満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

『RIZE』

2006-01-12 00:39:00 | 映画

皆様ごきげんよう。黒猫でございます。昨日は幻水iPodの存在を知り動転してしまったせいでそのことのみの日記になってしまいましたが(笑)、実は昨日『RIZE』という映画の試写会に行って参りました。

L.A.、サウス・セントラル。全米で最も危険な地域と言われるこの街では、子どもたちは長じてギャングになるか、それに狙われる者になるか、そのいずれかしか選べなかった。
そんな街で、子どもたちのために、ピエロの扮装をしてパーティーなどでダンスを踊る活動を始めたトミー。彼のダンスはクールなものとされ、彼に賛同して共に踊る若者が増えてゆく。一方、トミーに賛同しながらもそのスタイルから分離し、新しいスタイルのダンス「クランプ」を造り出した一派もある。彼らに一様に言えるのは、踊ることで自分を表現していること。彼らは踊る。クスリやギャングと縁を切り、この街で生きるために。
年に一度、トミー率いる「クラウンズ」と彼のもとから独立した「クランパーズ」は、観客を集めてダンス・バトルを行う。勝ち負けの評価は観客の声の大きさが決めるこのバトル。さて、今年の勝者は・・・?

というような感じの話でした。
この映画、ドキュメンタリーなのですが、治安が悪い悪いと言ってもこんなにも劣悪な所があるのかと驚いてしまいました。アメリカなのに。出てくる少年たちが「父は数年前ピストル自殺したよ。母は今刑務所」とか普通に言っているのを見て何だかうわあと思いました。しかしこの地域、それが普通のようで。そんな街でピエロを続けるトミーは凄い人ですよ。でもダンスバトルの時は「やるからには勝ちに行く。負けたらお前ら全員除名だ!」とか闘争心丸出し。・・・アメリカ人って・・・(笑)。

ドキュメンタリーなので好き嫌いは分かれるかと思いますが、ダンスシーンは一見の価値ありです。こう、趣味とかシャレでやっているのではなく、生きているから踊っているんだとでもいうような、宗教的忘我のような熱狂を感じましたよ。
とりあえず、みんな筋肉超すごい。プロレスラーとかそういうマッチョじゃない、なんかすぐにでも戦えそうなしなやかな身体つきをしている人たちの踊る姿はうつくしい。見所はそこかも(笑)。

ところでここまで書いたら昨年末に「05年私的映画ベストテンをやる」と言っていたのにまだやっていないことを思い出しました。ヤッベ。
ええと、週末にでも・・・。でもまあ、多分皆様の予想をことごとく裏切るようなベストテンになるかと思いますので、あまり期待している方もいないと思いますが。「知らねーよそんな映画!」みたいなのばっかりだったらすいません(笑)。


ここからは私信になります。

・Sさま
ひとことありがとうございます。DOD、のろのろ進めております。わたしの中で、イウヴァルドは女神の城でこれから逃げようってのに呑気に竪琴抱えて歌いだした時点からかなり気になるキャラです。この人、天然・・・?今後も期待しながら頑張ります~(笑)。

・Hさま
ひとことありがとうございます。普通のiPodの価格までお調べになるとは素晴らしい!しかしやはり高いのですね。差額分は大将バリューに間違いありますまい・・・(笑)。ま、ホントは大将の紋章・・・プライスレスと言いたいところですが(笑)。