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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の恐怖 12月18日 高校球児の朝は早い(7)

2017-12-19 00:10:36 | B,日々の恐怖





  日々の恐怖 12月18日 高校球児の朝は早い(7)





 学校から帰宅。
老婆はいない。
 母に今朝のことを話すと、母はインターホンの音が聞こえなかったらしい。
まぁ、寝てたんだから、あたりまえだろう。
一応、翌朝は一緒に起きてくれることになった。


 翌朝。
朝御飯を食べているとインターホンが鳴った。
それで、急いで玄関を開けたが誰もいない。
 母がびっくりして、

「 どうしたの・・・?」

と聞いてくる。
母にはインターホンの音が聞こえなかったらしい。
 俺は、

「 いやいや、絶対鳴った。」

と主張した。
 でも、母は、

「 鳴ってない。」

と言う。

“ どういう事だろう?
まさか、老婆の幽霊が・・・?”

その日はずっとそのことが頭から離れなかった。


 学校から帰ってきてからも、ずっとなんだか嫌な感じがして夜寝付けずにいると、声が聞こえてきた。

“ あの老婆の声だ!?”

あのセリフが聞こえる。
 はじめは小さかったが、だんだんはっきりと聞こえてきた。

“ どうしよう・・・・・。”

体は動くけど、動いたら何かが起こりそうで動けない。
 とにかく、じっとして朝を待った。
麻が来て、声はいつの間にか聞こえなくなっていた。

“ 母に話そうか・・・・。”

いや、頭がおかしくなったと思われる。













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