譲木や 口にふくみて 筆はじめ  {其角}

縁起を 祝って正月飾り[交譲木]も 使われています
若葉の成長を待ち古い葉があとを譲るように枯れるのが
名の由来!~若い世代には大切なものを受け継ぎつつ
自力で新時代を切り開いてほしい{一部 余録}
今日は 成人の日.新旧 相ゆずるという縁起を
祝って 新年の飾り物にも使われていますね!



[寒の入り]から2~3日小生の束の間の休暇を活用
平成の大修理を終えた [姫路城]~[六甲枝垂れ]
(舞子ビラ神戸)を拠点に[六甲ガーデンテラス]
1,000万ドルの夜景!~[神戸 ベイクルーズ]
北野異人館.尖塔の上に立つ風見鶏(トーマス邸)等

物見遊山の家族旅行と洒落込みました!



斑鳩の里.法隆寺と共に 日本で初の"世界文化遺産"
{姫路城}
~白漆喰総塗籠造りの鮮やかな白の城壁
五層七階の大天守~東.西.乾の小天守が渡櫓で連結!
(白鷺)が羽を広げたような優美な姿の~{白鷺城}
[大天守保存修理]~平成の大修理事業が完了後
小生にとっては三度目の訪問となります



鮮やかな 連立式天守.白漆喰総塗籠造りの大天守
{五層七階}の2階上辺りで姫路藩家老.河合道臣に
招かれ 姫路で学問を教えたとされている{頼山陽}
{姫路城}を詠った頼山陽の漢詩の額を拝読しました

『姫路 懐古』[五疊城楼挿晩霞.瓦紋時見刻桐花.
袞州曾啓阿瞞業.淮鎮堪興匡胤家.甸服昔時随臂指
勲藩今日扼喉牙.猶思経略山陰道.北走因州路作叉]



五畳の城楼 晩霞を挿む
瓦紋 時に見る 桐花を刻するを
袞州 曽つて啓く 阿瞞の業
淮鎮 興すに堪えたり 匡胤の家
甸服 昔時 臂指に随い
勲藩 今日 喉牙を扼す
猶思う 山陰道を 経略せしを
北 因州に走る 路叉を作す




播州平野に 華麗に浮かぶ [姫路城]
[五畳城楼挿晩霞瓦紋時見刻桐花]
幕末の陽明学者.頼山陽の『姫路懐古』
素晴らしい詩に感動 思わず詠じた次第です



燈火の 明石大門に 入らむ日や
 漕ぎ別れなむ 家のあたり見ず
{柿本人麻呂} 萬葉 巻3-254


時間ごとに変わる ライトアップの彩が華を添える
シーサイドリゾート~[明石海峡大橋]を間近に望み乍
茜色の夕焼け眺めたシーサイドホテル舞子ビラ神戸を
拠点にして~ 以前.雲を凌ぐ程の高地であったホテル
{凌雲荘}~眺望を生かした欧風の[ガーデンテラス]より
[1000万ドルの夜景]~六甲山の夜景
を楽しみました



[神戸の夜景.100万ドル]~昭和28年当時 六甲山から
見渡せる地域の電気代.1ヶ月100万ドル以上($360円)
2005(平成17年(2005)六甲摩耶鉄道㈱が試算
掬星台から見渡せる市町で1日に消費される電気代が
1000万ドルを超え[1000万ドルの夜景]



[自然体感展望台]~太陽光.風力等自然エネルギーを活用



ドーム全体が青や赤.紫に変化する幻想的な [六甲枝垂れ]
お天気の関係で残念乍ら満喫出来ませんでした



北野.異人館.尖塔の上に立つ風見鶏.旧トーマス邸



煉瓦造り色鮮やで石積みの玄関ポーチ.2階部分は
ハーフ.・ティンバー尖塔の上の風見鶏は北野の象徴
アール・ヌーヴォー風の装飾.中世城館風の天井小梁
飾り戸棚.暖炉飾り~異人館街を数回尋ねても素通り
出来ないのが~(G.Thomas)ゴッドフリート.トーマス邸
他の異人館と異なった重厚な雰囲気をもっていますね!



