残照日記

 趣味の囲碁、探鳥、カメラ、木工を中心に日々のできごとを綴る

通院に付き添う

2009-05-28 23:33:18 | 日記・エッセイ・コラム

 5月28日(木)、今日から愚妻の2か月に1回の通院に付き添うことにした。足元もおぼつかなく、おぼえも悪くなってきたからである。家内は名古屋市内の中日病院に通い始めて、かれこれ20年になる。不整脈を診てもらっている。主治医の先生はかかり始めたころ医長であったが、今は病床93床を備え、職員221人を抱える病院の院長先生である。病院運営の最高責任者に就かれてからも臨床の仕事はずっと続けておられる。
 今日は11時半の予約で診察が済んだのは12時を回っていた。診察の結果、血液検査をすることになった。家内が手の指に出来た皮下出血を訴えたからである。看護師さんの説明によると、検査結果が判明するのは採血後40分かかるという。それまで待合室でお待ちくださいとの指示だ。午後1時頃、看護師さんが呼びに来て、これから先生の説明があるという。もう、午後の診察時間に入っている。診察室に入ると間もなく、なんと午前担当の院長先生自身のお出ましではないか。説明役は午後担当の先生だとばかり思っていた私はビックリした。病院の最高責任者として体がいくつあっても足りないほどお忙しい筈なのに、最後まで面倒を見ようとする先生の姿勢に深い感銘を受けた。


あなたの余命は後何年

2009-05-24 15:57:01 | 日記・エッセイ・コラム

 5月24日(日)、最近、世界保健機関(WHO)が09年版の世界保健統計を発表した。07年時点での日本人の平均寿命は83歳で、前年までに続き長寿世界一の座を維持したとある。これを読んで、俺は今70歳だから、後13年の命かなどと早合点してはいけない。平均寿命と言うのは、オギャーと生まれたばかりの赤ちゃんが何歳まで生きられるかを示した数字に過ぎない。現年齢別の平均余命はもっと詳しい生命表を見なければならない。
 現在83歳の私の平均余命は何年か。その表によるとまだ7年残っている。ついでに、代表的な年齢について平均余命を挙げると、男性は、65歳で18年、70歳で14年、75歳で11年、80歳で8年、85歳で6年、90歳で4年と出ている。


吹きだまり

2009-05-22 21:55:15 | インポート

 5月22日(金)、我が家の庭は風の吹き溜まりになっていると見えて、いろいろとつまらん物が舞い込む。ビニールの空き袋は何時ものこと。何時だったか、西瓜程の大きさのプラスチック製の毬が池に転げ込み、クリーナーの水に打たれてくるくると回っていた。また、今日は今日で皮膚の腫れものを押さえていたとおぼしき、黄色ばんだガーゼの切れ端が見つかった。こんな物に庭の中を舞い歩かれてはたまらんので、松葉ばさみで摘まんで町内のごみ出し場に置いてきた(ちょっと不道徳だったかな?)。夕餉時、たまには、一万円札でも舞いこまないかなと呟いたら、家内から、すかさず、その時は交番に届けなければとたしなめられた。


世界携帯市場での日本企業の完敗は何故

2009-05-20 22:18:12 | 日記・エッセイ・コラム

 5月20日(水)、今日の日経夕刊によると、東芝が携帯電話機の国内生産から撤退すると報じている。東芝だけのことではない。日本の携帯電話生産会社は、世界市場に於いて、軒並み販売競争に敗れている。技術に強い筈の日本が携帯電話機だけは完全に失敗した。ソニーは例外だが、これとて外資系企業との合弁での話である。日本の携帯電話機が何故世界に通用しないのか。技術の優秀さと市場性は別だと言ってしまえばそれまでだが、私がかねがね抱いている七不思議の一つである。


碁友Mさんは省エネ型

2009-05-19 10:43:18 | 日記・エッセイ・コラム

 5月19日(火)、5年来の碁友Mさんの日常の行動は省エネ型とお見受けする。省エネと言っても環境に対する省エネと自己自身の省エネの二通りあるが、ここでの話題の対象は後者である。Mさんとは方向が同じで、ドコモ囲碁クラブの帰途、地下鉄でよく一緒になるが、エスカレータやエレベータを利用した近道を初めて教えてくれたのはMさんである。私は体の運動のためもあって、できるだけ歩くようにしているので、それまで近道には関心がなかった。急ぐときや疲れているときには、近道は至極便利で、以後、ときたま利用している。
 ところが、省エネ型のMさんが一旦、碁石を握ると人が変わる。惜しみなくエネルギーを注ぎ込むのである。熟考の末の一手に、私も苦杯をなめたことがしばしばある。そのMさんに私が先を急がされることが偶にある。私はMさん以上に長考型であるようだ。