満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

『蟲師』

2007-03-22 01:16:24 | 映画

皆様ごきげんよう。世界フィギュア、(織田)信成だけ見られればいいや、と思っていたんですが、プールが思いのほか空いていてひとり1コースという勢いだったので、喜び勇んでマジ泳ぎしていたら遅くなってしまい、家に帰ってTVをつけたら丁度織田信成のインタビューが終わるところだった黒猫でございますよ。

織田信成、トリプルアクセルで失敗してしまったそうで。明日のフリーは頑張って欲しいです。それにしても今回出場の選手たちはイケメン揃いですね。わたしはもっと渋い方が好みですが。(おっさんにフィギュアやらせる気か)


今日は遅くなりましたが映画『蟲師』のレビューを。

近代化以前の緑深き日本。山から里へと旅を続ける白髪の男・ギンコ(オダギリジョー)。彼は「蟲」による説明のつかない不可解な現象を解決する「蟲師」だった。「蟲」は主に自然と結びつき、人知れず山野で息づいているが、時折人に憑く。ギンコはその蟲を特定し、人を元通りに戻してやることを生業としていた。

ある日、ギンコは昔なじみの淡幽(蒼井優)から会いに来て欲しいとの便りを受け取り、途中で旅の道連れとなった男・虹郎(大森南朋)とともに淡幽のもとを訪れる。文字で蟲を封じる力を持つ淡幽だったが、自らが封じた蟲に侵食され、危機に陥っていた。
淡幽を助けるために蟲と向かい合ったギンコは、力を使い果たし意識を失う。

一方、母とふたり、激しい雨のなか山を抜けようとしていた少年・ヨキは、土砂崩れに遭い母を失い、女蟲師・ぬい(江角マキコ)に助けられる。ヨキはぬいに「回復したら出て行け」と言われるが、もともと蟲が見える体質だったヨキは、ぬいの蟲師という仕事に魅せられ・・・?

というようなお話。



・・・ええとすいません、ストーリーについては今一度公式サイト(上記リンク)を参照して下さい。上のあらすじ、ものすごく自信ないです。何か色々違うかも。

わたし、原作漫画を1巻と8巻だけ読んでいるんですが(どんな読み方?)、それにしてもちょっと話がよくわかりませんでした・・・。
原作は基本的に一話完結の短編連作です。ギンコが旅を続けながらいろんな人と出会い、蟲をどうにかしてあげる、みたいな感じ。

ですが、今回の映画は、最初のエピソードこそそんな感じでしたが、主にギンコの過去を描くことに力を入れたようです。(わたしはこのへんは知りません)
特に何も語られず始まった女蟲師・ぬい(江角マキコ)と少年・ヨキのパートが実は重大な意味を持っていました。途中まで気づかなかったよ~。

それにしても江角マキコ、なんかすごかったですよ、色々。
そもそもオダギリジョーといい、蟲師は白髪と決まっているようなんですが、その白髪が微妙で微妙で。髪型も。原作のギンコさんあんなんじゃなかろ。なんかどっちかというと鬼太郎方面です。ゲゲゲの。(なんで倒置法?)

今回、原作8巻を貸して下さり、原作を全部読んでいるというYさんにお付き合い頂いたんですが(ありがとうございました!)、そのYさんですら「ちょっとよくわかんなかった」と仰っていました。んん・・・?(笑)

何かね、最後のほうがよくわかんなかったのです。要するに「ゲド戦記1 影との戦い」的なクライマックスということでよろしいでしょうか?(敢えてぼかしてみた)
わたしが読んだ限りでは原作のギンコはもっと飄々とあっさりとしているんですが・・・。

映像は本当にすごくすごく綺麗で、蟲たちなんか触れそうなくらいの見事さでしたが、ストーリー的には万人向けじゃないよなと思いました。

脳内補完が得意な方、或いは原作を全部読んでるという方にはいいかも。
わたしも未読の部分、漫画喫茶で読まなきゃな~。
コメント
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