残照日記

 趣味の囲碁、探鳥、カメラ、木工を中心に日々のできごとを綴る

呪わしきガン

2014-04-30 20:28:50 | 日記・エッセイ・コラム

 4月30日(水) 電話に出てみると、それは元職場のWさんからだった。私はNTTに40余年勤めた後、第二の職場として、清掃会社に6年間お世話になった。Wさんは現場の主任をつとめていた。誠実な人柄で部下からの信望も厚かった。お互いの退職後も年賀状のやり取りが続いていた。突然の電話にびっくりしたのだが、乳がんの再発に見舞われたとの話だ。年だから再手術はあきらめたという。聞いてみると私より一つ年下の87歳とのことだ。一人暮らしで、体もゆうことを利かなくなったので、老人ホームのお世話になることに決めたという。私は新しい住所を聞き出そうとしたが、手紙も書けなくなったので、どうぞお構いなくと断られた。電話を切った後、私は老後を生き抜く厳しさを思い、Wさんの前途に幸多かれと祈った。


失言

2014-04-26 16:51:51 | 日記・エッセイ・コラム

 4月26日(土) TPPをめぐる日米交渉に関連して麻生財務相が「国内でオバマが全部まとめ切れるほどの力はないだろう」と評した。しかも、大統領が羽田を発つ前にである。国賓として迎えながら何とも不躾な発言ではないか。菅官房長官は取り繕いに大わらわだと朝日新聞は報じている。
 失言は時として誰にでもある。凡夫の私など今も悔やみ続けているほどの失言が5指に余る。それは酩酊の上であったり、心の驕りであったり、思慮の無さであったり、状況は様々である。市井の小人の失言は世間から大目に見てもらえる。だが、高位の公人の失言は重さと影響範囲において格段の違いがあり、そうはいかない。


草むしり

2014-04-24 12:10:04 | 日記・エッセイ・コラム

 4月24日(木) 今日は暖かな陽光を浴びながら庭の草取りをした。庭木が新芽を吹くのは見ていて心が弾むが、この時季、雑草も同時に伸び始める。庭一面を覆い始めたので、今年第一回の草取りとなった次第だ。私の草取りは茎と葉っぱをむしり取るだけなので、根っこはそのままだ。一月もすると、元の木阿弥である。そして二回目の草取りを強いられる。雑草との戦いだ。3回目くらいまでは続くが、遂にこちらが根負けする。毎年秋になると雑草が子供の背丈ほどに伸びて庭を埋尽くす。そこで、半ば枯れた雑草の大草刈となるのが何時もの例である。


汗をかく

2014-04-19 21:16:20 | 日記・エッセイ・コラム

 4月19日(土) 今日はマイカーのタイヤ取替え作業をして久しぶりに汗をかいた。冬季の走行安全のため昨冬はマイカーのタイヤをウインター用に履き替えた。シーズンオフでノーマルタイヤに戻したのである。昨冬は三河の山奥へ野鳥観察に出かけようと準備をしたのだが、病妻の看護もあって、ついに行けなかった。残念だが来季を待つしかない。タイヤの取替え作業は素人のやることなので、4本代えるのちょこ3時間かかった。一番気を使ったのはナットの締め加減だ。ゆるくて走行中に車輪が外れては大事だ。かといって、締めすぎてネジ山を傷めても駄目だ。経験の深いDさんの助言を得て明日仕上げをすることにした。