[風見鶏の館]では≪新春コンサート≪アコーディオンと
ギター.ヨーロッパ旅♪≫2016年1月15日に開催されます
平成28年2月上旬から3月下旬頃まで 建物外壁等
一部を修理される予定です



燈火の 明石大門に 入らむ日や
 漕ぎ別れなむ 家のあたり見ず
{柿本人麻呂} 萬葉 巻3-254




神戸港唯一の帆船型遊覧船「オーシャンプリンス」に乗船
神戸港.中突堤より神戸ベイクルーズ~川崎重工.三菱重工業
日本で一番大きな浮きドックでジェットフォイル.潜水艦の
造船.修理中の模様等~{ハーバーランド}ウォーターフロント



お洒落な街やモザイクガーデンの観覧を楽しんだ次第です



五畳の城楼晩霞を挿む瓦紋時に見る桐花を刻するを-- {頼山陽}『姫路懐古』







斎串立て 神酒据ゑ奉る 神主部の~[恭頌新禧]~ {丙申 元朝詣.二拝.二拍手.一拝}

2016年01月01日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
富士河口湖~富士山頂.太陽が重なり宝石模様に輝く
[ダイヤモンド富士]~山中湖.山肌全体が赤く染まる
[紅富士]~幻想的な[初日の出]
を 嬉々として拝み
皆さん輝かしい頌春を迎えられていましたね!



{世の中に 山てふ山は多かれど
山とは比叡の 御山をぞいふ(天台座主 慈円)


[ゆく年くる年](NHK) は比叡の御山 {延暦寺}
除夜の鐘が生中継され~大和路も『一陽来復』
穏やかな平成28年(2016)の元朝を迎えました



新しき 年の初めに 思ふどち
  い群れて居れば 嬉しくもあるか
      道祖王 《萬葉 巻19》

{丑年正月 於治部少輔石上朝臣宅嗣家宴歌三首}
新年始尓思共 伊牟礼乎礼婆宇礼之久母安流可

斎串立て 神酒据ゑ奉る 神主部の
    髻華の玉影 見れば羨しも
     ( 萬葉 巻第十三 弐)

五十串立神酒座奉神主部之雲聚玉蔭見者乏文



我が家の『恭頌新禧』~{元朝 詣}は
     春日社.布留社.生駒聖天.往馬社




{式年造替~20年に一度 御本殿以下の諸社殿
連綿と建て替えられてきた春日大社!
{平成28年11月6日本殿遷座祭 {正遷宮}
粛々と執行されます



{年越大祓式}この一年間の祓い去り新年を清らかな
心身で迎える春日社.神事 {初太鼓}・{歳旦祭}
一番太鼓で{春日大社}の{元朝詣}が始まりました

{二拝 二拍手 一拝}~武甕槌命が白鹿に
乗って遣って来られたとされる《春 日 大 社》




{平城京の守護}の為に創建された御社とされており
和銅3年(710)藤原不比等が 平城遷都の際
藤原氏の氏神を祀ったのが起こり{神護景雲2年}
今の地に社殿を造営興福寺と同様 藤原氏が勢力を
伸ばすにつれ社殿の造営が行われ 平安後期には
現在のような規模を整えられました

本殿向って{右}--第一殿 茨城 鹿島神宮から
迎えられた武甕槌命{タケミカヅチのミコト}
第二殿 千葉 香取神宮から迎えられた経津主命
第三殿 天児屋根命{アメノコヤネのミコト}と 
第四殿 比売神(ヒメガミ)は 枚岡神社から
{春日の地}に迎えて 祀られています
奈良時代の神護景雲二年(768) 現在地に四所の
神殿が創設されたのが始まりとされています
境内に含まれる主なものは 標高295mの
御蓋山全域の山林部と社頭から西方
飛火野・雪消の沢一帯の芝原
春日 若宮おん祭の御旅所から 一の鳥居に至る
参道の地帯を含む平野部です



また{萬燈籠}で知られる釣燈籠 石燈籠の多くは
庶民の寄進によるもので 庶民信仰の深さを
伺い知ることができますね!
毎年2月節分の日と8月14・15日の中元に
全ての燈籠に火を入れる“萬燈籠”の
行事が行なわれています



春日社---「福の神12社」 

第1番社 若宮神社  正しい智恵をくださる神様
第2番社 三輪神社  子孫繁栄 子供の無事成長-神様
第3番社 兵主神社  延命長寿を守ってくれる神様
第4番社 南宮神社  金運を守ってくれる神様
第5番社 広瀬神社  衣食住を守る神様・御稲荷様
第6番社 葛城神社  心願成就の 神様
第7番社 三十八所社 正しい勇気と力をくださる神様
第8番社 佐良気神社 商売繁盛を守る恵比寿様
第9番社 宗像神社  諸芸発達を守る神様・弁天様
第10番社 紀伊神社  万物の正気 命の根源を守る神様
第11番社 金龍神社  開運財運を守ってくれる神様
第12番社 夫婦大國社 夫婦円満 良縁 福運守護の神様



