残照日記

 趣味の囲碁、探鳥、カメラ、木工を中心に日々のできごとを綴る

年寄りの冷や水

2021-08-29 13:12:30 | 日記
 今日から丁度1週間前の出来事である。自転車に乗っていて歩道上で転び怪我をした。怪我は幸い左腕の肘関節の擦り傷で済んだが、なかなか出血が止まらなかった。
 通りがかった方が4人がかりで応急手当をしてくださった。傷口をちり紙で押さえて暫くして血は止まった。そして、入居中のホームへ電話を入れて下さった。
 無理な遠出が災いの元だ。日曜日で時間がたっぷりあったので片道1時間余りの本屋さんまで出かけたのだ。
 帰り道、ホームまで後20分位の地点でハンドルがぐらつき転げてしまった。
 行きずりの見知らぬ人からの温かい思いやりに私は感激した。また、私の不注意で他の人の貴重な時間を奪ってしまったことを悔いた。
 御恩は一生忘れまい。
 日常生活に大変不便を来すが、当分の間自転車に乗るのは自粛だ。




 

終戦の日

2021-08-15 13:36:25 | 日記
 今年も終戦の日が巡ってきた。日本が米英と開戦した年、私は19歳だった。まだ学生だったが勤労動員されて東京中央電信局で通信の仕事に携わっていた。終戦の詔勅は通信機械室の一隅で、軍事教練で教わった「おりしき』の姿勢で拝聴した。
 放送は音質が悪く内容は全く理解できなかった。放送が終わると誰いうともなく、戦争に負けたのだとの説明が広がった。
 私は国力の差からして米英に勝てるとは思っていなかった。米英との戦に敗れ、大勢の赴くまま、遅かれ早かれ戦場に散るしかないと諦めていた。
 ところが、私の未熟な頭では考え及ばなかったことだが、降伏申し入れと云う日本の決断によって、その後の展開は180度転換したのだ。
 その時の私の心境を率直に言えば、絶望から生きる希望への復活であった。

夕映え

2021-08-05 19:05:21 | 日記
 何回も何回も試してみるが失敗作ばかりだ。実際の風景は実に素晴らしいのに。
 夕日は今まさに鈴鹿連峰の向こうに沈もうとしている。
 小牧基地の自衛隊機が1機ご愛嬌を添えている。 (ホームから西空を望む)