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日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

ウリウリコッポンオリフェスティバル2016へ!

2016-05-27 10:03:33 | (愛)のブログ
先週日曜日、東京青商会主催の「ウリウリコッポンオリフェスティバル2016」に家族で出かけました!

午前10時50分ごろ晴天日和の中、会場に到着してみると、すでにオモニたちがグラウンドの一画で屋台をだしてました!
そこには母校、長野朝鮮初中級学校のオモニ会たちが作ったチョゴリタンブラーが20個限定で売っていたので、迷わず購入。

ひとつひとつ手作りで作られたものは味わい深くておしゃれで可愛いです。

幼馴染の同級生のオンマも屋台でフル稼働、手際よくチジムを焼いていたので思わず購入。お腹を少し満たしてから遊びに回りました。

まず向かったのは、動物ふれあいコーナー。白ヤギ、イヌ、ヒヨコ、ハツカネズミ、カモ、ウサギ、モルモット、アヒル、シチメンチョウ、チャボなど、たくさんの動物たちがおり、抱っこをしたり、餌をあげたりできました。

七面鳥が思ったより大きく、鳥が苦手な私は外で待機。子どもは満面の笑みで抱っこしたり、餌をあげたりを楽しんでいました。

次に遊戯コーナー。色んな遊具やボールプールがあり、子どもたちがたくさん戯れていました。ボールプールは皆のあまりのはしゃぎように、少したじたじ。。。

続いては、参加型ブースへ移動。グルーデコや、パティシエ体験など、様々な体験ができます。
子どもはバルーンアートの教室で、剣をリクエスト。あっという間にかっこいい剣をバルーンで作ってくれました!
私はネイルブースでかわいいネイルをしてもらい、何だか得した気分に。

会場にはコッポン、セサギ、シアリなどのキャラクターもいて、子どもたちの人気者でした。

結局また動物ふれあいコーナーに戻り、子どもはまた動物を抱っこ。14:00の終了までずっとうさぎやモルモットをナデナデしていました。
子どもが産まれてからは毎年ウリウリコッポンオリフェスティバルに行ってますが、動物コーナーは初めての体験!普段ふれあえない動物に気軽に触れることができるのはとても有意義でした!

子どももたくさん楽しめて、オンマアッパも楽しい、そんなフェスティバルでした!
また来年もあれば、ぜひ行きたいと思います。(*^_^*)(愛)

同胞医療人たち

2016-05-16 10:25:13 | (愛)のブログ
明日、イオ6月号が納品されてきます。
6月号の特集は「担う・支える・医療人」と題して、同胞医療人たちを紹介、そして在日本朝鮮人医学協会の活動についても紹介しています。
今回、特集デザインを担当しましたが、第一線で活躍する同胞医療人たちの高い志にとても感銘をうけました。

救急医療の現場で働く看護師さん、町のかかりつけ医で地元の人たちから慕われているお医者さん、
自身の仕事で忙しいにも関わらず傍ら学校保健の活動などにも精を出している姿などに、尊敬の念を抱きました。

私自身、子どものときから体が弱かったこともありお医者さん(日本人)にはとてもお世話になってきたので、
今回の特集は同胞の中にも普段から人を救う現場に携わっている方がたくさんいるということを知れたとともに、
普段語られない医療人たちの活動も知ることができ、面白かったです。
そして私はまんまと風邪をひき、地元のお医者さんに早速お世話になってきました。
医療に携わる方々には本当に頭が下がる思いです。


表紙も特集に合わせ、渋いデザインで作って頂きました!
明日、お見せできると思います。

月刊イオ2016年6月号もぜひお手にとってみてください!(愛)


本の紹介「なるほどデザイン」

2016-05-02 09:00:00 | (愛)のブログ
今日は本の紹介をしたいと思います。
「なるほどデザイン 目で見て楽しむデザインの本」、
デザインに関する良書です。
タイトル通り、デザインに関する知識を目で見て楽しみ学ぶことができる本です。
この本の中で紹介されている「デザイナーの7つ道具」という章が特に秀一で、(ふむふむ、なるほどなるほど)とデザイナーとして大切な考え方について、目で楽しく見ながら学ばせてくれます。
この本はデザイン初心者の方からベテランまで、もう一度初心に戻れるようなそんな本です。
デザインに関して興味ある方も楽しく読むことができます。
少しでも興味ある方はぜひ読んでみてください。楽しくデザインについて学べると思います。

