Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年4月10日(日) 因果

2011-04-10 | 静寂

今日、仏教語について聞く機会がありました。

たとえば、因果というと、因(原因)と果(結果)です。

仏教においては、総ての事柄、つまり「結果」は、
様々な「要因」から生じている、それが、世の中の原則だそうです。


自分の気に入らない事、都合のよくないことが起こると、
「あの時、あの人が・・・」と、
その原因を一方的に相手だけに当てはめてしまい、
それが、さらにまた悪い原因を作り、
悪い結果を生むそうです。

確かに、人は、自分が相手を苦しめたことは都合よく忘れて、
相手の不備ばかりを責めてしまいがちなのかもしれません。

善くない結果には、善くない行いが根底にあった
逆に、善い結果には、善い行いが根底にあった
少し立ち止まって、考えてみることも大切なのだと...。

2011年4月8日(金) 道中

2011-04-08 | ich 私

今朝、たまたまTVをOn。
すると、白洲正子さんが画面で語っていた。

とても共感を持った魅力的な言葉が耳に残った。

どこへ行っても
何をしても
自分の糧になる・・・


変わりゆく日本で変わらない風景を
求めて


歌舞伎の花道、道中、道行
それだけで芸術。
私もいつも道中なの・・・


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自分の歩いている道は、どこへ繋がってゆくのか。
こうして生きて、時が刻まれてゆく。
それ自体が私の道中なのだと改めて思った。

2011年4月6日(水) 仕事の合間にお参り

2011-04-06 | 京都府
少しの空き時間に社寺を訪ねると、
どこでも読経の声が響いていた。

被災地への御祈祷や、義捐金受付の箱。
少しでも何かできたらいい、と皆が心から思っているのを実感しながら、私もお参りした。

地に響くような読経を聴きながら、淡々と今年も咲く桜。

そういう淡々とした強さを持ちたいと思いながら、
寺の石段を降りた。


2011年4月5日(火) 比叡山で回向

2011-04-05 | 京都府

京都の方にご紹介いただき、
叔母の回向にと、比叡山「阿弥陀堂」へ行ってきました。

今日は快晴。
雲ひとつない比叡山で御祈祷の後、琵琶湖を見はらしました。


やはり気温が低い、比叡山。
桜は5月初めになるだろうとのこと。
山頂は日がキラキラと輝きながら、爽やかな風が吹き抜けました。


本当に美しい情景。お堂と信仰と自然の調和に心が満たされ、
大きな力に抱かれるような気がしました。


被災地の方々が少しでも心の安らぎを持てるようになりますように、
また、原子炉の問題がこれ以上大きくならないように・・・、
これも、お祈りさせていただきました。

落ち着かない日々ですが、とても大切な数時間を過ごさせていただけたことに、感謝しています。

2011年4月4日(日) 「京おどり」と「都をどり」

2011-04-04 | 京都花街
昨日は上七軒の「中里」さんで、

私の三味線、さと幸さんの唄で「祇園小唄」
  舞は、初々しい舞妓ちゃん二人。


さと幸さんの三味線、秋谷さんの唄で「花見踊」。
  舞は、島田も美しい尚そめさん。


私も若ければ(?)地方にさせて、もらえへんどすやろか。

北野をどりの会場では、被災地への募金を舞妓ちゃんが募り、
チャリティーになさるとか。

近畿でも経済への影響が出ている中、
経済が日本各地で急速に縮小してしまうのも、
心配。

少しでも、出来る範囲で、
今まで続けていた事を続けてゆくことが、
大切かもしれない・・・と友人と話していた。

今日は、宮川町の「京おどり」の後、祇園甲部の「都をどり」へ行ってきます。

2011年4月3日(日) 恒例 北野をどり

2011-04-03 | 京都花街

もう10年くらいになるだろうか。
毎年、4月にお友達と「北野をどり」とお座敷へ行くようになった。


東京、横浜、北海道、静岡など、各地のお友達が、
春の花街の「をどり」を機会に、年に一回集まるのは嬉しいことだ。

毎回、常連の友人達に加え、新しい人が何人か加わる。
新しい出会いも、皆が楽しみにしている。


細く長く続けて行けたら、いいなと思う・・・。


2011年4月1日(金) 舞妓ちゃんの簪

2011-04-01 | 京都花街

4月の舞妓ちゃんの花簪



桜に銀の蝶が飛ぶ。
春の喜び。


花街に限らず、昔の日本人は着物ファッションに季節を取り入れ、
その季節感に小さな生命の息吹を感じ、それを愛でてきた。

改めて、自然の動き、生命の小さな躍動に目を向けてみたい。
そんな気持ちになった4月1日だった。