♪シンガーソングライター★近井智沙子のブログ☆彡

シンガーソングライターは趣味と言い切る近井智沙子のちょっとした日常を書き留めます。

超過死亡について考えよう22

2024-03-24 | 智ぃ沙な日常
まだ超過死亡について考えようシリーズは終わりません。
これまでの分析から高齢者の死亡率が上がっているのは
明らかですが、今日は一番顕著な老衰について見ていきたいと
思います。

死因分類として「老衰」は中分類になるのですが、その大分類は
「症状,徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」
というカテゴリになります。この大分類を今まで「老衰など」と
表現しておりました。
その下の中分類は「老衰」の他に「乳幼児突然死症候群」と「その他の症状,
徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」があります。
まずこれら中分類の死亡数の推移を見てみましょう。


2005年あたりから老衰は増加し始めましたが、ここ近年は急増
しています。老衰を年代別の死亡率で見てみましょう。死亡率なので
高齢化という理由だけならグラフは平坦になるはずです。


90歳以上の人口は、すなわち分母は少ないのでどうこう言えないかも
しれないですけど、2010年くらいから上昇しています。
縦軸の目盛を小さくして90歳以上を除いたグラフを見てみましょう。


80代も2010年くらいから増加しており、2022年には上昇が加速しています。
ここまで来ると、数値的には低いですが70代も拡大して見てみたくなりました。


70代も80代と同じように2010年から増えており、2019年あたりから急上昇
しています。近年では団塊の世代を含む年代ですが、これは死亡数の推移では
ありません。死亡率の推移ですよ。

数は少ないですが、60代もじわじわと老衰が増えていることが分かります。

50代の老衰とはなかなかショッキングですが、1996年と2011年に1人ずつ
(どちらも男性)いました。

人間誰しも皆亡くなるのですが、老衰で亡くなる方がこんなに増えると
いうことはいいことなんでしょうか。原因不明の超過死亡が見られる今は
もう少しこの「老衰」を深掘りしていきたいと思います。

それから、老衰でも乳幼児突然死症候群でもないその他分類されないものに
ついても年代別死亡率の推移を出しておきます。身体に異常はあるものの
死因の分類がなされないものとは、死因の詳細不明なのかなとも思ったり
しますが、中分類の死亡数の推移でも増加傾向にあったので気になりました。


50代以下は分かりませんが、70代以上は2022年に急増していますね。
老衰でもなくこのカテゴリに入るのは一体なんなんでしょうね。

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