世間はGWですね。中には10連休なんて方もいるそうで羨ましい限りです。
私自身は、今日も出勤日ということもあり行き帰りの電車も混んでることなので実家に帰るのは諦めて、東京でゆっくり過ごすことにしました。
今日頑張って目一杯働き、明日からの3連休楽しみたいと思います。
読者の皆様もGW、お気をつけて楽しんでください。(愛)

表紙制作裏話

2016-04-20 09:00:00 | (愛)のブログ
イオ5月号が完成しました!
ネット上にも昨日表紙をアップしたので、ご覧になられた方も多いかと思います。

今年度からは表紙制作をグラフィックデザイナーである許相浩さんにお願いしております。
1月号から様々な、毎号違ったテイストのデザインで作って頂いています。

許相浩さんは元朝鮮新報社のOBで、自分の姉の上司だったこともあり、私が学生時代新報社のビルに遊びに行くといつも優しく迎えてくださいました。
姉もデザイナーとしてとてもお世話になったということで、こうして私が今度は一緒にお仕事できることに不思議な縁を感じています。

5月号の特集は「STOP! ヘイトスピーチ~共に生きる社会を目指して」という難しいテーマでお願いしたので、
今月号は編集部員たちと表紙を作成してくださっている許相浩さんとで、直接打ち合わせをするかたちでイメージの摺合せを行いました。

2時間程、特集の全体像、表紙としてはこういったメッセージを打ち出したいなど、お互い細かく意見を出し合って、その中から様々な案が生み出されました。
打ち合わせの際生み出されたその案たちを許相浩さんが見事にグラフィックデザインとして起こしてくださり、
ブラッシュアップしながら、いままでにない表紙を作って頂きました!

許相浩さんのこちらの要望を見事に汲んでいただく見事なデザイン力に毎回感動しています。
その点、自分はまだまだひよっこだなと反省しながらも勉強し、様々な才能を持った方々と仕事をできる喜びを感じています。(愛)


イオ5月号の校了日

2016-04-11 09:00:00 | (愛)のブログ
今日はイオ5月号の完全入稿日!

朝から慌しく作業しています。
校了日ぎりぎりに細かいグラフ作成のデータが入ってきたので、久々にソフトの参考書と睨み合いっこ。
あーだこーだ試行錯誤しながら2時間かけてやっと作成!
何年デザイン作業をやっていても、グラフ作成などはなかなか慣れないものです(^_^;)

イオ5月号の特集は特集「STOP! ヘイトスピーチ~共に生きる社会を目指して」。
特別企画は「この春おすすめ!映画&本&音楽」です。

私の今月のデザイン担当は特別企画です。春におすすめの映画&本&音楽を様々な職種の方に紹介してもらっています!
面白そうな作品たちがずらっと並んでいますので、GWなどに家でまったり紹介された映画&本&音楽を楽しむのも良さそうです!

今回表紙も、編集部員たちと表紙を作成してくださっている許相浩さんとで、細かく意見を出し合ってイメージをすり合わせて、いままでにない表紙を作って頂きました!
まだお見せできませんが、また違った印象のイオになると思いますので、いましばらくお待ちください!
イオ5月号は4月18日完成予定です。(愛)

子育ての助けになる絵本

2016-04-01 09:00:00 | (愛)のブログ
今日から4月!日本では新しい年度が始まる月ですね♪
子どもが通う園も今日から新しいお友達が増え、なんだか皆そわそわしています。

園の玄関には貸出ができるようにズラーッと絵本が並んでいます。
子どもが産まれてから、絵本をもらうことも増えたし、絵本を逆にプレゼントすることが増えました。
絵本を手にとるようになってから、その年齢ごとに合った絵本がたくさん出版されているんだな、と感心します。
それとともに、絵本の読み聞かせは子どもの想像力を大いに刺激します。
子育てするうえで、絵本というのはとてもいいものだなと実感もします。