石上 布留の神杉 神さびし
  恋をもあれは 更にするかも
  柿本人麿歌集 (萬葉 巻11 2417)




{布都御魂大神}を 主祭神とされる
《石 上 振 神 宮》{石上神宮}


石上布留社は 古代の山辺郡石上郷に属する
布留山の西北麓に鎮座し{布都御魂大神}は
神体である{布都御魂剣に宿る神霊}とされ
布都斯魂大神 宇摩志麻治命 五十瓊敷命
白河天皇 市川臣を 配祀されています
市川臣は 孝昭天皇の皇子.天足彦国押人命の
後裔で 当社社家の祖ですね!



『古事記』・『日本書紀』に既に 石上神宮
石上振神宮との記述があり古代軍事氏族である
物部氏が祭祀し.ヤマト政権の 武器庫としての
役割も果たしてきたと考えられています



社伝によれば{布都御魂剣}は 武甕槌.経津主
二神による葦原中国平定の際に使われた剣で
神武東征で熊野において神武天皇が危機に
陥った時に 天津神から高倉下の手を通して
天皇の元に渡りその後 物部氏によって宮中で
祀られていたが神天皇7年勅命により物部氏の
伊香色雄命が現在地に遷し{石上大神}として
祀ったのが当社の創建とされています
また禁足地は今もなお 布留社と刻まれた
剣先状石瑞垣で囲まれています



未通女等が 袖布留山の 瑞垣の
  久しき時ゆ 思ひきわれは
   柿本朝臣人麿 (萬葉 巻4 501)




{歓喜天}が 守護神の 宝山寺.生 駒 聖 天
《大聖歓喜自在天》{都史陀山大聖無動寺}


除日の夜~{生駒聖天} 鐘楼の余韻が~凛として
朗々と寓居にも響いて来ました



浅草 本龍院.待乳山聖天と並び{三大聖天}と
称されて歓喜天が守護神の宝山寺.生駒聖天




生駒は大空の中に龍に乗れる者あり かたち
唐人に似たり 青き油笠を着て葛城の嶺より
馳せて胆駒山(いこまやま)に隠る~午の時に
いたりて住吉の松の頂の上より 西に向い
馳せ去りぬ~(日本書記)とありますね!

{生駒山}は古くから{神霊の宿る山}として崇められ
役小角 {空海}の修行の地との伝承があり
今も山中にお瀧場として霊場が点在しています



真言律宗 正式名{都史陀山大聖無動寺}と言い
延宝六(1678)年 宝山湛海の開山
本尊は 不道明王だが 聖天さんと呼ばれる
大聖歓喜自在天への信仰が強く
この寺の信仰は 般若磐と呼ばれる安山岩の
突起に出来ている洞穴に見る巨石信仰にあり
特に生駒市から南へ行った処から見る岩山
ただならぬものを感じますね!



{丙申} ~元朝の宝山寺境内~{現世御利益}
{商売繁盛}~祈願に全国各地から多くの
善男善女達も{聖天さん}を訪れ--山門には
師走 十六日に奉納された 無垢な注連縄を
凛として潜られた事と思われます



生駒山が御神体の往馬坐伊古麻都比古神社
《往 馬 大 社》

御祭神は 伊古麻都比古神 (産土の男神)
伊古麻都比賣神(産土の女神)ほか 五柱で
貞観元年(西暦859年)『延喜式神名帳』には
{往馬坐伊古麻都比古神}として名を連ねる
神社とされていますね!



{生駒曼荼羅図}は県の絵画とされ伝統行事の
{火祭り}は県の無形民俗文化財と指定!
{往馬大社}は古くから{火の神}として尊ばれ
歴代天皇の大嘗祭に用いられる{火きり木}を
献上されています
昭和天皇の大嘗祭や平成2年に執り行われた
平成の 大嘗祭の{斎田點定の儀}にも
{往馬大社}の火きり木が使用されました



酒もすき 餅もすきなり 今朝の春  高浜虚子


山めぐる 大和国原 日の始 岡本艶女『松 苗』


若菜籠 万葉の歌 うかびけり 大串 章 {若菜}



そらみつ 大和の國は 神からか ありがほし
 國からか住みがほしき ありがほしき国は
あきつしま大和 {琴歌譜 正月元日慶歌}




凛とした元朝 国家安寧.皆様の弥栄を祈念致します