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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 401 スポーツストレス

2006-09-21 | スポーツ障害
当院は高校生のスポーツ選手が多い。特にこの近辺はスポーツの盛んな高校が沢山ある。

高校入学と同時に部活に入部し活躍する。入学当初から即戦力として期待され1年生から公式戦に出場する選手も少なくない。このような選手はスポーツ特待生での入学が多い。

当然入学時から期待され、周りの目を気にする。特に、先輩、同僚の目は気なるらしい。期待されるのと特待生のプライドでかなりの緊張を強いられプレッやーになることが多い。

このプレッシャーに打ち勝ち3年間いい成績を収めるのはたいへんな努力が要る。もちろん部活だけしていればいいわけでなく勉強もしなければならない。全国的にスポーツで有名な学校ではスポーツクラスがある。

このような学校は授業は午前中で午後から部活とスポーツを行う上では環境がいい。しかし、このような環境は希である。多くは、一般学生と同じ環境で勉強をする。文武両道である。

期待されて入部するが期待に応え活躍する選手はそう多くない。プレッシャーに負ける選手がいる。そういう選手達は必ずと言っていいほど「怪我やスポーツ障害」を原因で挫折する選手が多い。

そのような選手の治療していると、怪我や身体的障害はスポーツを断念するような原因になっていることは少ない。スポーツを断念せざる得ない原因はほかにある。

必ずみられるのが「感情的ストレス」が絡んでいる。指導者との練習方法や理論の違いによる不信感。同僚のねたみ、先輩からのいじめ、勉強との両立ができないなどなど。

このようなストレスを抱えて練習をするのは危険である。身体的なケガはもちろん精神的にも落ち込んだりする。精神的な問題を抱えると一生のこととなることもある。実際にそういう患者さんもきている。

期待されて入学し途中で部活を断念した選手の多くはケガや障害を原因とし、更にお医者さんで治らないとか、安静にしなさいとかいわれることは、選手の逃避感情をあおるようなものである。このような助言は解決策にはならない。

治療家はケガや障害の背景になにが存在するのか本質的な部分を見ることが、選手の障害を治療することになる。痛い部分だけ診ていると治しきれない。

拳骨



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