今日は子育てするなかで自分がよく読む本を紹介したいと思います。

子どもがある程度大きくなって、夜寝ない時のおすすめ絵本として、知り合いに「ねないこだれだ?」を紹介されました。ねない子はおばけが連れ去ってしまうぞーという大人から見るとすこし過激(?)な絵本です。
最初読んだときは、なんて怖い本なんだ!とびっくりしました。
でも子どもはよくわからない「おばけ」というものに興味があって、子どものクラスでも大人気だったようです。
読んだ後はオンマのそばが落ち着くようで、ぎゅっと体を寄せて眠りにつきます。
子どもが夜寝ないので困っているという友人にもこの本をプレゼントしてみました。友人が子供に読ませたところ、「こわいからもう寝る。。。」と。効果は抜群だったようです。(^_^;)

子が1歳くらいの時は、「だるまさんが」という絵本をたくさん読みました。
単純な絵本ですが、だるまさんのコロコロ変わる様子に子どもも大喜びでした。だるまさんと同じように伸び縮みして楽しんでいました。と、同時に「あなたの歯はどこ?」と質問し、体についての名前も教えたりしていました。

子どものお気に入りの絵本はもうひとつあり、それは「ぼく、おかあさんのこと…」という絵本。
酒井駒子さんという絵本作家さんの本で、この画風が好きな私は出産前から持っていました。
うさぎくんがおかあさんがきらいな理由は、ドキッとするほど自分にも心当たりがあり、反省させられることもしばしば。
でも最後は愛情あふれる絵本です。
忙しい毎日でも、大切なことを思い出させ、子どもをぎゅっと抱きしめたくなる、そんな絵本です。

あと、トイレトレーニングの時にぴったりの本もみつけました!その絵本を読んであげると、オムツよりパンツがいい!とやる気満々になりました。
その本はイオ5月号p73で紹介する予定なので、ぜひ5月号をお手にとってみてください。(愛)

「村上さんのところ」という本を読んで

2016-03-24 09:00:00 | (愛)のブログ
先日、ようやく一冊の本を読み終えた。
「村上さんのところ」という本。
小説家の村上春樹さんが期間限定でサイトからのメールを集い、読者への質問に答えていくというもの。

集まったメールはなんと119日間で、3万7465通だというから驚きだ。
もっと驚くべきは村上春樹さんは、その3万7465通すべてに目を通し、その中から3716問の質問に答えたというのだから、すごすぎる。

書籍版はそのなかから選りすぐりの473通の質問と答えが掲載されている。

とにかく分厚い本なので、最初は持ち歩くのも億劫だったが、どんどん読み進めていくうちに、持ち歩くのが苦にならならいほど、のめり込んでいった。
村上春樹さんが、ひとつひとつの質問に、言葉を選び、丁寧に答えていく文章を読んでいると、不思議と日々のイライラが治まり、癒されていった。

質問はとにかくバリエーションに富んでいて、原発などの政治的問題から、夫婦がうまくいく秘訣、哲学的な質問などまで、丁寧に答えている。
その中には在日コリアンから寄せられた質問も2通ほどあった。詳しくはぜひ読んで欲しいのだが、村上さんの真摯に答える文章は、どれも胸に静かに染み込んでくるように、心地よい。
お気に入りの質問と答が記されているページには印をつけてしまうほど。

とにかく、読み終えてしまうのが、名残惜しいほど、読んでいて、とても癒される本だった。電子書籍版は3716問の質問に答えているコンプリート版だということで、ぜひ読みたいと思っている。(愛)

「NHKスペシャル メルトダウン▽88時間」をみて

2016-03-15 09:00:00 | (愛)のブログ
日曜日、イオで年間連載をしてくれている金すんらさんも出演するということで、
「NHKスペシャル メルトダウン▽88時間~福島第一原発・同時多発事故の全貌~」を鑑賞した。
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586732/index.html

