ギャラリーと図書室の一隅で

読んで、観て、聴いて、書く。游文舎企画委員の日々の雑感や読書ノート。

「TAMAMI MIZOE PASTEL DRAWING EXHIBITION」その(2)

2022年11月08日 | 游文舎企画


左「彗星の左手」 右「カーニバルの朝」

小品ながらも、視線をぎゅっと引きつける二作品です。
11月12日12時頃よりワンコイン・オープニングランチパーティーです。お気軽にお立ち寄り下さい。

11月12日(土)から20日(日)まで。ぜひご高覧下さい。

溝江碧美展「TAMAMI MIZOE PASTEL DRAWING EXHIBITION」 11月12日より

2022年11月06日 | 游文舎企画


          「ポケット」 1091×788mm


男のポケットから手が出る瞬間を描いたものです。
世界中の人の、寒さでふと人恋しくなった気持ちが合わさり具現化したのがこの男です。ポケットから金色の甘い雨がこぼれ落ち、誰かの心に届く前に消えて無くなるでしょう。会期の頃の柏崎はもう寒いだろうな。寒い港町を思い浮かべながら描きました。

オイルパステル、ソフトパステル、パンパステルを使った作品ばかりです。お越しいただけたらうれしいです。(溝江碧美)





11月12日(土)より、溝江碧美さんの個展が始まります。新潟県では初めての個展となります。
溝江さんは埼玉県在住、1989年生れという若い作家さんですが、すでに20018,2019年の游文舎「毒素の秋Ⅱ」「毒素の秋Ⅲ」に参加されています。その時は「溝江元締」という作家名を使っていられて、その若さと名前のギャップが面白かったのですが、伸びやかで大胆、ちょっと違う角度から世界を眺めたような独特の作品に、その名前がしっくりときたものでした。今展では各種パステルを使った、繊細で静謐な作品を展示しています。ぜひ時間を掛けてゆっくりと御覧いただきたい作品です。