迷走日報。。。

競艇・競輪・オートレース・ばんえい競馬…博多の小バクチ打ちが綴るグダグダ日記です。目標は毎日更新。

Phoenix

2007年07月20日 | 競艇
【植木通彦選手が本日7月20日をもって現役選手生活を引退しました。】
引退撤回どころか、今日以降に入っている斡旋すら参戦せずの即日引退か…
せめて福岡お盆特選まで走って、地元ファンの歓声を聞いてほしかった。

吉岡稔真引退の時と違い、事前に引退決意の情報が入らなかったため、
引退レースを「過去の映像」でしか見れないというのは残念でならない。
鳴門競艇7月18日の10R、逃げて1着。このレースが植木のラストランになるのか…
引退レースも水神式もなく、植木通彦は競走水面から去る。

植木のモンキーを「フロンティアターン」と称したのは内田アナだったか。
その名の通り、植木のターンは時代を開拓するターンだった。
清水の克ちゃんをモンキーで差した総理杯SG初Vはその最たるものだろう。
40代50代の選手が幅を利かせていた当時のSG戦線を、植木・上瀧・服部らの
当時の若手選手が高速モンキーで切り裂いた。その功績は非常に大きい。

ここ十数年、植木と共に九州の双璧として活躍中の、上瀧和則(佐賀)のコメント
「引退はやめた方がいい。総理杯のFが原因なら1回の失敗は誰にでもある。
今は何を言っていいか分からない。走ってもらいたいし、引き止めたい。」
他にもいろんな選手がコメントを出していたが、上瀧のコメントが一番好きだ。
「お疲れさま」のひと言で片付けられない、長年のライバル関係が垣間見える。
不仲説すら流れた植木&上瀧だが、やっぱり良きライバルだったんだなぁ。
この2人が切磋琢磨して築き上げてきた九州地区でもあったから…

植木本人のコメント「選手生活20年という節目を機に現役引退を決意しました。
自分の描いた当初からの考えでしたので何卒ご理解いただきたいと思います。」
SG10V、記念23V、総優勝数74回、出走4500走、1着数1562勝、勝率7.58、
どれをとっても素晴らしい成績。非の打ちどころがない。
もっと植木の走りを見たかったという未練は山の如くあるが、植木本人の意思なら
諦めるしかない。誰が植木の決断を責められようか。

1競艇ファンとして言わせていただきたい。
「時代を変えた偉大なる競艇選手、植木通彦選手、今まで本当にありがとう」