この夏のスペイン旅行 Vol.2

２日目（７月１１日）

50分ディレイにも関わらず、定刻より20分も前に着陸し、この日の旅程が
１時間遅れになるなーと思っていた憂いがなくなって良かった。
問題は、荷物！もう祈るしかなかった。出て来るまで結構時間はかかったけど
無事に出てきたー！！　荷物にはtransferのタグの他に｢急｣の文字入りの
単語のシールが貼られてた。ちゃんと仕事やってくれるやんChina Air！


しかし、ここからが本番。スリが多いとのことで細心の注意を払って、
とりあえずスペイン国鉄renfeのあるターミナル４へ無料シャトルバスで移動。
切符も自販機で購入し電車に乗ることができた。

途中で乗り換えなければいけなかったが、乗り換えも成功。あとは１駅乗るだけ。
無事に目的のSol駅にも到着し、予定よりも随分早く来てしまったなぁ・・・と
思っていたら、切符を通しても改札から出られない！！

えっ！？こういうときどうすればいいの？ 何度やってもダメ。
日本だったら改札の端に駅員さんいるけど、そんなブースない！！
きゃあ、ピンチ！と思ったら、改札出た先にそれっぽいカウンターがあって
それらしきスタッフさんがいる。改札内から合図をし、そばの改札でもう一度
切符を通して出られないことをアピールしたらこっちへ来てくれた。
何だかよく分からなかったけど、とりあえず通してもらえてホッとした。

その日泊まるホステルの建物自体はすぐに分かったが、受付の場所が分からず
ウロウロ。しかも別の階には違うホステルが入ってるし。でも何とかスタッフを
見つけて荷物を預かってもらえた。戸惑うことはあるものの、順調な滑り出し。
しかも予定より随分早い。さて、歩き回るぞ～！

まずは街を探索がてらスペイン王宮へ行こうと思って歩き出した。時間は
たっぷりあるので、多少迷っても構わない。マヨール広場に出た。そして、
まず90度方向を間違い、トレド広場に来てしまった。



ランチに考えていたサン・ミゲル市場も確認したかったんだけど、まぁお昼には
まだまだ早すぎるからいいでしょう。それより旧市街が見渡せる、王宮に続く
道路を歩きたかったので、このコースでも問題ない。でも、転落防止のためか
そこは大きなアクリル板が立てられていたけれど。

王宮は美しく、その前に広場に修学旅行生（？）のような若者が整列していた。
すると10時頃から長蛇の列ができた。私は外観のみの観光で終わるつもりだったので
王宮を後にし、地下鉄を利用して市庁舎に向かった。

今回、マドリードでは地下鉄もそんなに利用しないと思って1日券などのパスも
買うつもりもない。ただし、自販機で１回だけの乗車券の買い方が全くもって
分からなかった。調べ切れてなかったが、１回券だけでも電子決済カードを
購入しなくてはいけないのだ。たぶん、そういうことだろうなと覚悟し、カード代
2.50ユーロと乗車券1.50ユーロを支払った。シベレス広場に行き、以前は
シベレス宮殿だった市庁舎へ行く。中に入るのに荷物検査があった。
ＨＰでは９階の展望台は改装工事が行われているとあったが、今年の２月の末の
ことだし、行ってみないと分からないと思い、行ってみたらやっぱりその情報通りだった。
街を見渡すのが好きなので、想定内だけど残念だったね。

ふむ、これではまだお昼には早すぎるし、お腹もすいてない。とりあえず、
レティーロ公園でゆっくりするか。レティーロ公園ではこれが平日の昼間かと
いうくらい人がいた。日なたは暑いけど蒸し暑くはないので風が吹くと心地好い。
ちょっと休憩にアイスクリームを買って食べた。チーズケーキ味♪



レティーロ公園も歩き、サン・ミゲル市場へ行こうか悩んだが、地理的に近い
ティッセン・ボルネミッサ美術館へ行くことにする。プラド美術館には入るつもりは
なかった。今兵庫県に来てくれてるし(^_^;)　プラド美術館の前にはこれまた
ものすごい長蛇の列ができていた。誰かアーティストの特別展覧会が開催されている模様。

ティッセン・ボルネミッサ美術館では、モネとボーディンの特別展示があったが、
私の目的はもちろんドガ、ルノワール、カンディンスキーなど。数点だったけど
カンディンスキーとか思ったより多くて大満足。ただ歩き過ぎてさすがの私も
足の疲れがピークに達してた。時間も3時を越えお腹はとっくの昔に空いてきたし。



もうホステルのチェックイン可能時間も過ぎてるので先にサン・ミゲル市場に寄るか
迷ったけどとりあえず何か食べたい・・・サン・ミゲル市場を見つけて結構な人で
賑わってる。ここはオリーブメインのお店？オリーブの他に具材を変えていろんな
ピンチョスが並んでる。アルコールをいれるには私にとっては早い時間だったが、
今日は昼と夕食とを兼ねてよいとしサングリアのホワイトを頼んだ。そして欲しい
ピンチョスを指指しでオーダー。出されたはいいがどこで食べればいいのだろう。
写真を撮って様子を伺いながらキョロキョロしていると、お店の人が「そこで
食べないでバーエリアで食べて」と言ってくれたのでバーエリアに移動して食べた。
フードコートみたいに奥に食べるエリアがあるのだけど1人だからそこには
陣取りがたかったのだ。でも基本立ち飲みらしいしこれでよいのだ。

他にもいろいろ試したいなと思い、目についたのがブリトー屋さん。これなら
食べ歩きもできるやん。生ハムを味わってみたかったので生ハム入りのを買って食べた。
ふむ、確かに塩辛い。私はこれでも塩辛いのは好きな方だけど、それでもまだ辛かった。

別にそれはよかったが困ったことにもうお腹いっぱいになってしまったことである。
フミヤさんの誕生日だし気分的にはもっといろいろ試したかったのだが。ヨーグルトが
1ショットグラスで売られてあったのでそれをいただいてからホステルに向かい
チェックインした。

シングルルームはなかったのか、ツインルームでその分部屋は狭かったけど、
マドリードの中心地で1泊だけだし十分だった。その後再びサン・ミゲル市場に
向かったがどうにもお腹いっぱい。さっきのが塩辛かったから喉は渇いているが・・・
それでベリー系のスムージーを買って飲んだ。でもダメだ。お腹空きそうにない。
かなり歩き疲れているけどまだまだ明るいので街を歩くことにした。

明日の朝食を調達しようと思ったが、ホステルのすぐ側に24時間営業のミニスーパーが
あったし部屋には冷蔵庫がなかったので明日の朝買いに来ればいいかと思ってホステルに
戻った。この日の歩数は3万歩を裕に越えていた。