ギャラリーと図書室の一隅で

読んで、観て、聴いて、書く。游文舎企画委員の日々の雑感や読書ノート。

游文舎10周年記念猪爪彦一展「過ぎてゆく刻の記憶Ⅱ」始まる

2018年11月03日 | 游文舎企画

游文舎10周年記念は猪爪彦一さんの個展です。游文舎では2回目となる今展では「本に囲まれた特別な画廊空間」に合わせて、手作りのノートブックやドローイングをオープンスペース全体に並べた、これまでにないユニークな展示です。創作や思考の軌跡を窺うことが出来ます。画廊内も珍しい、白を基調とした油彩画が中心。楽しみながら、あるいは試行錯誤しながらの大作や習作を存分にお楽しみください。
3日午後3時より猪爪さんのギャラリートークが行われます。
コメント

阿部克志展 10月6日から

2018年10月05日 | 游文舎企画

新潟市在住の阿部克志さんの版画展が始まります。初日午後3時よりギャラリートークも行います。
138億年前、ビッグバンによって出来たとされている、我々を取り囲む歴史的宇宙。しかしもっと大きな空間、全く別の時間を持つ宇宙だってあるかも知れない。それらがパラレルに存在しているのかも知れない。それどころか全く想像できない時空、無数の次元を持った世界が無限に広がっている可能性だってある。銅版画やウォーターレスリトグラフ等にさらに独自の手法を加えた画面には濃密な神秘と夢が凝縮されています。是非ご高覧ください。10月14日まで。9日休館。
コメント

厳かに、生き生きと――猿八座高柳公演

2018年10月02日 | 游文舎企画
9月29日夜、30日午後、高柳町で猿八座公演が開催されました。グルグルハウス・今井さんらの尽力で見事な芝居小屋に変貌したギャラリー姫の井「酒の館」での「山椒太夫」に先立ち、黒姫神社で奉納公演「三番叟」も上演されました。
名勝貞観園の庭を見やりながら坂道を上って約5分、開演前から多くの人たちが集まります。観客も皆拝殿に上がり、公演前の神事を見学。座員代表や主催者代表らの玉串奉奠の後、全員がお祓いを受けいよいよ奉納公演です。
猿八座の「三番叟」は二人三番叟。五穀豊穣を祈って鈴や扇を持ち替えながら舞い踊り、「万劫年ふる亀山の苔ふす巌谷に松生(お)いて 梢に鶴こそ遊ぶなれ」という太夫の一段と力のこもった一節に合わせて舞い納めました。
余韻に浸りながら坂道を下ること5分、この上り下りこそが神域と人界とを往還する道行きなのでしょう。

会場は「酒の館」に移り、猿八座によって三段組に構成された「山椒太夫」です。
直井の浦で人買いにだまされ、安寿と厨子王は山椒太夫に買われ丹後へ、母は佐渡へと離ればなれになってしまいます。実は様々な版本のある中、佐渡が登場するのは、唯一舞鶴の図書館にあったのだとか。しかし鳴子曳きの段は、はるばる佐渡にたどり着いた瀕死の安寿が、盲となった母に、誤って打ち殺されることでやり場のない悲劇性を増幅させます。安寿への逆さ吊りの折檻や、人買いの首を切るシーンなどは人形芝居ならでは。人間の業をこれでもかとあぶり出します。それでも厨子王と再会し、地蔵の御利益で盲を快癒された母と共に都へと向かうシーンはカタルシスを与えてくれます。人情の細やかさと大胆な場面展開。説経浄瑠璃の醍醐味を堪能することが出来ました。

折しも台風二十四号接近のさなか。奇跡的とも言える無風状態で無事に公演を終了することが出来ました。
コメント

「毒素の秋Ⅳ」展始まる~24日(月)まで

2018年09月16日 | 游文舎企画
4回目となる「毒素の秋」展が始まりました。初日は出品作家全員が集合、ギャラリートークを行いました。各々の表現の根拠について問い直す機会でもあります。

コメント

「毒素の秋Ⅳ」―9月15日から

2018年09月15日 | 游文舎企画


コメント