真価を問う

2016-11-14 09:01:11 | 音楽
レゲンデの譜読みを少しずつ始めている。
この曲を弾くにあたって、私なりに目標を立てた。
1つは音程を正確にとること。
もう1つはビブラート修正の道筋をつけること。

どちらも自分の一生の課題だと自覚しているし、今まで
何度も書いてきた。

とにかく手首でフリフリビブラートが直らない。
先日のレッスンでも先生から言われた。
腕からかけましょうと。

だけど、例えばその場で、
「A線2の指で腕からビブラートかける。よし、えいやっ」
って感じならできるのだ。
しかし曲中で意識が、音程、ボウイング、強弱、次の小節…、
などと、色々散漫になったら無意識に手首でのビブラートに
なってしまう。

この無意識が、またやっかいで。
ホントにどうにも直らない。
なんとかならないか。
…って、ずっと言っているけど。

レゲンデは近頃弾いた曲の中でも、音の数そのものが少ないし、
テンポもゆっくりめなので。
だからといって簡単なわけでは全くないが。
この機会に、ホントにビブラート修正の道筋をつけたいなと。
音程についても同じで。
音の数が少ない分、とにかく音程を正確に取ることに注力して
譜読み。

そんな目標を掲げて弾いていると練習になかなか緊張感がある。
音程を外して、ピリピリッ。
手首でビブラートをかけて、ピリピリッ。

…ピリピリするだけで直らないんじゃ困っちゃうけど。
自分で厳しく注意しておかないと、やっぱりダメだ。
というわけで、しばらくピリピリやってみようと思う。

あと、もう一つ付け加えるとしたら3度重音か。
この曲に多用されている。
スケールよりは弾きやすいのではないかと期待しているが。

この2年ほど、3度重音にはいつも苦しんできた。
結局、曲の中で使えなければ日々練習を積んできた意味が
ないんじゃないか?
なんのための基礎練習なのか、って話になる。
いや、できなければ単に日々の基礎練習不足ってことか…?
それも恐ろしい話だなあ。わははっ。
…笑って誤魔化してみた。

まあ、色々と真価が問われるところ。
楽しみでもあり、恐ろしくもある。

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実は私 THE BLUE HEARTS が大好きなんです。(*ノωノ) イヤン
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ビビビッと

2016-11-11 09:07:58 | 音楽
色んなことが重なっていて練習に集中できない。
娘の幼稚園の参観日が今月3回もあることとか就学のことも。
夫の仕事関係とか自分の周辺のコトもアレコレ。
わりと何でもないことでも、複数重なると弱い。

練習時間が取れないわけではなくて、なんだか気もそぞろ。
しかしとにかく、時間があるのに全く弾かないというのはナシと
思って楽器を出す。

そんな感じで気持ちが乗らないまま弾いていた。
ローデ18番。
ふっ、と。
本当に、ふっ、とした一瞬だったのだが。
弾きながら、「ああ、バイオリンが好きだ」ってビビビッときた。
私、バイオリンが好きだ、ってビビビッと。
…大事なことなので、二度書いた。

以前にも、同じようなことを書いたことがあるが。
時々こういうことがおこる。

私は義務でバイオリンを弾いているんじゃない。
バイオリンが好きで、音楽が好きで弾いているんだって。
軽い電気ショックみたいな感じで。

そんなふうに悟る瞬間て、上手に弾けたとかは全然関係なく、
本当になんでもない不意打ちでやってくる。
天啓みたいなものだ。

だからこそ、ものすごく心に残って。
そうか、私はやっぱりバイオリンが好きなんだ。
それが核心で。
この先下手なままでも私はきっとバイオリンを離さないだろう。
…なんて思う。

本当に大事なことは何なのか、忘れかけた時にちゃんと思い
出させてくれる。
だからやっぱりやめられないんだなあ。

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脳の話?

2016-11-09 09:08:39 | 音楽
時折、娘と二重奏をする。
私は音楽仲間がいないので、これまでそういう機会がほとんど
なかったので楽しい。

教本の曲から選んで一緒に弾くのだが、当然娘がメロディーを
奏でて、私が伴奏的なことをする。
私は伴奏譜から音を拾いながら、なんとなく弾いていくのだが、
バイオリンを構えていると、ヘ音記号が読めない。

ヘ音記号を読んで、その音をオクターブ上げてバイオリンで
弾く、という作業が瞬時にできないのだ。
バイオリンばかり弾いているから、ヘ音記号を忘れてしまった
のかな、と最初は思ったのだが。

不思議なもので、ピアノを弾くなら左手はちゃんとヘ音記号の
通りに動くのだ。
いや、あんまり難しいのはムリだけどね。それは最初から。

それで私は考えたのだ。
バイオリンを弾く時と、ピアノを弾く時は脳の別の部分を
使っているんじゃないかと。
だから、体はバイオリンなのにピアノ脳で弾こうとすると
頭が混乱してしまうのか?

