日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

「3.1節100周年記念 民族の自主と平和、統一のための海外同胞大会」

2019-02-28 10:00:00 | (理)のブログ

 昨日、ついに朝米首脳会談が始まった。それに先立つ形で、2月26日に「3.1節100周年記念 民族の自主と平和、統一のための海外同胞大会」が赤羽会館で行われた。6.15共同宣言実践日本地域委員会が主管したものだ。



 行事には南や海外からも代表が参加し、歴史の節目を記念するとともに新しい時代への期待と決意を共有した。日本政府の制裁によって参加が叶わなかった北側からは連帯のメッセージが送られた。
 「歴史的なあの日から1世紀が経ちましたが、私たちは未だ先烈たちの念願であった完全な自主独立を果たせておらず、70年以上も分断と敵対の痛みの中で暮らしています。もうこれいじょう民族分断の悲劇が続いてはならず、我が民族同士ちからを合わせて自主統一を果たし、全民族の力で外勢によって強要された受難の痛みを消し去り、平和と繁栄の大路を開いていかなければなりません」…

 続いて総聯の許宗萬議長が登壇し、「今日のこの大会は、民族史に開かれる新しい時代の呼び声に応答し、歴史的な北南共同宣言の履行のため我が海外同胞たちの統一運動をさらに高い段階に発展させることにおいて重要な契機になるだろう」とのべた。

 また、南側の代表らも連帯のあいさつに立った。



 6.15共同宣言実践南側委員会のリ・チャンボク常任代表議長も「南北間で交わされたすべての協定をすべて履行することができるよう、私たちが協力しともに働きかけていこう」と呼びかけた。



 民族和解協力汎国民協議会のキム・ホンゴル代表常任議長は、在日朝鮮人の民族教育や日本との歴史的な問題について言及し、翌日に控えた朝米首脳会談についても触れながら「我が民族はこれまで、数多くの困難を克服してきました。これから開かれる変化の時代において、初めて進む道だと怯え、躊躇する人々もいるが、果敢に前に進んでいこう。その道の上で私たちは一つです」と話した。



 また、더불어 민주당(ともに民主党)のリ・ジョンゴル国会議員は「100年前、私たちの先輩方は独立宣言を発表した。その時は南と北がなかった。この間、戦争の脅威を感じながら生きてきた私たちだが、今こそ手をつなぎ、完全な自主統一を実現するための土台を作っていこう」と力を込めた。

 その後、大会の報告と海外同胞・在日同胞の各界各層代表による演説があった。



↑6.15共同宣言実践米国委員会のシン・ピリョン代表委員長



↑6.15共同宣言実践中南米地域委員会のチョン・ガッパン常任代表



↑6.15共同宣言実践ヨーロッパ地域委員会のソン・ギョンソク常任共同代表



↑在日韓国民主女性会のキム・ジヨン会長



↑東京朝鮮中高級学校 高級部2年生のピョン・スンジュンさん



↑平和統一協会のリ・ドンジェ会長

 最後に、海外同胞大会の参加者らの思いを集めて決意文が採択され、
1.民族自主、民族自決の原則、「我が民族同士」の立場を固守し、民族共同の新しい統一里程標である歴史的な板門店宣言と9月平壌共同宣言を履行するための運動を積極的に展開していく
2.南北の同胞たちとともに、朝鮮半島の平和の主人であるという自覚を持ち、外勢による干渉や対立構造の助長を断罪糾弾し、朝鮮半島の平和実現を要求する多様な運動を積極的に展開していく
3.すべての海外同胞たちを統一運動に携わる一員とし、民族の和解と団結を深め、南北間の協力と交流を全面的に拡大・強化していくため特色ある取り組みをしていく
4.祖国統一に向けて進む南北関係の改善と、平和と繁栄の絶好の機会を逃すことなく、自主統一のための望ましい法案を模索し、これを実現するまで力強くたたかっていく
5.日本当局が朝鮮民族に犯したすべての悪について謝罪し清算するときまで、力強くたたかっていく

の5つの課題が共有された。















 第2部の文化公演にはさまざまなアーティストが登場し、統一への希望を感じさせる明るい演目を披露した。(理)



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