すさまじい内容だった。
背筋が凍る思いで、テレビの前で一言も発せずテレビを見続けた。
5年前のあの日の緊張感、絶望感を今一度思い出した。

私は5年前の3月11日、家に帰れず友人宅に泊めてもらい、人もまだらでお店も閉まっている閑散とした街中を歩いて出社した。
社内のテレビはつけたままで、NHKが流す被害情報に耳をかたむけながら、仕事をしていた。
そんな中の午後15時半過ぎ、福島第1原発で水素爆発が起こったとの一報が映像とともに流れた。

「これはかなりやばいんじゃ…。」社内の誰もがテレビを凝視していた。
日にちを追うごとに悪化していく福島第1原発の緊急事態。本当に日本は終わってしまうんじゃないか、もうこの地に住めないのじゃないかと思った。


今回、このドラマを見て、改めて知ったことも多かった。
「東日本壊滅を覚悟した」と吉田昌郎所長が語った内容をドラマを通じて初めて知り、東日本壊滅を免れたのが、神がかり的な運、奇跡だったという事実にもゾッとした。

原発エネルギーは、もとから人間がコントロールしきれるものではなく、ましてや一企業に背負えるものでもない。
なのに、今の政府は変わらず原発再稼働を進めようとする。
福島第一原発の事故の事実を改めて検証し、未来の子どもたちのために何をすべきかを考えれば、一目瞭然なのに。

今回このドラマを作った制作陣に感謝したい想いだった。
5年の節目の今、忘れないよう事故の事実をちゃんとわかりやすい形で提示してくれたのだから。

明日、3月16日にも再放送をするそうです。(3月16日(水)午前0時10分~午前1時40分NHK)
まだ見てない方にもぜひ見て欲しい内容でした。(愛)




4月号の特集は「在日同胞ウェディング事情」

2016-03-07 09:00:00 | (愛)のブログ
現在目下製作中の4月号の特集は「在日同胞ウェディング事情」。
伝統を重んじながらも、時代とともに変化する在日同胞の「結婚式」事情を探る特集だ。

自分が結婚式をしたのはいまから約4年前。
初めての結婚式の準備と仕事とで、とてつもなく忙しく、満足に食事も取れず、人生で一番痩せ細った時期だった。
準備はほんっとうに大変だったけれど、それでも、自分の譲れないこだわりは全て叶えてもらい、いまでも一番キラキラした良い思い出として残っている。

結婚式本番、会場に入った瞬間、同僚たちがカメラを構えて大勢待っていてくれて、(さすが朝鮮新報社の同僚だ!)とびっくりしつつも嬉しかったのを覚えている。
きっと同胞特有のコテコテな結婚式だったけれど、皆に温かくお祝いされて全ての方々に感謝した1日で、あの時の写真をいまみても再び温かい気持ちになる。

結婚式の準備の過程で新たな出会いもあった。
その時に知り合ったカメラマンさんとは、いまも関係が続いていて、子どもが産まれた記念にも撮影をお願いした。

結婚式は人生の一大イベントであると同時に、素敵な方々とも出会える好機だとも思う。

特集では、結婚式に携わる様々な職種の方々も紹介する予定。
私は今回特集デザイン担当ではないので、出来上がったものを見るだけだと思うが、個人的にも楽しみな特集。
どのように「在日同胞ウェディング事情」も変わっているのか、ルポも合わせて掲載予定です!(愛)



「広がる“労働崩壊”」

2016-02-26 09:00:00 | (愛)のブログ
 2日前のブログで(相)さんが書いていたが、いまの日本は本当に生きづらい世の中だと思う。
 2月22日放送のクローズアップ現代で、「広がる“労働崩壊”~公共サービスの担い手に何が~」と題して、公共サービスを担う現場で、低賃金で過酷な労働に苦しむ労働者たちをルポしていた。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3773_all.html
 公立の現場で働く職場が民間に委託され、その現場で働く保育士たちが全員非正規社員となったとのこと。給料は13万円ほど。
 番組内では、「2001年以降、国が推し進めてきた構造改革が引き金になったと指摘…
 保育分野では「公営保育所の運営費が高い」と指摘され、人件費の抑制を目的とした民営化が加速。株式会社も次々に参入し、民営化や民間委託が進められました」と。
 公立から民間に委託されることで、採算が重視され、賃金カット、ブラック企業化していってしまうのは、少し考えればわかることなのに。
 保育士たちの待遇がこれでは、質のいい保育サービスを望むことすらできないと共感した。
 と、同時に子どもを安心して預けられる場がどんどん減っていっていることに恐怖すら感じた。