楽器を使って音楽を奏でるという意味では同じなのに。
ちょっと不思議で面白いなと思った。

ところで、娘の発表会の曲の選曲をしていて。
教本から「二人のてき弾兵」あたりはどうかというお話。
この曲、中学生の頃合唱祭で歌っているクラスがあって。
歌詞がガッツリ頭にあるので少々躊躇している。
5歳女児が弾くには、なかなか硬派ではないか?

ただ、音楽的にはとても好きだ。
ピアノの伴奏も素敵だし。
娘は「これでいいんじゃないの」と素っ気ない。
そんなに内容云々を知る人もいないだろうか。
これにしようかな、という気持ちに傾いている。

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レッスン日記60 基礎が超大事

2016-11-06 08:55:54 | レッスン
レッスンだった。
今回はヴィタリ・シャコンヌの集中レッスン。

一度通して聞いていただく。
先生の前に立っていきなり曲を弾き始めるというのは、何度
経験しても慣れないしやはり緊張する。
弾き始めから気持ちが落ち着いてくるまでがいたたまれない。
それを想定して家でウォーミングアップをしてくるのだが。
そんなにうまいこといかないね。

弾き終えて、
「頑張りましたね。曲として固まってきました。」
と言っていただいた。
そう確かに、頑張ったは頑張った。
それから、この曲はバリエーションごとに細かく分かれた
曲なので、それらを一本の糸に通すというか。
1曲としての繋がりを意識して練習してきた。
そういう成果が出ただろうか。

で、そこから音楽的なご指導がドドドーッと。
とはいえ、それなりの期間弾いてきた曲なので、すでに
言われていることがほとんど。
音程のことも含めて、ここから一歩先というのが私には
とても高い壁だと感じる。

1時間みっちり稽古をつけていただいた。
ひととおり弾き方を確認して最終的に、
「この曲は終わりましょう」ということに。

そんなにすごく良く仕上がったというわけではないが。
私としては、わりとスッキリしている。
やるだけやって、今の自分がこの曲から学べることは
大体吸収できたのではないかと思う。

なにより、とにかく基礎が超大事ってことを痛感した。
「できているつもり」になっていることばかりだったから。
だから本当に、日々スケールや練習曲をネチネチネチネチ
やらなくちゃいけないな、としみじみ感じる。

果てしなく思うが、まあ今はこうして微々たるものでも、
少しずつ積み上げていく方向で。チリも積もれば方式ね。

というわけで、レッスンの最後に発表会の曲はレゲンデに
する旨お伝えした。
多少不安も持っていることも話したが、先生は、
「大丈夫ですよ。歌う曲なので頑張りましょう」
と言ってくださった。

私は本当のところ、
「やっぱりちょっと難しいので再考を…」
と言われるのではと思っていた。…ネ、ネガティブすぎ!
でも先生がOKしてくださって嬉しかった。ホントに。
よしよし。頑張るぞ。

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Legende

2016-11-03 09:38:58 | 音楽
発表会の曲はヴィエニャフスキのレゲンデに決めた
最後はやっぱり好きだっていう気持ちと、なかなかないチャンス
なのでピアノ伴奏で弾いてみたいという気持ちが大きく。
次のレッスンで先生にお伝えして最終確認する。

ところで先日、練習のあと娘が楽器を持って家の中をテケテケ
歩いていた。
単なる日常風景として、娘が自分の小さなバイオリンを自分の
アイテムとして違和感なく持って歩く姿。

私はそれを見て、若い頃はぼんやりした夢としか思えなかった
ことが目の前にあるんだ、と強く思った。
なんだかすごくハッキリとそんなことを自覚した。

大切なものはいつも自分のすぐそばにあって。
すぐそばにありすぎて時々見えなくなる。
自分自身のこともそうだ。
日常的にバイオリンを弾ける幸せとか。
バイオリンを含めて、ただ普通に暮らしている幸せとか。
大事なのはそういうことなのに。
私はぐちぐち言ってばかりだなあ。

…など。など。など。などと。
先日ひととおりアレコレ書いた後に、そんなことを考え省みた。

とはいえ、そういう部分も含めて自分ではあるし、聖人のように
というのは到底無理だ。
だからその分、これからレゲンデに真摯に取り組もうと思う。
燃えてきた、というのとも少し違っていて。
心の奥の方に澄んだ泉が静かに湧いているような感じ。

しばらくしたらヌオオーッと叫び始める可能性が高いが。
最初だけでも穏やかにスタートしてみた。

↓いつもありがとうございます。決めたからには超頑張ります 。(`ω´)キリッ
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