残照日記

 趣味の囲碁、探鳥、カメラ、木工を中心に日々のできごとを綴る

仲秋の月

2013-09-19 21:52:17 | 日記・エッセイ・コラム

 9月19日(木)、今夜は仲秋の名月。くら暗の東の空に煌々と輝く満月が懸かった。写真は私のフィールドスコープで捉えた月の素顔です。昔の人は豊かな想像力でこれを兎の餅つきと説明した。

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何処へも連れて行かなかった

2013-09-17 09:40:04 | 日記・エッセイ・コラム

 9月17日(火)、家内は今認知症を患っている。栄養摂取は専ら栄養ドリンク(エンシュアリキッド)とプリンからだ。ご飯類は全く食べられない。食事の時には、おぼつかない足取りで起きてきて食卓に着く。時々小声でなにやら呟いている。耳を澄ますと「何処へも連れて行かなかった」と聞こえる。思えば結婚は戦後の混乱期で新婚旅行は省いてしまった。現役時代は仕事専一で旅行どころではなかった。妻の呟きに私の心は疼く。だが今となっては取り返す術はない。現在の家内には旅行に行く体力も気力もないのだ。


趣味の日

2013-09-14 11:26:51 | 日記・エッセイ・コラム

 9月14日(土)、毎週金曜日は趣味の日と決めた。この日は、病床の家内の昼食の介助はヘルパーさんに任せ、昼間は午前、午後にわたって外出できるようにした。外出の目的は主に囲碁クラブへ行くのと野鳥観察だ。昨日は行きつけの囲碁クラブで約1年ぶりに本格的に打った。戦績は4戦全敗と惨めな結果だった。実戦から久しく遠ざかり、戦略の判断がだいぶ鈍っているようだ。野鳥観察の当面の狙いは伊良湖岬の鷹の渡りだ。今月下旬から10月上旬にかけて南方へ帰る鷹の渡りが見られる。鷹は岬の上昇気流に乗って旋回しながら上空に達し滑空しながら南方を目指す。ここで見られる鷹類はサシバ、ハチクマ、ツミ、ハイタカなど多彩だ。