透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

苗植えを終えた水田

2018-06-07 23:02:42 | 日記

晴れ。最低気温11.4℃、最高気温26.3℃。

苗が植えられた水田をみるのが好きだ。美しいと思いながら、車窓から眺めることが多い。この度も、「オロロンライン歴史旅」というバスツアーの帰りに目にした厚別地区での光景だった。

道央で初めて米作りに挑戦したといわれている中山久蔵。久蔵は道南で栽培されていた「赤毛」と「白髭」の苗を持ち帰って北広島の地で初めての米作りに挑戦したという。

品種改良で「石狩赤毛」といわれる、寒さに強い品種を作り出し、これを各地の農家に配り続けた結果、明治40年代には全道の水田の約8割を占めるようになったそうだ。

種モミを直播する栽培方法も寒冷地の北海道ならではのもので、試行錯誤を重ねた結果なのだろう。

北海道産のお米が美味しくなってメジャーになったのも、先人の地を這うような労苦のたまものと有難く思えたのだった。

コメント
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