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877回 {春日若宮おん祭}~途切れる事無く {オォー}{オォー}~御神霊を移す {警蹕}

2012年12月18日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
平安朝から途切れる事無く連綿と続く {大和一国の祭り}
師走の古都を彩る 「春日若宮おん祭」

(国重要無形民俗文化財)

師走15日は{大宿所祭} 祭りの無事を祈り餅飯殿町
{春日大社 大宿所}で{御湯立て}の神事!



16日は春日大社の若宮社で武士集団の伝統を受け継ぐ
{大和士}が {流鏑馬児}と共に 神事参勤の無事を祈り
若宮社前へ御幣を奉り拝礼を行う {宵宮詣}!




春日大社大宿所に遷った若宮様に芸能を披露する
{お渡り式}が17日
に行われ当時の風俗絵巻
さながらの古式床しい衣装に身を包んだ1000人の
行列が県庁前からJR奈良駅前~三条通~春日大社
{一の鳥居}へと練り歩きましたね!



{お渡り式}には 巨大な{野太刀}も登場!
沿道の全国各地から来られた多くの観光客の方々の
目を楽しませていました



春日社参道では{稚児}による{流鏑馬}が催され
{的}の板が掛け声と共に射抜かれる毎に拍手喝采!



また{松の下式}では{猿楽}が 奉納される等
{田楽}や{舞楽}の奉納が催行されていましたね!

24時間以内執り行われる{遷幸の儀}~{還幸の儀}

18日は{若宮神}を 本殿より御遷しする {遷幸の儀}
古来より 神秘とされ{浄闇の中}で執り催されていますね!
2日間に亘って執り行って成らないとさている
{遷幸の儀}と{還幸の儀}~{遷幸の儀}は12月17日
午前零時過~還幸の儀は17日午後11時頃から
開始され18日午前零時までに必ず若宮神社へ
御還りになります

参道は 皆灯火を 滅して謹慎!



{大松明}が道を清め 沈香の香りが漂う中を
警蹕の声と共に お還りになます

春日若宮紳社では御還りを待ち受けている神官が
待太鼓が打ち鳴らし太鼓の音と微妙に溶け合った{道楽}
若宮神は無事に 元の本殿へと御鎮りになり
神楽殿で 社伝の神楽が奏せられ荘厳. 神秘
連綿と続く {大和一国の祭り} 『春日若宮おん祭』の
幕が無事終了致しました




登大路の奈良国立博物館『おん祭と春日信仰の美術』展

平安朝から途切れることなく続けられている
{春日若宮おん祭}の 開催に合わせ 御隣の
奈良国立博物館では 平成25年1月20日迄
「おん祭と春日信仰の美術」展が行われています



初公開の{春日若宮祭礼図屏風}を半分に圧縮して
描かれた 絵画や文献など50件を展示!
鎌倉時代に 春日社の神職が詠んだ和歌の裏に
萬葉集が写されて{春日本}万葉集とも言われている
{春日懐紙}(重要文化財)も初出展されています
{おん祭に関係する 絵図の大半を集めました}と
清水健・主任研究員が言われる通り伝統芸能を
鑑賞される方々にとって興味の惹く
「おん祭と春日信仰の美術」展とも言えますね!





天の赤道に『Orion』~冬銀河到来~生駒聖天 厄除 大根焚き {師走壱日}

2012年12月01日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
{霜月神楽} 冬銀河到来 天の赤道には『Orion』
{ベテルギウス}{リゲル}をはじめ『三 つ 星』
美しい {冬の星座}を 楽しく仰ぐ{12月} 到来
{寒 冬}凛とした今朝は {師走 壱日}

生駒聖天の好物である大根が炊かれ
厄除けも兼ね参拝者に振り舞われる
{生駒聖天大根焚き}(12.1)を迎えました


{現世利益}生駒聖天さん{大根炊き} {師走壱日}



燃ゆる胸 秘めて師走の岳目指す 徳田正樹(河鹿 )

{釈尊}が 菩提樹のもとで瞑想され--悟りを開かれた日
京都.上京区千本釈迦堂の≪諸病除け≫の大根炊きは
12月7日{金}~8日{土}が 予定されておりますが
大鍋で炊かれた大根を食べると《諸病除け》に
なると言われていますね!



鎌倉時代~千本釈迦堂の僧~{慈禅}が法要の際
大根の切り口に{梵字}を書き《息災 祈願》を
行なったのが起源とされ~現在も庶民的な
風習が脈々と続いています



{大空の中に龍に乗れる者あり かたち唐人に似たり
青き油笠を着て葛城の嶺より馳せて胆駒山に隠る--}




{現世利益}の宝山寺--商売繁盛等にも御利益が有ると
言われ全国各地から今年も信仰心の厚い多数の
参詣者が集い談笑を交え乍 {心身の毒を取り除く}と
言われ{大釜}で薄味に炊かれた{大根}には絶妙な
風味の {宝山寺 味噌}の タレをかけた大根
約1500本が参拝者にふるまわれていました



湯気溢れる{聖天様}お下がりの{大根炊き}を戴き
この一年の身体の毒と厄を払って新年を迎え様と
楽しんで居られました

中大兄皇子の母 皇極天皇が斉明天皇として
再び即位された年(六五五)の記録にもあり
悠久の時代から 生駒山は 神霊の宿る山--

今も山中には お瀧場として霊場が点在し
弘法大師以後 般若窟は生駒山中の霊場の
中心となり寛平年間に生駒仙という者がいて
菩提を求め行をしたとされていますね!

棒鱈の ねぢれ師走の 錦市    森ひろ(馬醉木)

ヘリオスの子の弾け飛ぶ師走かな 山田富朗(遠嶺)



年頭に 一の鳥居を飾る {注連縄}

{霜月神楽}~現世利益」を願い全国各地から
多くの参拝者を迎える {大鳥居の注連縄}は
{師走十六日}の {奉納} される日まで

{生駒聖天 宝山寺}の境内に置かれています



妹がりと 馬に鞍置きて 生駒山
    うち越え来れば、黄葉散りつつ


妹許跡 馬鞍置而 射駒山
撃越来者 紅葉散筒 『万葉集 第十巻』