残照日記

 趣味の囲碁、探鳥、カメラ、木工を中心に日々のできごとを綴る

正心誠意

2011-09-28 12:04:41 | 日記・エッセイ・コラム

 9月28日(水)、さきに本欄で野田総理が所信表明演説で使った「正心誠意」の言葉について、4字熟語としては広辞苑にも字源にも載っていないと書いた。ところが昨日の朝日の夕刊を読むとその出典が明らかにされていた。勝海舟の「氷川清話」にあるという。海舟は「政治の秘訣は、ほかにはないのだよ。ただ正心誠意の四字しかないよ」(政治今昔談の章)と語っているそうだ。


老人の日のもらいもの

2011-09-21 16:45:09 | 日記・エッセイ・コラム

 9月21日(水)、老人の日に長男の嫁さんからNTTドコモのフォトパネルを貰った。フォトパネルは一言でいえば携帯電話の端末の一種である。9インチのディスプレーを備えていて携帯電話やパソコンから送られてきた写真が表示される。新しい写真が送られてくるとランプが点滅して知らせてくれる。ボタンを押せばそれが写し出される。携帯のカメラで撮った、撮りたての写真が即座に受け取れる。また、時計やカレンダーも表示できる。老人世帯の見守りにも使える。送った写真が何時までも開かれないといったとき、異常はないか確認の電話を入れるといった使い方だ。              


用字用語考

2011-09-16 09:40:21 | 日記・エッセイ・コラム

 9月16日(金)、野田新総理の所信表明演説の中で使われた「正心誠意」の用語を見て、私は何となく違和感を覚えた。「誠心誠意」と書くのが正しくは無いかと思ったのである。岩波の広辞苑によると誠心誠意という4字熟語はあるが、正心誠意という熟語は見当たらない。正心と誠意の二つにばらして同辞書に当たってみると「正心」は心を正しくすることとあり、「誠意」は私心を離れ、曲がったところのない心で物事に対処する気持とある。2字熟語を重ねて使ったものと解釈すれば何の問題もないことが分かった。蛇足ながら、正心とう漢字は比較的新しい言葉とみえて、「字源(簡野道明著角川書店昭和51年発行)」には載っていない。


放送録画のコピー規制

2011-09-08 10:41:31 | 日記・エッセイ・コラム

 9月8日(木)、放送がデジタル化されて以来、放送番組の録画のコピー規制が強化された。規制には2種類あり、コピーワンスとダビング10だ。前者はコピーはしてもいいが、他の媒体にコピーした途端に元の媒体の録画は消されてしまう。後者はコピーが10回まで許されるが、10回目のコピーでは元の録画は消されてしまう。基本的に地デジの録画はダビング10で、BS,CSの録画はコピーワンスである。BS,CSの録画制限は極めて厳しい。私は囲碁が好きで囲碁番組をよく録画するが、いい番組の録画を親しい友人に見て貰おうとしてもこれでは誠に不自由である。録画したものは個人利用に限るという原則にのっとているのだそうだが、もう少し幅を持たせてくれないものかと残念に思う。ガードを破る方法の解説書が書店の店頭に沢山並んでいるが、それを一読して思うことは大変な手間暇がかかり、成功する保証もないことだ。