東郷元帥の書です

天嶽院の少し東に、村岡城址公園があります。場所を分かりやすくいえば、武田薬品（同社工場の跡地に現在研究所を建設中）の裏手になります。ちょっとした高台ですが、平安時代末期に築城されたお城の名残を残すものは何もありません。上部に『村岡城址』と右横書きされている石碑の第１行には、「額　元帥伯爵東郷平八郎書」と書かれています。村岡城の歴史と城址の史跡指定の経緯を述べている碑文は、海軍中将東郷吉太郎（平八郎の甥）が昭和７年に書いたものです。なお東郷一族は、村岡城を築いた村岡五郎（平良文）の末裔です。