 テレビをみながら、公立の介護現場で働いていた友人が、どんどん都内の介護現場も民間に委託されていく現状に嘆き怒っていたことを思いだした。
 いま月9では、民間の介護現場で派遣として、いいように働かされる若者たちが描かれているが、日本の雇用現場は崩壊に突き進んでいるように思えてならない。

 私たち在日も税金を毎年支払っているが、国に支払われた税金が必要とされるべきところに使われてないなと本当に思う。
 コスト削減などは保育や介護の現場など、福祉に向けられるものではなく、不必要に配備したPAC3等に使われる経費や思いやり予算を減らしたらどうだろうかと思えてくる。

 日本の友人はどんどん福祉が崩壊しているのに、それを推し進めようとする知事を支持する人たちが多いのがなぜかと憤慨していた(石原慎太郎が知事の頃)。
 当時は2007年位だったかと思うが、友人が憂慮していたように、介護や保育の現場などの福祉全般を支える法制度がたてられることもなく、崩壊の一途をたどっているような気がしてならない。
 多摩市のように自治体ならではの模索もあるようだが、自治体単位ではなく、もっと大きな枠組みで、弱者切り捨てをやめ良質な福祉を提供できるようにすべきだと思うのだが…。(愛)


イオ3月号完成!

2016-02-18 09:00:00 | (愛)のブログ
今日、イオ2016年3月号が完成しました!
3月号の特集は「モノつくる人々」。

近年、日本の「モノづくり」の現場にあらためて注目が集まっています。
在日朝鮮人も古くから靴やカバン製造、プラスチック成型など多種多様な仕事につきながら、日本の製造業の現場を下支えしてきました。
本特集では、確かな技術力で不景気の荒波を乗り越える町工場、伝統を受け継ぐ職人など製造業に従事する同胞たちにスポットを当てました。
モノづくりに対するこだわりとプライド、競争を勝ち抜くノウハウ、事業継承のポイントにも迫ります。
/特集リードより


今回の特集には、ものづくりを基盤から支える職人さんたちが紹介されています。
去年、ドラマ「下町ロケット」が人気だったそうですが、トンポの中にも生活を豊かにするために基盤から支えてくださる職人さんがいて、
決して目立ちはしないけれど、重要な仕事をしてくださることに敬意を感じました。


そして特別企画は「トンポのための年金問題Q&A」です!

2012年、「社会保障と税の一体改革」として、国会で年金関連法が計4法成立(年金機能強化法)し、年金制度が大きく変わりました。
これにより、2014年の消費税8%引き上げ時の制度改正に引き続き、来年2017年4月予定の消費税10% 引上げ時には、受給資格期間が25年(300ヵ月)から10年(120ヵ月)に大幅短縮されます。
この改正は、現在年金を受給していない在日同胞にも大きな関係があります。さあ、あなたにも年金受給のチャンスがあるかもしれません!
/特別企画リードより


年金に関して詳しく解説しています。ぜひお手にとってみて、ご自分の年金についても考えてみてください。

今月の表紙はジオラマを使った今までとはまた一味違った可愛らしいテイストになっています。
モノづくりの職人さんたちが語る吹き出しの中もぜひ読んでみてください。

そして、<短期連載>「私が見た、韓国ろうと朝鮮ろう」が始まりました。上・中・下の三回連載でお届けします。

その他の記事では、重度の身体障害者たちが織りなす魂のパフォーマンス―。劇団態変が12年ぶりに東京公演をするということで
主宰の金満里さんにインタビューをした記事「地べたに這う、転倒の舞台 ルンタ、いい風よ吹け」や
朝鮮学校生徒たちが優勝に貢献した第21回全国ジュニア・ラグビーフットボール大会の様子、
「韓日「合意」になぜ抗うか 日本軍性奴隷制という植民地犯罪を問う」と題して金優綺さんに寄稿して頂きました。

