クンシラン Clivia miniata
科 : ヒガンバナ科
属 : クンシラン属
分類 : 常緑半耐寒性宿根草
花期 : 3月-5月
原産 : 南アフリカ
花色 : オレンジ、黄
花言葉 : 貴い、情け深い、誠実
別名 : クリビア
「君子蘭/クンシラン」は蘭という名前が付いていますが、ヒガンバナ科の植物で蘭の仲間ではありません。高貴な雰囲気葉から「君子蘭」と名付けられました。太い花茎の先に、オレンジ色の漏斗形の花が10輪以上咲き、その豪華さが「君子」を連想させたからです。そんな気品とゴージャス感のある春の鉢花が「君子蘭」です。オレンジの花が一般的なものですが、黄色い品種の君子蘭も存在します。
もとは湿気のある、半日日陰(半日直射日光が当たる場所)に育っている花ですが、強い日光に当てていると、葉が焼けたように茶色く変色します。また、日陰で育てると、植物の枝や茎、葉がひょろひょろと間伸びして育つ「徒長」となり、見栄えが悪くなります。ですので、半日陰(50%遮光程度の場所)となりような、室内の遮光ではないカーテンん後ろなど、直接日光はあたらないが、明るい場所が良いでしょう。
また、おきっぱなしにしておくと、日の当たる方へ株が伸びてしまいますから、一週間に一度は、鉢を反対に向きを変えて、全体に均一に日光があたるようにしましょう。
「君子蘭/クンシラン」は寒さに強いのですが、冬は室内へ入れたほうが良いでしょう。クンシランは10度以下の温度にさらさないと、花茎がきれいに伸びません、凍らない程度の寒さがある場所に置くと良いでしょう。特に25度以上になるようなことがないようにして下さい。
夏季は土が湿った状態ではなく、乾いた状態で育てていきますので、水やりは、土の表面が乾いてから2日ほど待ってからです。春と秋には湿ったような状態で育てていきますので、たっぷりと与えおきます。冬季は土が完全に乾いたら水をやってください。また、水は高い位置からではなく、土の近くからやりましょう。高い位置からですと、葉の基部に水がたまり、葉が腐食する原因となりますので注意です。肥料は6月から9月の夏季には与えず、生育期に10日に1回液体の肥料を与え、2ヶ月に1回ほど緩効性の固形肥料を与えます。なお、冬は肥料を与えません。