ガーデンフィールズ オクダ

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ブーン~あっ飛行機?!

2013年06月25日 20時58分31秒 | 学問

ヒコウキソウ(マメ科)
飛行機草、学名:Christia vespertilionisYhikouki1

中国南部、インドシナ半島南部に分布する一年草で、山地の草地や低木地に生える。茎は細く直立し、高さ50~90cm。
ハングライダーあるいは飛行機の翼を思わせる、幅が長さの倍以上ある特徴的な葉が面白い。花は薄紅色の小さな蝶形花。
コウモリホオズキハギ(蝙蝠酸漿萩)の別名がある。

中国南部からマレー半島を故郷とするマメ科の植物です。本来は毎年育つ多年草なのですが、寒さに非常に弱く日本では観葉植物として扱います。葉っぱは3枚の小葉が1セットとなる「三出複葉(さんしゅつふくよう)」という形をとりますが、側小葉と呼ばれる2枚の葉が小さく(未発達で出てこないこともある)、1枚の頂小葉が極端に発達します。その結果、茎にハンググライダー(頂小葉)がくっついたようなおもしろい姿になります。ヒコウキソウの名前はこの頂小葉の形とそれが風に遊ばれ揺れる様に由来するのでしょう。
    葉が緑色で、葉脈に沿って茶色いストライプがくっきりと入るもの、葉が赤褐色で同系色で淡色のストライプが入るものなどがあります。前者はストライプヒコウキソウの名前で流通することもあります。
    夏~秋にかけて、形はマメ科でよく見られる「蝶形花」でハギやスイートピーに似ています。色は白や淡い赤紫色、大きさは5mmほどです。花後は豆莢ができて、秋には熟して茶色く変色し中にタネができます。
    学名(種小名)のvespertilionis(ヴェスペルティリオニス)は「コウモリの」と言う意味で、葉の形に由来します。