拵えたもの日記

日々の料理の記録です。晩酌の時のおつまみになるおかずをメインに、時々休日のランチや朝食も。

【12/30】本日の三食:今日は赤峰流にチャレンジ

2006-12-30 20:28:32 | いろいろ
野菜を消費する年末休み第2日目。
今日は以前さいとうさんに教えていただいた百姓 赤峰勝人の野菜ごはんを参考にさせてもらいます。
大分の自然農業グループ、なずなグループを主催する赤峰さんの、野菜を中心としたシンプルな料理がたくさん載っているムック本です。

できるだけ皮は剥かない、あく抜きもしない、砂糖や味醂の甘みを使わない、そして肉類はナシで、動物性蛋白質はちりめんじゃこや桜海老、ウルメ節とたまに卵、というのが赤峯流のよう。
いきなり全部はできませんが、載っているメニューをちょっと参考にさせてもらいます。



で、まずは朝食。

本から頂いたのは、大根葉のご飯。本当はご飯は玄米ご飯なんだけど、我が家は白米ご飯です。
○大根葉ご飯
 細かく切った大根葉を胡麻油で炒め、塩、醤油で味付け。すりゴマをたくさんかけて混ぜて、ご飯に混ぜ込みます。
○小松菜とワカメの炒め味噌汁
 大根葉を炒めた後のフライパンで、小松菜とワカメも炒めて味噌汁の具にしちゃいました。
○卵納豆
○大根の皮のきんぴら

ご飯に混ざっている大根葉、すごく味がしっかりしていて辛味を感じます。大地の大根なんだけどね。
ご飯と味噌汁ときんぴらと、なんだか胡麻油風味ばかりの朝食になりました(笑)



さて、次は昼食。これは完全に私のオリジナル。

○菜花とベーコンのスパゲティ
ベーコンとにんにくをオリーブオイルで炒めて、にんにくの香りが出てきたらざくざくと切った菜花を加えて炒めます。
スパゲティの茹で汁を少し加えて塩胡椒して、茹ったスパゲティを和えて出来上がりです。
お正月を越えて一気に春ですね。

つけ合せは写ってないですが、
○大根、レタス、しめじのサラダ
がありました。



さて、そして夕飯。
今日のテーマはおうちで居酒屋、です。えっ、いつもだろうって?(^^;

○ムロアジの干物(西伊豆土産)
○葉にんにくの卵とじ
○蓮根のきんぴら
○わけぎのぬた
○千枚漬け
○大根と鶏そぼろの煮物
でした。

蓮根のきんぴらはそのまま本を参考にさせてもらいました。
甘みを使わないので、きんぴらというよりは「塩炒め」という感じ。
皮付きのまま輪切りにした蓮根を油と塩で炒め、水を少し入れて蓋をして、じっくり火を通します。
蓮根がしんなりしたところで、さらに塩と少量の醤油で味付け。すりゴマをたっぷりまぶして出来上がりです。
実はこれ、先日の我が家での宴会の時にさいとうさんが持ってきてくださった赤峰さんの蓮根がまだ冷蔵庫で元気だったので作ったんですよ。
あくを抜いてなくて皮もついたままなのに、舌に触るような嫌な感じは全然ありません。嫌な感じどころか、蓮根本来の味が伝わってきて、柔らかいのにしっかりとした歯ごたえのある、なんともいえない美味しさです。確かにこれは、甘みがないほうが絶対いい。
さいとうさん、ゆうこさん、本当にありがとうございました。

ぬたの酢味噌は、本ではカボスの絞り汁を使うところを、家にあった柚子にアレンジ。これも甘みがないために、味噌と柚子の絞り汁だけです。
すっきりとして、これもすごくいいです。酢味噌は甘いと思っていたのが嘘のよう。

葉にんにくの卵とじも、本ではにらを使っているところをあるもの利用で作りました。味付けは塩と少量の醤油のみです。
にらや葉にんにくは油で炒めると甘みが引き立ちますね。

お砂糖や味醂は、私はそもそもあまり使いません。一時期は、何も考えてなくてもどちらもなくてやってたしね。
でも最近は、きんぴらや酢味噌なんかには、入れるのがまあ当たり前かと思って何の疑問も持たずに使ってました。
で、本日、ちゃんとした材料を使うとこんなにすっきり食べられるんだ、と改めて実感させられました。
もちろん、砂糖や味醂が全部悪いわけではなくて、味をしみこませたり照りを出したりと、いろんな役目を担っているわけです。キビ糖なら精白糖のように甘いだけではないし、味醂はちゃんと作ったものならお酒として飲めるくらいだし。
だから私は完全に排除するわけではないけれど、素材を活かしてもう一度改めて考えてみようという気になりました。


さて、結構ボリュームあるように感じましたが、あっという間に食べきりました。
ご飯にシメは大根の煮物の汁をかけて。
食べることに夢中で、「居酒屋」を謳った割にはそんなに飲まなかったけどね。

ま、明日から三が日はきっと飲み続けだから、たまにはいいか。