どーも、CARトーです。
今宵は道星ブレーキの点検・整備です。
ブレーキを整備する場合、CARトーは左リヤ→右リヤ→左フロント→右フロントの順番で作業することを基本としてます。 ・・・・・何故か!
それはね・・・・ブレーキのエアー抜きをする場合、ブレーキ油リザーブタンクから遠い順に抜いて行くのが基本で、それに準じての流れ。 何事も日頃の作業から正しい作業順を身体に滲みこませると、いざという時に得はあっても損は無し! 安全は基本動作から。。。
なのでここから↓
これはブレーキ・ピストンとシリンダーの動きが渋くないかの確認。 バラス前のディスク&パッド厚さよりやや薄い垂木を挟み、ブレーキ・ペダルを踏む。 するとピストンがムニュっと出てくる。挟めた木が極薄だとピストンが抜け面倒なことになる。。
出っ張ったピストンをウォータープライヤーで引っ込め、固着がないか? スムーズか?をチェックする。これは問題なしだが、スライドピンがNG。 錆が出てきてた。。。 水が浸入したか?
ゴムのブーツに亀裂が有ったのか? キャリパー側は?
想像したとおりNG! なんやコレ!! やっぱ一部ブーツに切れ目が有りました。 錆びが浮いていた程度で侵食無しだったので、綺麗に拭取りブレーキ・クリーナーで洗浄。ちょい高い耐熱グリースをグリースUPします。
ブレーキ・パットを見たらディスクとのあたりがずれていて、外側の崖っぷちが山型状に出っ張っていたので、グラインダーでギューーンしちゃいました。
コレで変なあたり方はしないでしょう。 いよいよ組付けで左リヤ終了!と思いきや・・・・・
ブレーキ・パットをディスクからほんの少し離すのに、裏側に調整用スクリューが隠れています。 そこに4㎜六角レンチで2/3回転戻してやります。(1/2戻し派の人もおります)
右リヤは全然問題なし!!!無し・・無し!! 合格~く! 次は左フロント↓
ここもピストンの動きはバッチGood! だが・・・・ダストブーツが焼けて弾力性がほとんど無し! ・・何故か・・ フロントはブレーキ熱がものすごく発生する為。
僕らが楽しんでいる耐久レースは、せっかく出したスピードをいかに殺さずにコーナーを回るかが肝。 一旦スピードが落ちると戻すのに余計にアクセルを踏んで燃料を使ってしまう。
でもこの状態だと来年はブーツ取替えですな~っ。 破れて水が入ったら錆びちまう!
パットは2回のレース(5時間+8時間+α)で半分ちょいは残っているので今回もコレでもつ!はずなので引き続きフェード・イン!
僕らが走っているコースは↓
http://tokachi.msf.ne.jp/course-junior.php
全7個のコーナーがありその内6個が右コーナーで、しかもほとんどがブレーキをちょい残しで切り込んでいくため、左フロントが一番傷む。
∞(無限大)みたいなコースだと均等に減ってくれると思うのだが・・・何チャって。。
右フロントのブーツは痛んでいない。 よしっ!
スライドピンにはちょい高価な耐熱シリコングリースをおごってあげます。
ブーツにも。。。。
パットのカスも清掃し、
組み直し! ハィ!
来週、古いブレーキ・フルード(油)の交換をします。
この作業は一人では出来ないので、いつもR課長にお手伝いいただいております。
R課長も手馴れたもんで、説明なしで『お~ぃ、踏んでくれ~!』と声をかけたら、『あいよっ!!』と作業開始!
猿人オイルの交換もしなければ。。。。な。
じゃーね、チャオ!