フィンガード・オクターブのこと

2016-11-01 09:13:18 | 練習
発表会のことは一旦置いておいて。
オクターブを1と3、2と4で弾くフィンガード・オクターブが
苦手だ。
1と3はまだいいのだが、2と4の指が開かない。
無理矢理小指を伸ばし、人差し指を下げてなんとか音をとる。

2と4だけオリャッと単発でやるならまだいいが、スケールや
曲中では13、24、13、24と正確かつスムーズに移動
できないと意味がない。

先日のレッスンで、13の形をキープしたまま次の24をとる
ように先生から言われた。
私は、13から24に移る時に、3の指が浮いてしまうのだ。
3を浮かせた方が2を下げられるという感覚だったのだと思う。
というか、何も考えずただ無意識にそうしていた。

13をキープしたまま24をとろうとすると、2がどうしても
高くなってしまう。
2を下げれば、4も一緒に低くなる。
指が短いのもあるし物理的に無理ではないかと思ったが。

先生が、
「3の指の形を潰してもいいのでキープしましょう」
とおっしゃった。
形としては、指先側の関節を反らせて押さえる感じ。
本当は指を潰さずに音をとるべきだが、なにをどうしても
届かないので苦肉の策といったところか。

レッスン中は、その感じがつかめず持ち帰って研究。
家で色々試して、なんとなくわかった。
確かにこれなら13をキープしたまま24をとれる。
しかし、その24のあとに、また13でポジションを上がらない
とならないわけだ。
難儀難儀。とにかく回数をこなして慣れるしかない。

だいぶ慣れてきたら、これは使えると思った。
3を浮かせるよりも24がとりやすくなった。
といっても、まだまだ完成には遠いしスピードの問題もある。
でも、ナニか掴んだようで嬉しかった。
希望みたいなものね。

主にオクターブを速く駆け上がるような時に使用するらしい。
ヴィエニャフスキのコンチェルト2番や、ヴィタリのシャコンヌ
にも目立つところに使われている。

キメないとグズグズになるが、これがやはり難しい。
難しいからキメるとカッコイイわけで。
いつか私もカッコよくキメてみたいものだ。

…まあ焦らずに。
わりと小指が取れそうに痛くなるし。
イラッとして無理矢理やるからね。
一生の間にいつかはキメられるだろう。
多分。きっと。わからんけど。地道に練習。

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