「光の糸Ⅱ」
私事ですが、游文舎企画委員・霜田文子はこのほどパリで個展をすることになりました。
会場はパリ中心部に近いパサージュ・ショワズールの中にある「ギャラリー・ショワズール」。会期は10月5日~10日です。
19世紀初頭に作られたパサージュ(アーケードのような商店街)の中でも古い歴史を持つショワズールでの開催はとても楽しみです。
展覧会タイトルは「Au-delà de la Lumiére」
「光の方へ」「光の彼方へ」といった意味で、近年の油彩を中心に、ボックスアート、バーントドローイングの衣装をまとった小さな人形などを展示します。
「光の糸Ⅰ」
「尖った夜Ⅱ」
「迂回路Ⅰ」
「ダ・ヴィンチの卵あるいはものがみる夢(捧げ物)」
「ダ・ヴィンチの卵あるいはものがみる夢(ミニ)」
「天使のように」
2019年12月にパリでパリ在住の画家、偕子・風間・オベールさん、東京の置鮎早智枝さんとの三人展をして以来、5年ぶり、二度目のパリです。
その5年間と言えば、帰国後すぐにコロナ禍となり、さらにウクライナやガザ地区での戦争が始まり、世界が動転した歳月でしたが、再びパリに行けることを本当にうれしく思っています。そんな中、以前よりも私の作品はむしろ明るくなってきました。まさに光の方へ、手探りで向かっていきたい、そんな気持ちからです。
偕子さん、置鮎さんにも三点ずつ出品していただく他、燕市在住の倉持志宏さん、群馬県の新井三呼さんにも出品していただきます。
パリの人たちにどんなふうに見ていただけるか、パサージュの中でどんなふうに作品が見えてくるのか、期待と不安を抱えつつ、まもなくパリに向けて出発します。(霜田文子)
(誠に勝手ながら10月の游文舎の展覧会企画はありません。)