♪シンガーソングライター★近井智沙子のブログ☆彡

シンガーソングライターは趣味と言い切る近井智沙子のちょっとした日常を書き留めます。

超過死亡について考えよう15

2024-02-04 | 智ぃ沙な日常
今回で15回目の“超過死亡について考えよう”ですが、11~14までは
がんの小分類についての年代別死亡数・死亡率の推移を見てきました。

減少傾向のがんや上昇傾向のがんもあるのでがん全体の死亡率としては
超過死亡を押し上げている印象はありませんでしたが、2022年の増加の
仕方が今までとは違うのが70代、80代の年代でよく見られました。

さて、今回からがんの次に多い心疾患の小分類を見て行くことにします。
まず、これまでの分析で一番上昇率が大きそうな心不全の年代別死亡数・
死亡率の推移を見てみましょう。



驚いたことに死亡数も2013年から年代順に並ぶのですね。
ですから、90歳以上の死亡率が桁違いに多いので、縦軸の目盛を変えて
80代までを表示してみます。


そうすると80代がかなり宙に浮きますので、70代までの表示に
してみますと、このようになります。


こうして見てみますと、70代は減少傾向なのに2022年でぐんと増加して
しまっているんですね。

しかし、「心不全」というのは心臓の働きが悪くなることなので、
その原因は心筋梗塞、心筋症、不整脈や先天的に心臓が弱いなど
様々なのでこのカテゴリ自体があいまいだと思うのですが、
結局その原因が特定できなくて「心不全」としているのかなと
個人的には思ったりもします。

70代以上の増加率が著しいのがよく分かりましたが、死亡率で見て
いますので高齢化が進んでいるからではないことに注意です。

単に高齢化が進んでの増加であれば死亡率で見たときは横ばいに
なるはずですから。

縦軸10万人あたり120人を最大として、男女に分けて見てみます。
まず男性の心疾患の死亡率の推移です。


次に女性です。


最後60代に差がありますね。男性は増えていますが、女性はほぼ
変わらずです。
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