満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

かなり微妙な『東京攻略』。

2006-01-02 23:10:26 | 映画

皆様ごきげんよう。昨日の夜と言いますか今日の朝と言いますか、ついうっかりTV東京で放映されていた『東京攻略』を観てしまいました黒猫でございます。終わったら普段なら起きて色々支度している時間だったけど、お休みだからガッツリ寝ました。そしてまた昼と夜とが逆転し、黒猫は夜の種族へとまた一歩近づくのでありました・・・。

で、『東京攻略』(2000年香港)ですが・・・。び、微妙~。

香港銀行家の娘、メイシー(ケリー・チャン)は、結婚式に現れなかった日本人の恋人高橋(仲村トオル)を探しに来日するが、恋人の部屋で複数の男に襲われる。彼女に同行してきた借金取り(イーキン・チェン)に助けられ難を逃れるが、何故か追われる立場に。逃げるふたりを救ったのは、在日中国人の私立探偵だと名乗る林(トニー・レオン)だった。どうやら高橋は何か重大な秘密を持って逃げているらしく、恋人のメイシーがその手がかりを持っていると見なされて狙われているらしいのだ。香港に帰れとの忠告を退け、メイシーは高橋を探すが・・・?

というようなお話です。
キャストがかなり豪華なんですが、話としてはかなり微妙でした。
タイトルを見ても分かるように、主な舞台は日本。東京中でアンタら日本の法律は全部無視ですか的なアクションを繰り広げて暴れ回り(笑)、クライマックスはボートチェイスアクションです。そして爆発。もうね、「西部警察」かよと。イヤまあ香港映画としてはかなりスタンダードな部類に入るとは思うんですが・・・。

メイシー役のケリー・チャンと、日本に住んでいる探偵役のトニー・レオンは日本語が喋れる設定なのですが、これがまた微妙。努力は買いますが、やはり自然な日本語とは程遠かったです。日本語は学ぶのに一番難しい言語とか言われているからでしょうか・・・トニー、英語は上手なのにね?(笑)
あとおそらく脚本も香港の人だったと思うのですが、そのせいか、日本人キャストの日本語もたまに文章としてちょっとおかしい(笑)。ヤクザの親分役として阿部寛が出ていたのですが、迫真(?)の演技も何だか微妙・・・。そもそも日本のヤクザはあんなにカンフー強くないと思います(笑)。

トニーのファンとかかイーキン・チェンのファンの方がその微妙さ加減を味わいつつ観ればまあ楽しいかな、といった感じでしょうか・・・。思わず最後まで観てしまったわたしはわりとトニー好きです(笑)。

ちなみに探偵(実は警察関係者)役のトニー・レオンの助手として小沢真珠が出てました。もう牡丹と薔薇がちらついてしょうがなかったです(笑)。