夕方5時頃
携帯の電話が鳴りました
昔、家を貸して貰っていた
友人のI君からでした
「この間の地震で
家は大丈夫かと思い
見に来たんやけど
ココへ来たついでに
そっちへ寄っていいですか」
と言うことで
近所の
回転すしの
「スシロー」で会いました
彼の言うところによれば
伊丹の叔父さんは
1,2年前に亡くなり
彼は
長年勤めていた
三重県の
住宅販売の会社を定年退職
半年ほど遊んでいたが
この前から
和歌山の串本で
同業種の会社に再就職している
現在の趣味は
「株」
「これが儲からんのやわ~」
とのコト
昔々
高校生、大学生の頃の彼は
絵を志していたんですが
長い間
世間の荒波を
乗り越えていくうちに
すっかり
普段
何処にでもいる普通の
”六十のおじさん”
となって生きている様子でした
彼の車(スズキ・スィフト)を
見送ったあと
振り返ってみた「スシロー」が
小雨の中
寂しそうでした