10月10日(木)、今年の冬は野鳥観察のフィールドを北設の山地に拡げようと考え、ちょっと早いが車のタイヤをスタッドレスに履き替えた。最初、行きつけのガソリンスタンドで費用を見積もってもらったら、約12万円かかるという。道楽にかける金としてはかかり過ぎだ。あきらめようと思ったが、まてよと、バードウオッチングの先輩、D先生に話してみたら、それは高すぎる。ネットで値打ちなものを探してみたらと勧められた。ご親切に推奨の商品名まで教わった。早速、ネットで検索して見たら、手の届きそうな安いものが見つかった。タイヤとホイール各4本のセットで6万2800円。4200円追加すると取り付けまでしてくれるという。今日はその納品日。午前中に取替え作業も終わった。
10月5日(土)、昨日は伊良湖へ行ってきた。鷹の渡りを見るためだ。午前9時に出発し着いたのは11時半だった。恋路が浜の駐車場では、渡りを撮影しようと既に十数人がカメラを構えていた。私は暫く空の様子を見ていたが鷹の群れは全く認められない。カメラマンたちは手持ち無沙汰の様子である。私も駐車した車の傍らに三脚をたてカメラをセットして30分ほど待ったが遠くの空を時々2、3羽の鷹が旋回するのみで撮影のチャンスが無い。やむなく、そこを引き払い、岬の灯台へ通じる路を少し進み目の前の山頂付近を旋回する鳥を狙ったが、未熟な腕ではうまく撮れない。そこで2時間ほど粘ったが結局失敗し無収穫で帰った。私の住む春日井市から伊良湖岬まで、高速道路を使って往復で5時間かかる。鷹の渡りを是非ものにしたいが、気軽に出掛けられる距離ではない。残念だが来年を待つしかない。
10月2日(水)、今年の2月、私は87歳に達した。勤めていた会社のOB会と住んでいる市の市長さんから早々と米寿の祝いを頂いた。私はこの頃、人生の来し方を振り返り、恥じらいの思いに駆られる。倫理に照らし、それを踏み外した行いが次々と思い起こされるからである。若気の至りであったと反省することもある。利己的に過ぎたと臍を噛むこともある。思いやりが足りなかった悔やむこともある。世間から見ればこの出来損ない奴と写ったに違いない。今も身内である、認知症を患う妻から、「新婚旅行に連れて行かなかった」「観光旅行にも連れて行かなかった」「勤めを無理にやめさせた」などと旧悪を並べて責められている。懺悔の日々である。