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One For All~All For One! 倭は 国の まほろば たたなずく 青垣 山隠れる 倭し美し!

(鬼やらい.鬼走り.厄払い.厄おとし.厄神送り『追儺の行事』福は内へ いり豆の今夜もてなしに~「福は内、福は内。鬼も内」~「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」

2019年02月05日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
日本列島.猛烈な寒波到来!北米は寒波で記録的な低温
オーストラリアでは猛暑により観測史上最も暑い月
世界各地で異常気象に見舞われていますね!



今季最強の寒波に覆われている北海道~十勝地方陸別で
-28.9℃を観測~(北の大地)に居住する友からの便りには
『北海道は50年に一度の大寒波が襲来.どうやら峠は
越えたよ!~雪の日のローソク岩も悪くは無いが~
積丹ブルーの海では無く.海も荒れ鉛色の海が続きます』
荒れ狂う鉛色の海(積丹.冬景色)が添えられていました!



[北極地方で大量の氷や雪が融解していることが北半球の
気象パターンに影響している](ターラスWMO事務局長)
(世界気象機関)は一連の(異常気象)と(地球温暖化)の
関連を指摘していますね!



福は内へ いり豆の今夜もてなしに
      拾ひ拾ひや 鬼は出らん (宗長)

天深く 春立つものの 芽を見たり(加藤 楸邨)



千とせまで かけぞまもる 氏人の
       かうべといます  君のたますき



『追儺の行事』~{節分祭}~鬼やらい.鬼走り.厄払い
厄おとし.厄神送り等々と呼ばれている(追儺の行事)
心中の災いと 疫病をあらわす鬼を追い払う(節分祭)
招福を願う行事が全国各地の社寺で開催(2月3日)
皆さんの御宅でも 節分の夜は豆を撒いて 鬼達を
追い払い 冬将軍に別れを告げ⇒『立 春』を
健やかに迎えられたことでしょう!



[鬼やらい] [鬼走り] [厄払い] [厄おとし]
[厄神送り] ~『追儺の行事』~{節分祭}



「福は内へ いり豆の今夜もてなしに
    拾ひ拾ひや 鬼は出らん」(宗長)

鬼が 豆を見て(もてなしか)と拾って食べて
いくうちに家から出て行く!
『豆まきには鬼を払う意味と豆を投げ与えて
恵んで なごませる意味の 2つがある』
(新谷尚紀・国学院大学教授)



『穀霊信仰』農耕民族として長い歴史を持つ日本人
「五穀」{米、麦、ひえ、あわ、豆}に災いを払う
霊力があると信じて来ましたね!
古事記には米を始め穀物に由来のある神様が登場
今日でも神社などでは {散米}の行事が執り行われる
祓いや清めの目的で米をまき散らし米の霊力に
よって悪魔や悪霊を退散させる
「大豆の霊力を利用するのは『散米』と同じ」
新谷教授は解説されていますね!



{邪気}~心中の災いと疫病をあらわす~{節分祭}
邪気を追い払い一年の無病息災を願う!
列島各地の社寺で {招福}を願う各種の行事が
催されていますね!



「元興寺」は八雷神・元興神の鬼の発祥地!
元興寺に纏わる鬼[ガゴゼ][ガゴジ][ガンゴ]
{福は家の内に入るように}
{鬼は自分の内から出るように}
「福は内!鬼は内!
邪悪な鬼を退治する雷を神格化~(八雷神)
(元興神)鬼の様な姿で表現されていますね!



鬼もまた心のかたち豆を打つ (中原道夫)



「福は内」「福は内」「福は内」(成田山新勝寺)



成田山の節分会[鬼は外]でなく「福は内」
成田山新勝寺では鬼さえもその大慈悲心により
改心させる不動明王~(鬼は外)とは唱えず
(福は内)だけを繰り返しますね!



「福は山」~御神体が 三輪山(大神神社)



狂言「福の神」大神神社に参詣した太郎冠者
三輪大明神はお山が御神体であるから福は山と
囃して豆を撒く~{開運厄除の祭典}節分祭
福寿豆撒き式.裃を着けた年男.年女が拝殿より
賑やかに福豆と福餅を撒き「福の神」と同様に
「福は山」の掛け声と共に豆を撒きますね!



「福は内、福は内。鬼も内」(吉野山金峯山寺)



 金峯山寺では追われてきた鬼達を修験道の祖
役行者が説く仏法で改心させる伝統の節分会
「鬼の調伏式」~赤.緑.黒の色の鬼役6人が踊り
「福は内、福は内。鬼も内」~(五條良知管長)



京都[本釈迦堂] 伝統{おかめ福節分会}
千本釈迦堂の本堂が建立された780年前から
催されている[除災招福]の伝統行事ですね!
伝統の({おかめ}や{赤鬼・青鬼}が登場する
狂言「鬼追いの儀」 が披露されますね!



狂言は三人の年男が 豆を投げても
退散しない4匹の鬼のもとにおかめが
登場!笑みを見せると鬼がとたんに
改心するという 筋書ですね!



