満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

『ナイトミュージアム』

2007-03-15 01:52:39 | 映画

皆様ごきげんよう。今月エンゲル係数高し、黒猫でございます。

遅くなりましたが、今日こそ『ナイトミュージアム』のレビューを。

何をやっても長続きしないバツイチ男・ラリー・ダリー(ベン・スティラー)。また仕事をクビになり、もっと安い部屋に引っ越さねばならないかもしれない危機に瀕していたが、同時に離婚した妻(リック・ガーヴェス)との間の子、ニック(ジェーク・チェリー)が自分をダメな父親だと認識しつつあるのを感じ、焦っていた。無職のせいか、父兄参観のことを教えてもらえなかったことにショックを受けたラリーは、職安に赴き何でもいいから仕事を、と依頼する。

そこで紹介されたのは博物館の夜警の仕事だった。
経費削減のため、ラリーは今までのベテラン夜警三人と入れ替えになるという。三人の老夜警、セシル(ディック・ヴァン・ダイク)、ガス(ミッキー・ルーニー)、レジナルド(ビル・コッブス)は、仕事を引退したらフロリダで気ままに暮らすのだとラリーに語り、引継ぎ書類を渡すと、「誰も入れるな、出すな」との謎めいた言葉を残して去る。

たったひとりで夜警に当たることになったラリーは、最初のうちこそ物珍しさからうろついたが、やがて居眠りしてしまう。ふと目を覚ました時、入り口を入ってすぐの正面に展示されていたはずのティラノサウルスの骨格が忽然と姿を消していることに気づく。不審に思いながら館内巡回を始めると、水飲み器から水を飲むティラノサウルスに遭遇してしまう。
焦って逃げ出したラリーの周りで、博物館の展示物たちは次々と動き出した。そしてそれぞれが気ままにうろつき回り始め・・・!?

というようなお話。

いやあ今のCGはすごいですね~。どこもかしこもワクワクドキドキものでした♪とても面白かったです。万人受けすると思います。ワクワク感としてはドラモン的な感じかな。

博物館の展示は全部蝋人形らしいんですが、それがとあるものが原因で動くようになってしまう、という話です。
蝋人形だった身体が命を得て動き出す時とか、不自然さがありません。すごいなあ。子どもだったら普通に信じそう。テディ・ルーズベルトが動き出すシーンは笑えますよ。お茶目~。

主役のラリー役のベン・スティラー、好きな俳優さんなのでよかったです。期待に違わぬマシンガントークを繰り広げていましたよ、猿相手に。
あとラリーの先輩の老夜警たちがもう・・・つうかディック・ヴァン・ダイクが超男前なんですけど!(笑)この人が警備員だったらわたしこの人目当てで博物館に通いそうです(相変わらず渋好み)。この三人、皆大物俳優さんなんですが、ただの脇役じゃありません。まあご覧になって確かめて頂くのが一番かと。

博物館の展示キャラたちは皆よかったです。ロビン・ウィリアムス演じるテディ・ルーズベルト大統領といい、彼がずうっと気になっているのに声がかけられずにいるインディアンの女性サカジャウィア(ミズオ・ペック)といい、西部開拓時代とローマ帝国時代のミニチュアフィギアキャラの戦争といい、みんないい味出してるんですが、何と言ってもアッティラ大王・・・!ルール無用の暴れ者ぶりに爆笑しました。言葉通じないのに、何故かそれとなく意思疎通できてるし。ラリーが彼を宥めるシーンは一見の価値アリですよ!(笑)是非見て頂きたい!

ちなみに彼、上にリンクしました公式サイトの「アッティラの部屋」でもハジケてます!会話(?)できるよ!(笑)

今回公式サイト、非常に凝っています。「あらすじ」とか「キャスト」とかじゃなくて、「夜の博物館を探検しよう!」というところで実際に入っていく感じです。面白い。
でも懲りすぎててちょっと不具合あるっぽい(笑)。何回か強制終了しました・・・。でもこれ、見るだけでも楽しいと思います。


この映画を観たら博物館に行ってみたくなりました♪最近行ってないなあ・・・。今特別展示何だっけ?