イオ3月号もぜひお手にとってみてください!(愛)



美味しいお味噌汁を作りたい

2016-02-04 09:00:00 | (愛)のブログ
今日は本の紹介をしたいと思います。

「おくすり味噌汁114」。
レシピ本ですが、114品もの味噌汁を紹介しています。
貧血、免疫力低下、二日酔い、イライラなど、その日の体調に合わせて食べたい味噌汁たちがたくさん紹介されています。

体を温める、エネルギーを補うなどの8章に分類されており、どれも簡単に作れそうな品ばかり。
単調になりがちな味噌汁レシピを豊富にしてくれます。
お味噌汁に関するコラムもついており、正に味噌汁に特化した本!

実家で生活していたころは、母が共働きで忙しくとも、真夜中に必ず具だくさんのお味噌汁を作り置きしてくれました。
朝にはそれを温めて食べる。
体質のせいか、朝が弱く朝食もがっつり食べれらない私は、朝食はそのお味噌汁とご飯だけで充分で、それだけでも力がでました。
韓国の親戚は実家に泊まると必ず辛い味噌汁を作ってくれました。
ある日は魚、ある日はお肉、そしてたっぷりの野菜がはいったお味噌汁はそれだけでもうごちそうです。

朝の毒消しともいわれる程、お味噌汁は栄養的にも素晴らしいらしいですね。
料理が苦手な私でもお味噌汁位はちゃんと作れるように、美味しいお味噌汁を沢山作ろう!と思い、いまこの本を読んでいます。
この中にでてくる、玉ねぎとチーズのお味噌汁は意外にも美味しく、家族にも好評でした。

日々の食生活、つい考えなしになってしまいますが、きちんと栄養があって、美味しいものを食べたい、食べさせたいと思う今日この頃です。(愛)




民族名と通名

2016-01-28 09:00:00 | (愛)のブログ
イオ2月号の連載「暮らしはいま」では、「民族名、使いますか?」と題して通名と民族名に関して取材している。
上下連載なので、イオ3月号に向けて記者たちが取材をしている最中。

この記事を読みながら、自分の場合に思いを巡らせてみた。
私は昔から通名を使ったことがない。
民族名を日本語読みにして、保育園にも通っていた。
祖父は商工人だったが、同じく民族名を日本語読みにして商売をしていたし、父や母も同じである。
日本の方の取引先や、銀行にもその名前で商売をして、信頼を得ていったのを見ているので、民族名を使うのが当たり前だと思っていた。

通名というものがあることに気付いたのが小学校の頃。
授業で教えられてなのか、同級生の中で話題に上ったのどちらか忘れてしまったが、通名という存在に気付き、何気なく父に通名は何かを聞いてみた。
通名は「木村」だと聞かされたが、いままで使ったことも聞いたこともなかったので、あってないようなものだ。

ある日、園のママ友である韓国の方から、名字を変えないことによって色々な面で就職など不利なことはあったか、通名に変えたらよかったと思ったことないですか、という相談を受けた。
自分の場合は、民族名の名字を使うのが当たり前だったし、学生の頃すこーし就職活動をしたこともあったが、デザインや美術関係をするうえでは、そこから話が広がりむしろ面白がってくれたり、日本語とハングル両方の言葉を理解できることを重宝してくれたり不利になったことは一度もなかった。(ただ、家探しが大変だったが。。。)
なので、その経験を話し、日本では偏見や差別もあるけれど、二言語使えることは強みだとも思うので、私は名字変えないと思います、と話した。

個人的には、生前祖父の若い頃の植民地朝鮮時代の話しをたくさん聞いていたこともあり、民族名を使って日本で暮らすことの大切さ、意義などを個人的に重要視している部分もあると思う。
それでなくとも、何十年間もこの名前で暮らしてきて自分がいるので、「木村」という通名を使うと、あってないようなものだったので、自分が自分じゃなく居心地の悪さや気持ち悪さまで感じてしまう。

子どもも園では通称名を使わず民族名で通っているが、物珍しい名前のせいか、すぐに覚えてもらえるし、上のクラスからも可愛がられているよう。
最近では、「なまえは○○○です!」と、ちゃんと話しているのをみると、自分の名前に自信を持って言えるのはいいな、と思う。

誤解なきよう最後に言うのであれば、通名か民族名か、それは個々人の価値観や必要性にもよると思うので、特に私個人としては別段、通名を使う人を非難はしないし、気にはならない。
私個人的には、自分の名前と祖父たちから受け継いだこの苗字も気に入っているので、この名前で一生を過ごしていきたいと思う。(愛)


月刊イオ2016年2月号完成!