{往馬大社.本殿前の祝詞舎}でも総代さんが
幸せと無病息災を願い袋に入れた福豆を
四方に撒き社殿の周囲を埋めた多くの参拝者は
背伸びし 腕を伸ばし乍ら(福豆)を競うように
頂いておられました
小豆粥の振る舞いがあり身体も温まりこの一年の
幸せを祈念し乍ら 美味しくいただきました



東より春は来ると植ゑし梅 (高浜虚子)

「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」(2月8日~14日)



春日大社.東大寺.興福寺の三社寺が光の回廊で
結ばれた瑠璃色の光が奈良公園一帯に拡がる
『なら瑠璃絵』が始まりました!



[小さな祈りの数々が大きな平和の祈りとなって
世界に届くように]~[瑠璃色の星がいつまでも
美しく輝くように]そんな願いが込められた
底冷えのする冬の奈良を美しく彩るイベント!



奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~の
庭園.華麗なイルミネーション.奈良国立博物館も
夜間開館され夜の奈良公園の散策も一興ですね!



天深く春立つものの芽を見たり(加藤 楸邨)



千とせまで かけぞまもる 氏人の
  かうべといます  君のたますき



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(春は沈丁花~沈丁花の香気{光の春}~杉の秀にオリオン星座~{瑠璃燈籠}~煌めく朱塗の回廊.王朝絵巻~[春日大社 節分萬燈籠] 

2019年02月03日 | 環境.伝統芸術 詩歌 ペット.スポーツ ボラ-
「正月のどかなりしを此月さえかへりて更にきぬを
着れば.きぬさらぎといふをあやまれるなり.
按ずるにもとは.きぬさらぎ也」
(藤原清輔)~歌論書『奥儀抄』



陰暦2月は『衣更着』と言われていますが~
更に衣を重ね着る衣更着よりも陽気が更に来る2月
『気更来』を 願望致したいものです!



[秋は金木犀.春は沈丁花]~沈丁花の香気{光の春}
幽玄の炎.浄火を奉げ・先祖の冥福を祈り商売繁盛!
息災を神々に願う春日大社~[節分萬燈籠] (2.3)が
催されました



{幽玄の世界}{災害.復興.祈願}息災祈る{節分萬燈籠}



『春日権現霊験記繪』~春日明神の霊験の
数々の詞書と絵~華やかな貴族の生活~庶民の
風俗.樹木と神山と鹿の信仰.神仏習合に基づく
春日浄土の世界絵は 高階隆兼・西園寺公衡の
発願で 延慶2年(1309)春日社に奉納され
稠密華麗.色鮮やかに綴られた(大和絵)の
一頂点とさえ言われていますね!



[春日権現霊験記] にも描かれている『瑠璃燈籠』
[釣燈籠]の中でも最も古く 式年造替に合わせて五基
新調されましたが.長暦弐年(1038)に藤原頼通が寄進
[春日権現験記」~四つの本殿の軒先に1基ずつ
緑色の燈籠が描かれていますね!



平安時代の『瑠璃燈籠』は奥州平泉.藤原氏が所蔵
していた記録もあり 室町時代には正月の数日間点灯!
鎌倉時代に藤原頼通.奉納の『瑠璃燈籠』を基に新調
現存するのは弐代目と考えられていますね!



『瑠璃燈籠』~正月の歳旦祭冬と夏の{萬燈籠}に
掛けられ御灯が燈り平安人も瑠璃色を愛でたでしょう



平安朝の頃から庶民信仰が厚く藤原氏を始め
一般国民から奉納された境内にある 3000基!
萬燈籠.古いのは釣り燈篭で藤原頼通の寄進した
瑠璃燈籠(1038) 石燈籠では若宮社の南方にある
藤原忠通の寄進した柚木燈籠 (1137)
飛火野横の参道には立派な2つの大燈籠



崇敬者の願いを揉めた和紙が貼られ萬燈籠の日
舞楽奉納の後.花山院弘匡宮司が本殿前の
「瑠璃燈籠」に点火され回廊につるされた
1千基の釣灯籠.参道脇に並ぶ2千基の石灯籠に
参列者の各自が浄火を入れ境内にある約3000基
全ての[萬燈籠]に 火が灯されます



まるで 王朝.幽玄の世界が繰り広げられ
本殿周辺は釣燈籠が並び 朱塗の回廊を照らし
恰も艶やかな平安朝の王朝絵巻の様ですね!



また燈籠が整然と並ぶ 二ノ鳥居から神苑付近も
《蝋燭の明かり》が大和.春日社の[冬の夜]を
照らし(幽玄の世界)が繰り広げられます




(萬燈籠)は 江戸時代末頃までは(常夜灯)
油料の続く限り毎晩燈されました
また(雨乞祈願)にも萬燈が行われたとの
記録がある様ですね!
萬燈籠は明治維新後一時 廃止されたが
明治21年から再興されて(節分と御盆)の
年2回 点火されています



近年は(中元萬燈籠)8月14日,15日
(節分萬燈籠) 2月節分日
節分萬燈籠・・・諸願成就の祈願祭で
舞楽が奉納されます



「節分万灯籠の思い出」 (井浪 立葉)
 [鹿紋様 しんしんと透き 万燈会] 
 [杉の秀に オリオン星座 万燈会]



[東より春は来ると植ゑし梅]  (高浜虚子)

{天深く春立つものの芽を見たり}(加藤 楸邨)