田園

　小牧市大草の里。緑の絨毯を敷き詰めたように東西に広がる稲田は力強く育っている。
　遥か東方には猿投山がなだらかな稜線を見せている。南方の小高い山並みは守山区の小幡あたりだろうか。
　その手前には王子製紙の高い煙突がかすかに見える。（ホームから南方を望む）
　

真すぐに伸びた道

　福厳寺(ふくごんじ）　所在地　小牧市大草　創建は室町時代（15世紀）。
　山門を潜ると広い砂利敷きの庭を貫いて、一本の石敷きの道が本堂へ向かって真っすぐに伸びる。
　あたかも、仏のみ教えを象徴しているかのように。
　

夕焼け

　ホームの窓辺に寄り添って、ふと西空を見ると茜に染まっていた。地上ではまだ蝉の声が喧しい。
　

囲碁のお相手が出来た

　囲碁のお相手をして下さる方が出来て、持て余している余暇が埋まって、この頃楽しみだ。
　お相手は同じホームの先輩入居者である。初対局の時は力のほどは全く分からなくて戸惑った。
　まずは私が先で打つことになった。勝ったり負けたりで、私が大負けすることもあった。
　月、水、金の対局日に毎日2番づつの対局がしばらく続いた。お相手の気心も手筋も、
何となく分かるようになり、落ち着いて打てるようになった。
　お相手の心遣いもあるに違いないが、この頃の戦績は勝敗だけで言えば5分5分と云ったところだ。
　更なる今後のご指導を願って已まない。
　

宵のひと時

　窓辺のチェアーに腰を下ろして、窓外に広がる町の灯をぼんやり眺めていると、網戸を通して流れ込む冷気が心地よい。
　何は無くても幸せを感じるひと時である。今日も一日が穏やかに過ぎた。歳を取ったが元気に生きよう希望を持って。