2016-01-20 09:00:00 | (愛)のブログ
昨日、月刊イオ2016年2月号が納品されました!


2月号の特集タイトルは「アリラン―悠久の旋律」です。

朝鮮半島はもちろん、在日朝鮮人社会でも歌い継がれてきた「アリラン」。
アリランは、激動の朝鮮近現代史とともに、日本による植民地時代の苦しみや
抵抗を象徴する歌から、統一の願いをこめた希望の歌へと進化してきた。
アリランの起源と歴史をひもときながら、
日本や朝鮮半島で生まれた数々のアリラン文化を紹介する。(特集のリードより)

アリランの一連の記事を組みながら、アリランの奥深さを感じました。
ぜひとも読んでほしい企画の一つです。

特別企画は「40年目の花園 東京朝高ラグビーを支える人々」です。
創部40年目で初の花園出場を果たした東京朝高ラグビー部、それを成しえた裏には様々な人たちのどんな支えがあったのか
4頁にぎゅっとまとめて紹介されています。

他、東京朝高ラグビー部の花園初戦の様子や
ニコン「慰安婦」写真展中止事件裁判で安世鴻さんが勝訴した記事「「沈黙」せず、表現者の自由守りたい」、
結成70周年を迎えた留学同の結成後の活動を振り返る記事「留学同結成70周年 広範な同胞学生団体として発展」、
「韓東輝×崔光徳 二人展」のレポート「油絵の重厚さ-水彩の軽快さ」、
オリエンテーリング朝鮮代表の李敬史さんの記事「朝鮮オリエンテーリング黎明期 第1回アジアジュニア・ユース選手権を観覧して」など、
盛りだくさんです!

1月号からの人気新連載「トンポの風景」、金すんらさんエッセイ「役に生きる」、ふぃおぎの絵日記 in ドイツ、暮らしはいま「民族名、使いますか?」など、連載も盛りだくさんの内容ですので、ぜひお読みください!

2月号の表紙は、グラフィックデザイナーの許相浩さんが特別企画の内容でかっこよく、斬新に作ってくださいました。
コラージュされた同胞の喜ぶ顔が印象的です^^。

イオ2月号もぜひお手にとってみてください!(愛)

年代物の切手にロマンを感じる

2016-01-12 09:00:00 | (愛)のブログ
今日はイオ2月号の最終工程日です。
先週怒濤の〆切前工程を走り抜け、今日が最終日。気を抜かずに頑張ります!

さて、この冬季休暇に実家に帰った私ですが、そこで面白い物を見つけました。
それは、昔の切手。
何でも取っておく祖母、昔手紙に付いてたであろう切手まで丁寧に剥がし、缶箱にたくさん仕舞ってあったのです。
1960年代の東京オリンピックの切手や、中国、ソ連、カナダ、朝鮮、韓国の切手など、多種多様。


1950年代の切手もありました。
それらの切手を眺めていると、その時代の空気を感じられました。
イオの何年か前の連載で、「物語る」という連載をしましたが、まさに時代物は、その物が語りかけてくれているようです。
マニアが言うように、ずっと眺めているとロマンさえ感じました。
この感動を他の家族にも伝えましたが、軽くあしらわれ、唯一父だけ賛同してくれました。こういった物を愛でるのは父の血だろうか、と少し悩みました。

いつかまた切手特集できたらいいな~と思いつつ、デザイン組むのが大変そうで、企画案をだすのを尻込みしてます(^-^;
切手でなくとも、時代物の何か企画ができればいいな~と思っています。(愛)