階段を上がると真っ先に目に入るのは偕子「雲のブーケ」。コロナによる厳しいロックダウンが解除された頃。明るいピンクがその解放感をよく表わしています。左右は1940年の「パリ・マッチ」誌からのコラージュ「窓辺よりパリを見る」。
文子「風の卵」(100号、2017年)。この作品以外はギャラリーも含め、すべて2023年の制作です。
エントランスには偕子「希望への扉」
偕子「飛ぶ机」シリーズ。四つ足で踏ん張っている椅子を自由にしてあげようという、ユーモラスで不思議な作品。
ロックダウン中、アトリエに通えず自宅にあるあらゆるものを使って描いたという作品群。
「希望への扉」「野ばらのブーケ」(2021~2022年)
ロックダウン解除後の作品。「希望への扉」シリーズ、「喜び」シリーズ
「突然、地球の歴史を見せられた」 約4、5mの作品。その長さは地球の歴史を圧縮したよう。原初の地球、そして殺戮の歴史、地球外へ脱出する人間・・・・・・それらを幻視した体験をそのまま描いたということです。
文子「風の卵(光の風)」200号の大作。 いつもの「卵」のモチーフは地球にも宇宙にも成り変わっていきます。
「風の卵(息ー糸)」「風の卵(光ー糸)」(右より)
「風の卵(尖った夜)」「風の卵(褶曲)」「風の卵(迂回路)」(右より)
5月21日まで、ぜひご高覧下さい。