ガーデンフィールズ オクダ

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笑うとみえるもの?

2011年03月20日 08時40分31秒 | 学問

Tre154fm1 花頭がくぼむことから「エクボバナ」と呼ばれています。中国から渡来した耐寒性落葉低木で、古くから庭園花木として用いられてきました。
春、ユキヤナギよりやや遅くに芽吹きとともに開花を初め、八重咲きである事から「八重咲きのユキヤナギ」と勘違いする事も少なくありませんが、まったく別の種です。
和名の「シジミバナ」はこの花の形が貝のシジミの身に似ていることから名付けられたと言われています。また「コゴメバナ」と呼ばれたりもしますがコゴメとは、米を精米した時に割れて出来た微塵で、現在では「コゴメバナ」と言うと、どちらかと言えば「ユキヤナギ」の方を指しているようです。花の雄しべや雌しべは退化しており種子はできません。
株は春先から夏にかけて株元から直立性の枝を伸ばし、長くなると自然にしだれた樹形になり1~2mの株立ちになります。

秋までに伸びた充実した枝とその枝からの側枝に翌春花をつけます。気温の上昇と共に新芽を吹きながら開花を始めます。地域によっても違いますが、春桜の咲く少し前の3月~4月頃開花する一期咲きです。開花し初めてから3週間前後と長く鑑賞できます。ひなたからやや日陰まで適応いたしますが、一番良いのは西日の当たらない日当たりの良い所です。蕾つきの鉢花の場合、室内よりも屋外のほうがゆっくり開花してくるので長く楽しむことが出来ます。
耐寒性はあるので屋外に地植えする事も可能で、やや湿潤な土壌を好みます。