爺さんが婆さんに言った。
「 そうじゃ、カセットテープがグローブボックスにあったの。
音楽でも掛けようかの。
婆さん、ちょっと探してくれや。」
「 あいよ、爺さん。」
“ ガチャッ、ゴソゴソ・・・。”
「 爺さん、これかの?」
「 おお、それじゃそれじゃ。
えっと、ここに放り込んで・・・・。」
“ カチャッ。”
「 爺さん、何の曲かの?」
「 ほら、婆さん、これじゃ!」
♪ヽ( ・∀・)ノ ジャンジャジャ、ジャンジャジャ、ジャジャンジャ~ン♪
ジャンジャジャ、ジャンジャジャ、ジャジャンジャ~ン♪ヽ(´∀`)ノ
♪(´∀`)ノ゛ この雨にやられてェ~ エンジンいかれちまったァ~
おいらのポンコツゥ~ とうとう潰れちまったァ~♪
どうしたんだ Hey Hey Baby
バッテリーはピンピンだぜェ
いつものようにキメてェ~ ぶっ飛ばそうぜェ♪ ヽ(´∀`)ノ
「 おお、爺さん!
“雨あがりの夜空に”じゃ!」
「 婆さん!
よくおまえを乗せて、国道をぶっ飛ばしたなァ~。」
「 ホンに嬉しいのう~!」
「 じゃ、一緒に歌おうか、婆さん!」
「 あいよ、爺さん!」
「 よし、フルボリュームじゃ!!」
カセットの音量が最大になって、歌声が夜空にこだました。
俺が叫んでも聞こえる状態じゃない。
♪(´∀`)ノ゛ そりゃあひどい乗り方ァ したこともあったァ~
だけどそんな時にもォ おまえはシッカリィ~♪
どうしたんだ Hey Hey Baby
機嫌直してくれよ
いつものようにキメてぶっ飛ばそうぜ♪ ヽ(´∀`)ノ
♪(´∀`)ノ゛ OH どうぞ勝手に振ってくれポシャるまで
Woo 何時まで続くのか見せてもらうさ♪
こんな夜におまえに乗れないなんてェ
こんな夜に発車できないなんてェ♪ ヽ(´∀`)ノ
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